カードローンで分割払いは使えない! キャッシングのリボ払いの仕組みを徹底解説!
手持ちのお金が少なくなり、カードローンを利用しようと考えている方の中には「カードローンの分割払いの仕組み」や「キャッシングの返済方法」について知りたい方も多いでしょう。
そこで本記事では、「カードローンの分割払い」や「カードローンとクレジットカードの返済方法の違い」、「お得なキャッシングの返済方法」などについて詳しく解説します。
目次
カードローンでは適用されない「分割払い」の仕組み
実はカードローンでは「分割払い」が適用されません。一般的に分割払いが適用されるのはカードローンではなく、クレジットカードです。多くのカードローンでは「リボ払い」という返済方式が適用されています。
クレジットカードの分割払いの仕組み
カードローンのリボ払いを解説する前にクレジットカードに適用される「分割払い」の仕組みを紹介します。
クレジットカードの支払いに適用されている「分割払い」とは、「利用したクレジットカードのお金を何回に分けて支払うのか」を自分で選ぶ返済方法です。クレジットカードの分割払いは、「1回払い」や「2回払い」、「ボーナス払い(ボーナス時期の一括払い)」の場合、手数料無料で利用できる場合がほとんどです。
分割払いは3回以上になると手数料が加算される
多くのクレジットカードでは、3回以上の分割払いを選択すると手数料が発生します。ここで、楽天スーパーポイントのポイントプログラムが人気の「楽天カード」の分割払い手数料を確認してみましょう。
支払い回数 | 実質年率 |
---|---|
2回 | – |
3回 | 12.25% |
5回 | 13.50% |
6回 | 13.75% |
10回 | 14.50% |
12回 | 14.75% |
15回 | 15.00% |
18回 | 15.00% |
20回 | 15.00% |
24回 | 15.00% |
30回 | 15.00% |
36回 | 15.00% |
上の表のように3回以上の支払いから手数料が発生し、支払い回数が増えていくにつれて、利率(利息)が高くなるという特徴があります。
このため、手持ちのお金が無いという方は必要以上に支払い回数を増やさず、手数料がかからない「1回払い」や「2回払い」、または「ボーナス払い」などを利用して、クレジットカードの支払い金額を最小限に抑えるべきでしょう。
カードローンは分割払いではなく「リボ払い」
一方、カードローンの返済時にはクレジットカードのような分割払いが使えず「リボ払い(=リボルビング払い)」での返済となります。
カードローンに適用されるリボ払いの仕組み
カードローンに適用されているリボ払いとは、「毎月あらかじめ決められた金額を返済する方法」のことを指します。
毎月の決められた最小の返済額のことを「ミニマムペイメント」と呼んでいます。カードローン会社によって適用されている返済方式が異なりますが、残高によってミニマムペイメントがスライドする「残高スライドリボルビング方式」での返済が適用されている場合が多いです。
カードローンに適用されている残高スライドリボルビング方式
実際に残高スライドリボルビング方式が採用されている、消費者金融「アイフル」のミニマムペイメントについて確認します。
借入残高 | ミニマムペイメント |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超20万円以下 | 8,000円 |
20万円超30万円以下 | 11,000円 |
30万円超40万円以下 | 11,000円 |
40万円超50万円以下 | 13,000円 |
50万円超60万円以下 | 16,000円 |
60万円超70万円以下 | 18,000円 |
70万円超80万円以下 | 21,000円 |
80万円超90万円以下 | 23,000円 |
90万円超100万円以下 | 26,000円 |
このようにアイフルの残高スライドリボルビング方式では、借入残高が小さいほどミニマムペイメントが低くなり、高額な借入残高になるほどミニマムペイメントが高くなります。
また、ミニマムペイメントの中には「元金」と「利息」が含まれているため、毎月ミニマムペイメントだけの返済を行えば、完済が可能です。
クレジットカードの「分割払い」とカードローンの「リボ払い」のメリット・デメリット
ここで、分割払いとリボ払いのメリット・デメリットについて確認しましょう。
分割払いのメリット
- 分割払いは「返済回数」を自分で決められる!
- 複数回に分けて返済してもリボ払いほど利息が高くならない
- ボーナス時期など、お金に余裕のあるタイミングでの一括支払いが可能
分割払いは「返済回数」を自分で決められる!
