カードローンの単利や複利とは?お得に金利を抑える方法を紹介!
カードローンなどのローン商品の利息には「単利」や「複利」と呼ばれている利息計算方法があります。現在カードローンを利用している、または、これからカードローンの利用を考えているという人は、カードローンの単利や複利の金利の仕組みを理解し、うまくカードローンを活用できるようにして下さいね。
また、利息を少しでも抑えてお得にキャッシングする方法も併せて解説していくので、しっかりと確認していきましょう。
カードローンの単利や複利とは?
カードローンの単利とは?
まず、カードローンの単利について確認していきます。カードローンの単利とは、「元金だけにかかる金利」のことを指します。
たとえば100万円借りた場合、100万円に対してしか利息がかからない、という計算方法となっています。100万円を返済せずに2ヶ月間借りる場合の金利を計算してみましょう。
1ヶ月目
100万円 × 15% ÷ 365日 × 30日間 = 12,330円
2ヶ月目
100万円 × 15% ÷ 365日 × 30日間 = 12,330円
このように、元金にしか利息がかからないため、1ヶ月目も2ヶ月目も(元金が減らなければ)同じ利息が発生します。
カードローンの複利とは?
カードローンの複利とは、「元金 + 利息 にかかる金利」のことを指します。単利で確認したように、先ほどの100万円を2ヶ月間借りる場合を見てみましょう。
1ヶ月目
100万円 × 15% ÷ 365日 × 30日間 = 12,330円
2ヶ月目
101万2,330円 × 15% ÷ 365日 × 30日間 = 12,480円
複利とは、このように計算できます。2ヶ月目の計算式から分かるように、金利は(元金 + 発生した利息)にかかります。2ヶ月目の利息は、先ほどの単利より若干高くなっているのが分かると思います。
複利の危険性について
この複利ですが、実は利用者にとって大きな危険性があります。先ほどの複利の項目で確認したように、2ヶ月間以降の金利は、「元金と利息」にかかってくるため、1ヶ月目の利息よりも高くなっていましたよね。
この場合、2ヶ月目の利息の違いは150円程度なので少額に感じるかもしれませんが、長期間キャッシングする、または、高額なキャッシングをする場合、複利によって雪だるま式に借金が増えてしまい、気付けば返済できないような高額な借金に膨れ上がってしまう危険性があるんです。このため、複利のローンは絶対に選ばないようにして下さいね。
カードローンは単利?複利?どちらが採用されているのか
では、消費者金融や銀行のカードローンは単利か複利か、どちらの利息が採用されているのでしょうか。実はカードローンは原則「単利」で提供されています。このため、元金に対してしか利息が発生しないため、カードローンは複利のように雪だるま式に膨らんでしまう恐れはありません。
複利は貸金業法で原則禁止されている
複利自体は、実は貸金業法内で禁止されている(※)ため、銀行や消費者金融カードローンに適用されることはないんです。
※当事者間の同意がなければ複利を適用できないとされています。
ヤミ金などは複利を採用している場合が多い
ただし、違法業者である「ヤミ金」などでは、この複利が採用されている可能性があります。実は過去よりも数が少なくなったとはいえ、現在でもヤミ金などの違法業者が多く存在しているんです。
多くのヤミ金は、甘い言葉(サービス)で利用者を集め、高額な利息などで利用者からお金を騙し取り、違法に利益を上げています。
また、ヤミ金では高額な金利の他、複利が採用されている場合が多いため、雪だるま式に借金が膨れ上がってしまうでしょう。支払えなくなった借金は、ヤミ金から恐喝のような恐ろしい取り立て被害にあってしまって大きなトラブル、危険な事件に巻き込まれてしまう可能性が高いでしょう。
ヤミ金の甘い言葉には誘惑されないこと
このように、複利の利息を設定しているような違法なヤミ金に騙されないように、しっかりと注意しておいてくださいね。特に「自分は絶対に騙されない」と過信している人ほど騙されてしまう、という傾向もあるため、十分に注意しておいてくださいね。
カードローンをお得に利用するなら単利!
カードローンで提供されているキャッシングの利息は、元本(=借りたお金)だけに掛かる「単利」でしたよね。
また、この記事で単利や複利を調べている人の中には、少しでも利息を抑えてカードローンでキャッシングしたい!という人も多いと思います。そこでこの項目では、カードローンの利息をうまく抑えてお得にキャッシングする方法を解説していきます。
- 少しでも金利が低いカードローンを選ぶ
- カードローンは繰り上げ返済が基本!
