カードローン審査を徹底解説!審査の流れや基準、審査で重視される項目
はじめてカードローンを利用する方の中には「カードローンの審査内容が分からないから申し込みが不安…」という方や、「カードローンを利用したいけれど、申し込んでも審査に通るか分からない…」など、カードローン審査を不安に感じる方も多いと思います。
そこで本記事では、「カードローンの審査内容や審査基準」を中心に、「カードローン審査を有利に進める方法」や「審査が不安な方におすすめのカードローン」など、『カードローンの審査』について、初心者の方に向けて分かりやすく解説します。
目次
カードローン審査の流れ
まず、カードローンへ申し込んだ後、どのような流れでカードローン審査が進んでいくのかを解説します。
カードローンへ申し込んだ後の審査の流れ
- ①インターネットなどからカードローンへ申し込む
- ②カードローン会社側で仮審査
- ③カードローン会社へ必要書類を提出
- ④カードローン会社側で本審査
- ⑤在籍確認の電話審査
- ⑥カードローン契約
上の①〜⑥について、カードローンの手続きの流れ、審査の流れについて確認します。
①インターネットなどからカードローンへ申し込む
銀行や消費者金融のカードローンには、「インターネット(スマホやパソコン)」、「窓口」や「自動契約機」、「電話」、「FAX」など、さまざまな申し込み方法が用意されていますが、多くの方はスマホやパソコンから簡単に申し込める「インターネット申し込み」を利用しています。
また、カードローン申し込み時には、主に下記の内容を申請します。
カードローン申し込み時の申請項目
- 氏名
- 住所や電話番号
- 年齢
- 年収
- 勤務先住所や電話番号
- 勤続年数
- 他社からの借入額や借入件数
カードローンへの申し込みには、必ず上記のような内容の入力が必要です。申し込みをスムーズにするためには前もって「入力項目」の内容を把握しておきましょう。
嘘の申請はカードローン審査に必ず落とされる
当たり前ですが、カードローンへの申し込み時に氏名や住所、他社借入などで「嘘」の申請をすると、必ずバレてしまってカードローン審査に落とされます。
カードローン審査に通過させる、審査をスムーズに進めるために、必ず正しい情報で申し込んでください。
※カードローンへ嘘の情報で申し込みをした場合、「詐称」扱いとなり、カードローン会社の対応次第では「訴えられる」可能性も十分にあるので注意してください。
②カードローン会社側で仮審査
カードローンへ申し込んだ後は、カードローン会社側で申込者の仮審査が行われます。
主に仮審査では申込者のステータス(年収や勤務先、雇用形態)などの審査が行われますが、具体的な内容は次の項目でしっかり解説します。
仮審査=実質的なカードローン審査
カードローンへの申し込み後に行われる年収や勤務先などのカードローン審査は、主に「仮審査」と呼ばれています。
しかし、この仮審査に通過すれば「ほぼカードローン審査に通過できる」場合が多いため、実質的に最も重要な審査と考えておきましょう。
仮審査はスコアリングシステムが採用されている
また、この仮審査は、コンピューターによる自動審査「スコアリングシステム(コンピュータースコアリング)」が採用されている場合がほとんどです。
カードローンを提供している大手消費者金融や銀行では、カードローン審査に演算処理能力が非常に高いコンピューターを利用しているため、非常にスピーディーに審査結果を出せます。
※小規模経営の一部の中小消費者金融カードローンでは、担当者による「審査」が行われているケースもあり、審査に時間や日数がかかる場合もあります。
③カードローン会社へ必要書類を提出
カードローン会社の審査が完了した後は、必要な書類を提出します。近年のカードローンは「スマホカメラ」で撮影したデータを送信すれば良いため、非常に簡単に書類を提出できます。
カードローン会社へ提出が必要な書類
- 本人確認書類
- 収入証明書(提出には条件あり)
本人確認書類
カードローン契約には、本人確認書類の提出が必要です。本人確認書類とは、本人であるかどうかを証明するための書類のことです。この本人確認書類は以下のような書類が当てはまります。
