無担保ローンのデメリットとメリット|実際に無担保で借りる方法を紹介
世の中には様々な種類のローンがあります。例えばカードローン、住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、フリーローンなどです。これらのローンは担保の有無によって大きく「無担保ローン」と「有担保ローン」に分けることができます。
今回はより身近である無担保ローンのメリットとデメリット、更には使い分け方などをわかりやすく解説したいと思います。
目次
無担保ローンとは「担保」を必要としないローン
無担保ローンとは、文字通り「担保」を必要としないローンのことです。
担保とは、何らかのローンを借りる債務者が、債務不履行に陥ったときに備えて予め債権者に提供するもののことです。債務者が当初の約束どおりローンを返済した場合、担保は債務者のもののままです。
しかし、債務者がローンを返済できなくなった場合、担保は市場を通じて換金され、債権者に支払われることになります。債務者の立場から見た場合、担保が没収されることになるわけです。
無担保ローンとは、こうした担保が必要ないローンのことです。不動産や連帯保証人を用意せずとも借りられるのが、大きな魅力と言えます。カードローンやフリーローンは、無担保ローンの代表格です。
一方、担保がいるローンを有担保ローンと言います。住宅ローンや不動産担保ローンが代表例です。
無担保で貸して金融機関は大丈夫なの?
無担保ローンは有担保ローンと比べて貸し手が大きなリスクを背負うローンであると言えます。万が一の際の担保がないのに貸して金融機関は破綻しないの?と思われた方もいるかも知れませんが、その心配はありません。
金融機関は貸し倒れが出ないように審査を行っています。それでも貸し倒れ時がたま発生することはありますが、それでも大丈夫なように高い金利を設定しているため、破綻することはそうそうありません。逆に言えば、無担保ローンを借りる以上は、ある程度高い金利を受け入れなければいけないのだとも言えます。
実際に無担保で借りられる消費者金融ローン3選
世の中には様々な無担保ローンがありますが、その中でも代表的なものが消費者金融が提供するカードローンです。消費者金融は銀行とは違う金融機関の一種であり、顧客に利息をつけてお金を貸し出すことによって利益を得ています。
大手消費者金融は広告活動にも積極的であり、「利用したことはないけれどプロミスやアコムという名前を聞いたことがある」という方は少なくないかと思います。
プロミス
- 金利:4.5%~17.8%
- 利用限度額:~500万円
- 借り入れまでの時間:最短3分
プロミスは大手消費者金融の1つです。CM広告に力を入れているため、利用したことはないけれど名前は知っているという方も少なくないでしょう。
もともとは独立した消費者金融でしたが、現在は三井住友カード株式会社100%であり、それ故に三井住友銀行のATMを利用できるのが大きなメリットです。他にも借入方法や返済方法が多彩であったり、ローンカードを発行せずにお金を借りられたりと、何かとメリットが多いため、初めての借り入れの際には有力な選択肢になることでしょう。
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※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。※WEB完結の対象金融機関は200行以上あります。
※原則電話による在籍確認なし
※学生は安定した収入がある方
審査時間 | 最短3分 | 融資時間 | 最短3分 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 1~500万円 | 実質年率 | 4.5%~17.8% |
アイフル
- 金利:3.0%~18.0%
- 利用限度額:~800万円
- 借り入れまでの時間:最短18分
アイフルは大手消費者金融では数少ない独立系の消費者金融です。独立系であるゆえに親会社の以降に左右されづらく、自由な経営や高い独自性が維持できることを強みとしています。女性専用ダイヤルがあるため、女性でも利用しやすくなっています。
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【審査時間・融資時間について】※申込状況によっては、18分を超える場合もございます。審査時間 | 最短18分 | 融資時間 | 最短18分 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
無担保ローン4つのメリット
無担保ローンには、以下のようなメリットがあります。
①融資までにかかる時間が少ない
無担保ローンの一番のメリットは、審査にあまり時間がかからないことです。例えば無担保ローンの代表格であるカードローンは消費者金融なら即日融資が受けられることが多いですし、銀行カードローンの場合も数日で借りられることがほとんどです。
一方、有担保ローンは担保にどれくらいの価値があるのかを見極める必要があるため、審査にはどうしても時間がかかります。とにかく素早く借りたいというときは、無担保ローンのほうが便利でしょう。
②手数料がかからない
無担保ローンの借り入れの際に、手数料がかかることはまずありません。一方、有担保ローンの場合は担保にするものに応じて手数料がかかることが大半です。例えば楽天銀行の不動産担保ローンの場合、融資事務手数料が借入金額の2.20%、さらに印紙代、登記費用、振込手数料などの費用がかかります。