クレジットカードの分割払いは、返済回数を自分で決められます。多くの方は手数料無料の1回払いや2回払いにするケースが多いですが、お金に余裕がない場合は5回や10回などに設定すれば毎月少額の返済だけで済み、支払いの負担を抑えられるでしょう。
複数回に分けて返済してもリボ払いほど利息が高くならない
クレジットカードのリボ払いは、カードローンのリボ払いほど利息が高くならないのも大きなメリットと言えます。
現金を借りられる消費者金融カードローンの金利はほとんど「18.0%」ですが、クレジットカードの分割払いは「12.25%〜15.0%(楽天カードの場合)」と低金利です。
※クレジットカードでのキャッシング枠の金利については次の項目でしっかりと解説します。
ボーナス時期など、お金に余裕のあるタイミングでの一括支払いが可能
本記事でもすでに解説したように、クレジットカードでは「ボーナス払い」などの返済方法を選べます。また、ボーナス1回払いの場合は手数料が無料となる場合が多く、便利にクレジットカードを利用できます。
分割払いのデメリット
- 高額なキャッシングをすると毎月の返済負担が大きくなる
- 海外では分割払いができず、1回払いのみとなる
高額なショッピングをすると毎月の返済負担が大きくなる
例えばクレジットカードで100万円分のショッピングをした場合、10回払いに設定すると毎月10万円もの高額な返済負担が必要になります。
海外では分割払いができず、1回払いのみとなる
クレジットカードは海外でも利用できるのですが、分割払いが利用できない場合が多いため注意しておきましょう。
リボ払いのメリット
- 毎月ミニマムペイメントだけの返済負担でOK
- 残高スライドリボルビング方式は徐々に返済負担が少なくなる
- お金に余裕がある時には繰り上げ返済も可能
毎月ミニマムペイメントだけの返済負担でOK
毎月ミニマムペイメントだけの返済で完済できるのは、リボ払いの大きなメリットです。ミニマムペイメントは借入残高によりますが、毎月数千円程度の返済で良いため、月々の返済負担を最小限に抑えられます。
残高スライドリボルビング方式は徐々に返済負担が少なくなる
残高スライドリボルビング方式は、借入残高が少なくなれば、比例して返済額が少なくなるというメリットもあります。
お金に余裕がある時には繰り上げ返済も可能
ミニマムペイメントだけの返済ではなく、お金に余裕があるタイミングで「繰り上げ返済(=随時返済)」も利用できます。繰り上げ返済をすれば完済までの期間を短縮できるため、お金に余裕があるタイミングには繰り上げ返済を行いましょう。
リボ払いのデメリット
- ミニマムペイメントだけの返済では完済まで長期的になる
- 返済総額が膨らみやすい
ミニマムペイメントだけの返済では完済まで長期的になる
ミニマムペイメントは非常に少額の返済となりますが、毎月の返済額が少ない分、長期的な返済になります。
また、ミニマムペイメントを利用していると、分割払いのように「あと何回で完済できるのか」が分かりにくくなる点にも注意してください。
返済総額が膨らみやすい
カードローンにもよりますが、消費者金融カードローンでの上限金利はおよそ18.0%、銀行カードローンの上限金利は13.0%〜16.5%ほどとなっています。カードローンのリボ払いは分割払いよりも金利が高いため、利息が高額になりやすく、返済総額が膨らみやすいというデメリットがあります。
クレジットカードの「分割払い」を利用すればお得なキャッシングができる?
クレジットカードにはお買い物に利用する「ショッピング枠」と現金を借りられる「キャッシング枠」があります。
クレジットカードのキャッシング枠は、クレジットカード契約時や契約後に別途申請が必要になるのですが、
「キャッシング枠で借りたお金を分割払いすればカードローンよりもお得になるのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
クレジットカードのキャッシング枠は分割払いの金利の適用外
クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠で利用できる分割払いの金利が適用されません。
クレジットカードのキャッシング枠の金利は、ほとんどの場合「18.0%」となっている点に注意してください。キャッシング枠の18.0%という金利は「消費者金融カードローン」の上限金利と同等です。クレジットカードのキャッシング枠の金利は、カードローンよりもお得に借りられない場合が多いので気をつけておきましょう。
クレジットカードのキャッシング枠より消費者金融カードローンがオススメ!
もし、手持ちの現金がなく、キャッシングを検討しているという方は、クレジットカードのキャッシング枠を利用するのではなく、「カードローン」を利用するようにしてください。
消費者金融カードローンなら「30日間の無利息キャッシング」も用意されている!
カードローンには分割払いが適用されず、リボ払いでの支払いとなるのですが、消費者金融カードローンには「30日間無利息キャッシング」というお得なサービスが設けられているものも多くあります。
この30日間無利息キャッシングを利用し、30日以内で完済すれば「利息0円でお金を借りられる」可能性があります。
消費者金融カードローンは審査基準が緩やかな傾向
消費者金融カードローンを利用したことがない方は、「カードローンの審査が難しいのでは?」と不安な方もいるかもしれません。
しかし、消費者金融カードローンは審査基準が緩やかな傾向があるため、アルバイトやパートなどで安定した収入さえあれば審査通過を十分に目指せます。キャッシングを検討している方は、一度消費者金融カードローンへの申し込みを検討してみましょう。
クレジットカードに適用される分割払いはカードローンには適用されない!
本記事では「クレジットカードに適用される分割払い」 や「カードローンのリボ払い」などについて詳しく解説してきました。
クレジットカードのキャッシング枠よりカードローンがお得
- カードローンには「分割払い」が適用されない
- クレジットカードの3回以上の分割払いには手数料がかかる場合がほとんど
- クレジットカードの分割払いは自分で支払い回数を選べる
- カードローンにはリボ払い(リボルビング払い)が適用されている
- 分割払いには利息を抑えられるというメリットがある
- リボ払いは毎月少額返済でOK
- クレジットカードのキャッシング枠は分割払いの適用外
- キャッシング枠なら消費者金融カードローンを使う方がお得
「分割払い」とは、クレジットカードのショッピング枠に適用されていて、回数を選択して支払う方法のことです。また、1〜2回払いやボーナス一括払いの場合は手数料無料で利用できるため、とても便利に利用できます。
しかし、カードローンには「分割払い」は適用されておらず、ほとんどが「リボ払い」での返済になっています。リボ払いは利息が高くなる傾向がありますが、毎月少額返済でOKなので、返済負担を抑えながらキャッシングが可能です。
カードローンの無利息キャッシングはクレジットカードのキャッシング枠よりお得!
また、消費者金融のカードローンには「30日間の無利息キャッシング」が提供されています。30日間無利息キャッシングを利用すると、クレジットカードのキャッシング枠よりも利息を抑えてお金を借りられます。
キャッシングを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしながら「消費者金融カードローン」で、お得にお金を借りるようにしてください。