個人間融資とは?知らない相手から借入をするのは「闇金融」の恐れアリ!
個人間融資とは、銀行や消費者金融などの「金融会社」を通さない、個人と個人が直接「お金を貸し借りする」方法を指します。
個人融資が危険なのは「明確な法律の取り決め」が無いため、高利(=法定外の高い利息)で融資が行われる点です。本記事では、個人間融資の仕組みとその危険性について説明します。
目次
個人間融資、取引が行われる場所とは?
個人間融資は、ネットの匿名掲示板や「個人間融資」専門サイトで、取引が行われます。カードローン会社や銀行で融資を受ければ安心なのですが「審査が無い」という理由だけで、個人間融資を安易に利用する方が多いようです…。
しかし、最初に断言しておきますが「個人間融資」だけは、絶対に利用しないようにしてください。なぜなら、知らない相手からお金を借りるほど「危険なこと」は無いからです。
家族(親兄弟)や親戚から借りるのならまだしも、赤の他人からお金を借りるのは、あまりにも危険ですし、無防備すぎます。また、個人からの借り入れには利息の制限もなく、銀行や消費者金融で借りるのとは、桁違いの「高利」が付く可能性があります。
通常、金融業者は「返済負担の無い」数字(パーセンテージ)として、年20%以下の利息を設定します。特に、銀行や大手消費者金融は、「18%」を超える利息は設定しません。必ず「18%」を上限値にしているので、無理なく返済できるよう配慮しているのです。
しかし、違法業者は容赦なく(私たちの)財産を奪おうとします。最近は、グレーゾーンギリギリの金利で融資する「ソフト闇金」と呼ばれる業者や、個人を装った闇金融業者も多いと言います。
違法業者による、法外な利息の例
漫画やドラマ、映画の世界で「トイチ」や「トゴ」といった言葉を聞きますが、トイチとは「十日で一割の金利」を示し、トゴは「十日で五割」という法外な高利を示しています。
こうした貸付は、法定金利の年20%を遙かに超えており、業者が融資した場合は、『刑事罰の対象』となります。
上限「109.5%」個人間の利息は、恐ろしいことに…!
実は、個人間の融資は「上限利息109.5%」と決まっており、銀行や金融業者の貸付では考えられない(約5倍以上もの)高い利息が設定できるのです。
ただし、個人間の融資にも「利息制限法」が適用されるのをご存じでしょうか。残念ながら「刑事罰には問われない」のですが、年20%を超える利息については「法的に請求が無効」となります。
もしも、個人間融資で欺されそうになったら「利息制限法」を盾にして、払いすぎた利息を取り戻しましょう。
また、借金問題でお困りの方は最寄りの自治体(無料の相談窓口)や信頼できる弁護士に相談してください。弁護士の中には「借金や債務問題」を専門に扱うエキスパートが存在するので、頼りになります。
個人間融資を利用するのは、過去に「金融事故」を起こした方が多い
個人間融資を利用するのは、過去に多重債務や過去の金融事故(例:自己破産や遅延など)を起こしたため「審査が通らない」という方が多いです。
ただ(前項でも説明した通り)、個人間の融資は「たくさんの危険」が潜んでいます。利息はもちろん、面倒な金銭トラブルに巻き込まれる危険性があるので、うかつに手を出すべきではありません。
どんなに「審査が不安」でも、個人からの借り入れは絶対に止めましょう。最近は、審査が柔軟な銀行カードローンや消費者金融カードローンも増えてきています。
例えば、数年前までは年収条件が厳しかったローンも、アルバイトやフリーター、主婦でも申し込めるように、審査のハードルを下げています。こうした「新しい審査条件」を採用したローンであれば、審査が不安な方でも、受かる確率は高くなります。
メモ:どうして、個人間融資が増えているの?
個人間融資の取引が増えた背景には、総量規制の問題があります。改正された貸金業法の施行(2010年6月18日)後は、年収の3分の1を超える借り入れは出来なくなりました。このため「資金繰り」に困った人たちが一斉に、闇金融や個人間融資など「違法な貸付」を利用するようになったのです。
個人間融資に関する、トラブルや金融被害は後を絶ちません…。みなさんも違法な金融事件に巻き込まれないよう(お金を借りるのは)銀行か大手消費者金融、信販会社に限定してください。
ネットに潜む、闇金融の恐怖
インターネットは便利な反面、さまざまな危険が潜んでいます。例えば、前述の個人間融資による「違法な貸付」は、闇金融業者が関わっていることが多いです。
また、大手消費者金融だと思って申し込むと(大手に)名称が似た「偽の金融業者」だった…という事件も起こっています。
一度でも闇金融業者に関わると、法定外の利息でお金を借りることになり、返しても返しても「債務が減らない」という、魔のスパイラルに巻き込まれてしまいます。
個人間融資は「素人が善意でお金を貸してくれる」ように見えますが、実際は犯罪グループや悪質業者がグルになっていることがほとんどです。
みなさんも犯罪に巻き込まれないよう、絶対に個人間融資サイトや匿名サイトの「個人貸し付け」には関わらないようにしてください。なお、ネット犯罪については警察庁のサイトからも通報できます。
また、最寄りの警察署でも「ネットで巻き込まれた犯罪」について相談できます。被害が大きくならないよう、危険な目に遭ったときには、すぐに通報を行ってください。
安全にカードローンを利用する3つのポイント
最後に、カードローンを安全に利用する「3つのポイント」について説明します。
安全にカードローンを利用する3つのポイント
- 信頼できる銀行や消費者金融を利用する
- 申し込む前に、貸金業登録番号や「本物のサイトかどうか」確認する
- 個人間融資や匿名掲示板の融資を絶対に利用しない
①〜③について、更に詳しく見ておきましょう。
① 信頼できる銀行や消費者金融を利用する
カードローンを安全に利用するには、必ず大手銀行や消費者金融を利用してください。大手であれば(利用者の)評価も高く、安全な取引が行えます。特に銀行は、貸付金利も低く、主婦やアルバイトの方でも負担無くキャッシングが行えるのでオススメです。
② 申し込む前に、貸金業登録番号や「本物のサイトかどうか」確認する
違法業者に欺されないよう、必ず本物のサイトかどうか確認し、事業者が「貸金業登録番号」を持っているかどうか(サイト上の表記を)探してみてください。
中には、偽の貸金業登録番号を載せている場合があるので、念のために以下のページと照らし合わせて「本物の業者かどうか」確認しましょう。
③ 個人間融資や匿名掲示板の融資を絶対に利用しない
お金に困っても、個人間融資や匿名掲示板の融資は絶対に利用しないでください。理由はすべて(本記事の前半で)説明しましたが、違法業者に関わると「返済出来ない程の負債」を背負わされてしまいます。
大きなトラブルや事件に巻き込まれないよう、必ず①〜③の方法を守って、カードローンを安全に申し込みましょう。
まとめ|安全なカードローンは、大手銀行・消費者金融を利用するのが一番!
今回は、少し怖い話が続きましたが、大手銀行や消費者金融を利用すれば、誰でも安全にお金が借りられます。悪質な業者に欺されないよう、必ず信頼できるサイトから大手のカードローンを申し込みましょう。
また、本サイトでは「信頼できる大手のカードローン」のみ、厳選してご紹介しています。安全にローンを申し込まれたい方は、ぜひ以下のページを参考にしてみてください。