有担保ローンは金利が低いというメリットがありますが、一方でこのように様々な手数料もかかるため、総合的に見るとそれほどお得にならないケースも有るのです。そのような場合は無担保ローンを利用したほうが良いかもしれません。
③必要書類が少ない
無担保ローンには担保がないため、担保に関する書類の提出が必要ありません。基本的には本人確認がデキる書類と、収入を証明する書類があればOKとなることが多いです。一方、有担保ローンは担保に関する様々な資料を確保し、それを提出する必要がある為手間がかかります。
④担保を失うリスクがない
有担保ローンの返済が滞った場合、最悪の場合担保を失うことになります。一方、無担保ローンの場合は担保がないのでその心配はありません。ただし、だからといって無担保ローンを返済しないでいいということには全くなりません。
無担保ローンの返済が滞ると、そのことが信用情報機関という機関に登録されて、いわゆるブラックリストイリすることになります。ブラックリストに名前が掲載されている機関中は新たに借り入れたりクレジットカードを作ったりできなくなりますし、場合によっては自己破産などの債務整理をしなければいけなくなってしまいます。
担保のあるなしに関係なく、無理な借り入れは慎みましょう。
無担保ローン4つのデメリット
ここからは、無担保ローンのデメリットについてお話いたします。
①金利が高い
無担保ローンの一番のデメリットは金利の高さです。有担保ローンは融資する側が回収不能になるリスクが低いため、低金利での貸し出しとなっているところが多いです。一方、無担保ローンは回収不能のリスクが高いため、金利が高めに設定されています。とにかく低金利で借りたい、という方には無担保ローンはあまりおすすめできません。
②融資額が少ない
無担保ローンの場合、融資限度額はどうしても低く設定されます。最近は上限融資限度額が500万円~1000万円程度のカードローンも少なくありませんが、実際にそれほど大きい融資限度額が設定されることは稀であり、大抵の人は300万円未満になるはずです。ある程度まとまった金額を借りたいという場合は、有担保ローンの利用を検討したほうが良いでしょう。
③返済期間が短い
有担保ローンは返済額が大きく金利も低いため、返済期間を眺めに設定することができます。一方、無担保ローンは返済額が少なく、しかも金利が高いため、返済期間はどうしても短くなりがちです。すぐに返せる宛がない限り、利用すべきではないでしょう。
なお、最近は毎月一定の金額を支払うだけで良いとするリボルビング払いを採用しているカードローン会社も増えてきています。一見借り手に有利な仕組みに見えますが、実際には返済期間が長くなり、それに伴い利息の支払いも増えるため利用には十分な注意が必要です。
④審査結果が属性に左右されやすい
有担保ローンは金銭的価値のある担保という、ある意味では絶対的な価値を持つものを最初に差し出すため、個人の属性(年収や勤務先、勤続年数など)に左右されずに低金利で借りることができます。個人の属性に多少難があっても、担保に価値があれば貸したぶんは回収できるからです。
一方、無担保ローンでは担保がないため、個人の属性、すなわち信用がより大きく問われます。年収、勤務先、勤続年数、その他の条件が整っていないと審査に落ちたり、希望通りの金額が借りられなくなったりする可能性が高まります。c
無担保ローンを利用する際の注意点
無担保ローンは文字通り無担保で借りられるのが大きな魅力です。不動産や連帯保証人などを用意することもなく、短い審査期間で借りられるのは大きなメリットと言えます。ただし前述のとおり色々とデメリットも有るため、なんの考えもなく利用してしまうのは危険です。
必ず返済できる範囲の金額で借り入れを行う
無担保ローンを借りる際の鉄則ですが、借り入れる金額は必ず返済できる範囲内にとどめておきましょう。有担保ローンの場合は最悪担保にしたものを手放すことによって債務をなくすことができますが、無担保ローンの場合はそれもできず債務が残ってしまうことが十分ありえます。
債務が残ってしまった場合、最悪の場合は債務整理をすることになります。債務整理とは文字通り債務、つまり借金を合法的に減らしたりなくしたりできる制度のことです。便利な制度ではありますが相応のデメリットも有るため、市内に越したことはありません。余計な債務整理をしないためにも、必ず返済できる範囲でのみ借り入れを行うようにしましょう。
正規の金融機関から借り入れを行う
世の中には正規の金融機関と違法な金融機関があります。後者は通常「闇金」と呼ばれます。闇金は法律で認められていない法外な金利を設定したり、違法な取り立てを行ったりしています。このような金融機関から借り入れてしまうと、多くの時間とお金をドブに捨てることになります。借り入れは銀行や正規の消費者金融(プロミス、アコムなど)から行うようにしましょう。
まとめ|無担保ローンはデメリットにも注意して利用しよう
- 無担保ローンは担保が必要ないローン
- 主な無担保ローンとしてはカードローンが有名
- 無担保ローンは担保無しで借りられるのが大きなメリット
- 一方で金利は高く、限度額は低くなりやすいというデメリットも
- 無担保ローンは正規の金融機関から借り入れること
無担保ローンは上手に使えば非常に便利なローンですが、一方で金利が高いなど見逃せないデメリットもあります。
利用の前にはそのあたりを必ず確認しておきましょう。