キャッシングしてても車のローンは組める?マイカーローン中のカードローン利用について
自動車を購入する際「一括で支払う」のが理想ですが、実際にはマイカーローンを利用される方が多いです。しかし、高額な車を購入し「ローンを利用」するとなると、月々の支払いやボーナス月の支払い負担は予想以上に大きくなります…。
自動車購入には、いくらかかるのか?
自動車の購入費用は「買うモデル」やメーカーによって大きく変わってきます。また、軽自動車と普通車では「価格が異なる」のは当たり前ですし、新車と中古車でも購入費用に大きな差が生まれます。
そこで今回は「300万円の普通車を買う」と想定し、話を進める(=自動車ローンのシミュレーションをする)ことにします。
300万円の普通車を買う場合、月々の返済費用は?
例えば、300万円の普通車を金利6%のローンを組んで購入したとしましょう。返済期間は3年、ボーナス時には年2回「10万円」ずつ返済するとします(※ 今回は、頭金無しでシミュレーション)。すると、月々の返済費用は「88,224円」で、ボーナス時の返済金額は「106,684円」となります。
以下はより詳しく、返済金額をまとめた表です。
区分 | 元金 | 利息 | 合計 |
---|---|---|---|
月額 | 2,900,000円 | 276,050円 | 3,176,050円 |
ボーナス | 100,000円 | 10,759円 | 110,759円 |
総合計 | 3,000,000円 | 286,809円 | 3,286,809円 |
自動車があれば便利ですが、月々9万円近い返済を続けるのは大変です。もちろん所得が多ければ問題ありませんが、勤め先の事情で収入が急に減ったり、不測の事態で、まとまったお金が必要になった場合「急に返済が厳しく」なることもあるでしょう…。
また、ボーナス時に約10万円ずつ返済するのも、時期によっては難しくなるかもしれません。
自動車購入には、税金や保険、車検代など「維持費」も必要!
自動車に掛かる費用は「車両代」だけでおさまりません。自動車を取得するには、駐車場代や保険、税金、車検代、ガソリン代などの維持費が別途必要です。
例えば、軽自動車と普通車で一年間に必要な維持費(平均)は以下のようになります。
項目 | 普通車 (2,000ccクラス) |
軽自動車 |
---|---|---|
駐車場代 | 約12万円 | 約12万円 |
自賠責保険 | 約1.2万円 | 約1.1万円 |
任意保険 | 約7万円 | 約5万円 |
自動車税 | 約4万円 | 約7千円 |
重量税 | 約3万円 | 約6千円 |
車検代 | 約6万円 | 約4万円 |
ガソリン代 | 約10万円 | 約10万円 |
その他消耗費 | 約5万円 | 約3万円 |
総合計 | 約48.2万円 | 約36.4万円 |
いかがでしょうか? 維持費だけでも、軽自動車で約36.4万円、普通車では約48.2万円もの費用が掛かります。これに月々「自動車ローンの返済」が加わると約10万円以上のお金を「自動車の費用」として支払うことになるのです…。
支払いが厳しい時には、カードローンを利用する人が多い
「維持費の支払いが厳しい時」には、一時的にカードローンでキャッシングを利用される方や、低金利の自動車ローンに切り替えられる方が多いです。次項では、具体的な「問題解決の方法」を見ていくことにしましょう。
自動車ローン「返済が厳しい場合」の問題解決法
自動車ローンの支払いが厳しい場合には、以下の方法で問題が解決できます。
自動車ローンの支払いを乗り越える方法
- 低金利の自動車ローンに乗り換える
- 低金利の銀行カードローンに乗り換える
- 低金利の消費者金融カードローンを利用する
1〜3について、さらに詳しく解説します。
1. 低金利の自動車ローンに乗り換える
支払いが厳しい時には無理せず、低金利のローンに乗り換えをしましょう。
現在、ディーラーから紹介されたローンや、銀行でおすすめされたローンを利用中の方は多いかと思います。しかし、自動車ローンの金利は一律ではなく、各金融機関やローン会社によって「金利の設定」は大きく異なります。
例えば、年利6.0%の自動車ローンもあれば、年1.9%の超低金利自動車ローンもあるので「金利の比較」は必ず行ってください。
また、車を購入される際には「負担の少ないローン」で支払いをしましょう。利息が1.0%でも違えば、支払いの総額は大きく変わってきます。
例えば、同じ300万円を自動車ローンで借りた場合(ボーナス返済なし、返済期間は36回とする)金利5.0%の方は、毎月「89,913円」の返済、全期間の返済総額は「3,236,857円」になります。
一方、金利4.0%の方は毎月「88,572円」の返済となり、全期間の返済総額は
「3,188,590円」になります。
金利が1%違ってくると…?