カードローン会社へ提出する本人確認書類(※下記の書類のいずれか)
- 運転免許証
- パスポート(顔写真のページと現住所が記載されているページ)
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
- 外国人登録証明書
- 在留カード
- 健康保険証
- 年金手帳など
カードローン審査時に提出する「本人確認書類」ですが、これらの公的証明書が本人確認書類として認められています。(※カードローン会社によって異なる場合があります)
また、顔写真の無い本人確認書類(=健康保険証)などの場合は、氏名と住所の記載がある、別の公的証明書も併せて提出する必要がある点に注意してください。
本人確認書類を提出しなければ、カードローン審査に通過できないため、カードローンへの申し込み前には必ず本人確認書類を手元に用意しておきましょう。
収入証明書(提出には条件あり)
また、カードローンの借入額により「収入証明書」の提出が必要になるケースもあります。
貸金業者である消費者金融カードローンには、貸金業法の総量規制という法律が適用されます。
総量規制とは
貸金業者が、自社の貸付残高が50万円を超える貸付けを行う場合、(与信枠が50万円を超える場合も含みます。)あるいは他の貸金業者を含めた総貸付額が100万円を超える貸付けを行う場合には、収入を明らかにする書類の提出を求めることになります。
貸金業者は、この書類を用いて利用者に貸し付けた場合、年収等の3分の1を超えないか確認します。
消費者金融に適用される「総量規制」の内容をまとめると、以下のような条件の時に収入証明書の提出が必要となります。
消費者金融で収入証明書の提出が必要なケース
- 50万円超の借入を行う場合
- 他社カードローンを含めて総額100万円超の借入を行う場合
消費者金融で50万円を超える高額なお金のキャッシングをしようとしている方は、審査をスピーディーに通過させるために、前もって収入証明書も用意しておいてください。
雇用形態など | 主な収入証明書 |
---|---|
サラリーマンなどの正社員 | 源泉徴収票など |
フリーランスや自営業などの個人事業主 | 確定申告書や住民税の課税証明書など |
正社員や個人事業主などにより、用意しやすい(用意できる)収入証明書が異なる点には注意しておきましょう。
【メモ】銀行カードローンは収入証明書が必要?
消費者金融カードローンには「総量規制」の適用があるため、条件によって収入証明書の提出が必須となりますが、銀行カードローンでは収入証明書が必要なのでしょうか。
銀行カードローンは「貸金業法の適用外」となるため、収入証明書の提出は法律で決められていません。しかし、「一定金額以上の借り入れの場合、銀行側から収入証明書の提出」を求められる場合がほとんどです。
「銀行」によって一定金額が異なるため、銀行カードローンへ申し込む前には、収入証明書が必要かどうかを公式サイトなどで前もってチェックしましょう。
④カードローン会社側で本審査
カードローン会社へ「本人確認書類」(や収入証明書)の提出が完了すれば、『本審査』がはじまります。この本審査とは、「本人確認書類や収入証明書が本当に本人のものかどうか。偽造されていないかどうか」をチェックする審査です。
本審査は申し込み者が本人であるかどうかのチェックだけなので、カードローンの「仮審査」に通過すれば、ほぼ間違いなく「本審査」にも通過できると考えられます。
⑤在籍確認の電話審査
カードローンの仮審査と本審査に通過した後、カードローンの最後の審査として勤務先への「在籍確認」が行われます。
在籍確認とは、「本当に申込者が勤務先に勤めているのかどうか」を電話によりチェックする審査です。
【メモ】在籍確認の審査はプライバシーを守ってくれる
在籍確認の電話によって、「勤務先の同僚や上司」などにカードローンの利用がバレてしまうのでは…? と心配な方も多いでしょう。
しかし、在籍確認の電話は下記のように「スタッフ名」で勤務先へ電話があるため、申込者のカードローン利用がバレる可能性は低いでしょう。在籍確認を行うスタッフ名を鈴木さんと仮定します。