- 消費者金融の無利息期間もおすすめ
- 今使っている金利が高い場合は借り換えローンを利用する
少しでも金利が低いカードローンを選ぶ
銀行や消費者金融が提供しているカードローンは単利での利息計算方法になるとは言え、比較的金利が高く設定されています。
カードローン名 | 銀行カードローン | 消費者金融カードローン |
---|---|---|
平均的な金利 | 13%〜16% | 18% |
このように、利用先の金融業者により異なるのですが、銀行カードローンと消費者金融カードローンとでは金利に違いがあります。
少しでも金利を下げて、利息を抑えてキャッシングするには、消費者金融カードローンよりも銀行カードローンの方がお得にお金を借りられる可能性があります。
ステータスに自信がある人は銀行カードローンがおすすめ
銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも金利が低い特徴がありますが、その分審査難易度は高い傾向があります。このため、現在正社員のサラリーマンや、勤続年数が5年を超えるような、ステータスに自信がある人は、低金利の銀行カードローンへの申し込みを検討してみましょう。
カードローンは繰り上げ返済が基本!
カードローンで少しでも利息を抑えるためには、毎月の返済(=約定返済)に加えて、繰り上げ返済(=随時返済)を必ず行いましょう。繰り上げ返済は、毎月の約定返済後の返済となりますが、元金だけを返済できるため、グッと借金を減らせて利息を圧縮していけるんですよね。
カードローンの返済には「残高スライド方式」などが採用されていて、毎月の返済額を少額に抑えられるというメリットがありますが、なかなか元金を減らせられない傾向があります。
ボーナス時期などには必ず繰り上げ返済を
このため、少しでも返済期間を短縮し、利息を抑えるためには、ボーナス時期などのお金に余裕があるタイミングで、必ず繰り上げ返済を行うようにして下さいね。
消費者金融の無利息期間もおすすめ
消費者金融カードローンは金利が高いというデメリットばかり気にしてしまいがちですが、実は非常に多くのメリットがあります。
- 審査基準が緩やか
- 即日キャッシングが期待
- 無利息期間が用意されている
消費者金融カードローンは主にこのようなメリットがあります。中でも注目すべきは「無利息期間」というポイントです。ほとんどの消費者金融カードローンでは、カードローン契約日から30日間は無利息でお金を借りられるんですよね。このため、短期間だけのキャッシングを希望する人は、銀行カードローンよりも圧倒的にお得にお金を借りられる可能性が高いんです。
今使っている金利が高い場合は借り換えローンを利用する
「すでにカードローンを利用しているけど、金利が高くて困っている…」という人は、単利で低金利のカードローンへの借り換えを検討しましょう。
例えば消費者金融カードローンで金利18%で借り入れている人は、銀行カードローンなどへ借り換えることで、金利をグッと圧縮できるはずです。また、銀行カードローンでは「借り換えローン」というような名称のサービスは提供していませんが、通常の銀行カードローンを借り換えローンとして利用できます。
複数のカードローン利用者はおまとめローンを使う
また、複数のカードローンを利用しているという人は、「おまとめローン」を検討してみましょう。このおまとめローンとは、名称通り、複数のカードローンを1社のカードローンへまとめることを指します。
この、おまとめローンに成功すれば、毎月の返済負担を小さく抑えられるため、完済までの計画を立てやすくなるはずですよ。ただし、おまとめローンは借入金額が数百万円という高い金額になりやすいため、審査基準がやや高くなる点に注意しておきましょう。
カードローン契約時に単利のチェックは必ず行う
この記事では、カードローンの利息の計算方法である「単利」や「複利」についてしっかりと確認してきました。さいごにもう一度確認しておきます。
カードローンの単利と複利のおさらい
ローン商品に適用される「単利」とは、借りたお金だけに掛かる利息のことです。また、「複利」とは借りたお金 + 利息 に掛かる利息のことを指します。単利であれば、借りたお金以上の利息になっていくことはありませんが、複利では借りたお金以上の利息が発生して雪だるま式に借金が膨らんでしまう危険性がありました。
カードローン契約時には契約書類をチェック
銀行や大手消費者金融カードローンは、間違いなく「単利」でサービスが提供されていますが、カードローン契約する際はしっかりと契約書類で「単利」か「複利」かを確認しておきましょう。複利である場合、借金が膨れ上がって返済できなくなる恐れがあるため、絶対に複利のローンは使わないようにして下さいね。
利息を抑えるなら必ず繰り上げ返済を
また、利息を少しでも抑えるには、急に収入があった時やボーナス時期など、お金に余裕があるタイミングで必ず繰り上げ返済を行なってくださいね。繰り上げ返済を行うと、元金をグッと圧縮できるため、発生する利息を必然的に抑えられるんです。
金利、利息の仕組みを理解して損せずにカードローンを使う
このように、少しでもカードローンをお得に利用するためには、金利や利息の仕組み、単利や複利について理解を深めて、損せずにキャッシングするようにして下さいね。また、このサイトでもお得に使える「単利」のカードローンをたくさん紹介しているので、ぜひ参考にチェックしてみてくださいね。