月々の支払いが厳しい方はもちろん、お得に自動車ローンを利用したい方は、より利息の低い自動車ローンに乗り換えを行ってください。
2. 低金利の銀行カードローンに乗り換える
自動車ローンだけでなく、銀行の「フリーローン」を自動車ローンとして代用できます。自動車ローンの審査が通らなかったという方は、審査が通りやすい銀行カードローンを利用し、支払いに充当されてみてはいかがでしょうか?
銀行ローンは利息が低いほか、融資額も500万円〜1,000万円と各行「高額融資」を行っているので便利に活用できます。
3. 低金利の消費者金融カードローンを利用する
低金利ローンを扱うのは、銀行だけに限りません。消費者金融でも、利息の低いカードローンが利用できます。特に、銀行系列の消費者金融は、銀行顔負けの「低金利・高額融資」で新規会員を増やし続けています。
その上(消費者金融カードローンは)審査から融資までの時間も短く、申し込んだその日の内にお金が借りられるなど、利用するメリットが多いです。
維持費や保険料、車検の支払いが間に合わない時にも、消費者金融のキャッシングを上手に利用してみてください。
【メモ】税金が遅れると、延滞金が発生! 支払いはお早めに
自動車税の納付期限に遅れると、納付期限の翌日から「延滞金」が発生します。
納付期限の1カ月までは、年2.8%の延滞利息が発生し、さらに1カ月を超えると年9.1%の遅延利息を支払う必要があります。督促の費用が高額にならないよう、自動車税は早めに支払いを行ってください。
支払いが難しい場合は、一時的にキャッシングを利用し支払うのもひとつの手です。無利息キャッシング(契約から30日間利息なしのローン)を短期間利用すれば、利息の負担もなく、借りた費用が完済できるので安心です。
自動車購入、ローン利用で気をつけたいポイント3つ!
最後に、自動車購入とローン利用で気をつけたいポイントを3つ確認しておきましょう。
自動車購入、ローン利用で気をつけたいポイント3つ!
- 収入に見合わない高額な車は買わない
- 維持費も含めて、費用をしっかり確保する
- 自動車ローンが組めない時には、無理せず他のカードローンを利用する
1〜3について、解説しておきます。
1. 収入に見合わない高額な車は買わない
いくら金利の低いローンへ乗り換えたとしても、収入に見合わない高額な車を買うのは考えものです…。支払いに無理がないよう、収入とバランスの取れた車を選び、購入するようにしましょう。
また、頭金で買うだけでも、支払いの負担は軽減できます。欲しい自動車が決まっているのなら計画的に費用を貯めて、購入するようにしてください。
2. 維持費も含めて、費用をしっかり確保する
自動車の購入費用にプラスして、余裕のある資金を確保しておきましょう。ガソリン代のほか、定期的に必要な保険料、車検代はもちろん、税金は絶対に滞納しないよう「十分なお金」を残しておいてください。
3. 自動車ローンが組めない時には、無理せず他のカードローンを利用する
自動車ローンが組めない場合は、審査の受けやすい銀行カードローンや消費者金融カードローンを上手に併用してみてください。
最近では、金利の見直しも頻繁に行われているほか、より利用しやすい「新しいローン」も増えています。貸し付け条件の良いローンも探し、賢くマイカーを購入してください。
まとめ|自動車ローンは、カードローンを上手に活用すべき!
今回は、自動車購入出来る方法を紹介しました。購入時だけで無く、返済が厳しい時にはキャッシングやカードローンを使い「支払いのピンチ」を上手に乗り越えるようにしましょう。