在籍確認スタッフ「鈴木と申しますが、(申込者)様はいらっしゃいますか?」
勤務先社員「(申込者)はただいま席を外しております。」
在籍確認スタッフ「分かりました。また後ほどご連絡いたします。」
たったこれだけでカードローンの在籍確認が完了します。勤務先にバレる心配もないので、安心してカードローンへ申し込めるでしょう。
絶対に勤務先に「カードローンの利用がバレたくない!」という方は、同僚などに「クレジットカードも申し込んだから、在籍確認の電話審査があるかもしれない」と伝えておくようにしましょう。
※クレジットカード審査時にもカードローン審査時と同様に、電話による在籍確認が行われる場合があります。
⑥カードローン契約
最後のカードローン審査である「在籍確認」に通過すれば、カードローン契約を行います。近年の大手消費者金融カードローンやメガバンク、ネットバンクのカードローンなどであれば、スマホやパソコンなど、「インターネット上」から簡単にカードローンの契約手続きが可能です。
カードローンの審査内容や審査基準
ここで、カードローン審査で重要となる「仮審査」の内容や審査基準について、詳しく解説します。
カードローンの仮審査で重視される項目
- 年収
- 雇用形態
- 勤続年数
- 家族構成
- 住まい
- 他社からの借入総額や借入件数
- 信用情報
年収
カードローンでお金を借りた後は、毎月借りたお金の返済を進めていきます。このため、カードローンの審査に通過させるためには、必ず安定した収入が必要です。年収は多いほどカードローン審査に有利になります。
口コミなどを参考にすると、銀行カードローンでは年収200万円〜250万円以上、消費者金融カードローンでは年収150万円〜200万円以上が審査通過のボーダーラインと考えられます。年収の高い方ではなくてもカードローン審査に通過させやすいので、年収が少ない方でも安心してカードローンへ申し込めるでしょう。
雇用形態
カードローン審査では、「雇用形態」なども重要な項目となっています。カードローン審査が有利になる順に並べてみました。
公務員 > 正社員 > 契約社員 > 派遣社員やアルバイト、パート
長期的な返済を見込める方ほど審査が有利になるため、急に仕事をやめにくいと考えられる「公務員や正社員」ほどカードローン審査が有利になります。
勤続年数
勤続年数が長い方ほど審査が有利になります。長期間同じ勤務先に勤めている方は仕事を辞めにくい傾向があり、「長期的な安定収入が見込める」と判断されるためです。
銀行カードローンや消費者金融カードローンでは1年以上の勤続年数があれば、カードローン審査が有利になり、勤続年数が1年未満の方は審査が不利になる傾向があります。
3ヶ月〜6ヶ月以上の勤続年数があればカードローン審査に通過できる可能性はありますが、勤続年数が数日間〜1ヶ月程度の方はカードローン審査が不利になり、審査に落とされる可能性が高いでしょう。
家族構成
カードローンは家族構成も審査対象になります。未婚で実家暮らしの方がカードローン審査に有利で、未婚で一人暮らしの方が審査が不利になります。家族構成によって審査が有利になったり不利になったりするのは「可処分所得」が影響しています。
子供がいる家庭は可処分所得の余裕金が少ない場合が多いため、カードローン審査が不利になりやすい点に注意しておきましょう。
ただし、安定した収入がある方であれば、家族構成に関係なくカードローン審査に通りやすい傾向があるので安心してください。
※子供が4人〜5人以上いるような大家族である場合は、子育てに多くのお金が必要なため、カードローン審査が不利になる可能性があります。
住まい
カードローンでは住まいも審査に影響を与えます。
持ち家(一戸建てやマンション) > 借家や賃貸マンション > アパート > 公営団地
の順でカードローン審査が有利だと言われています。一般的に持ち家や賃貸マンションなどに住んでいる方でお金に余裕にある方は、審査が有利になります。ただし、年収や雇用形態、勤続年数ほどカードローン審査に大きな影響はないと考えられます。
他社からの借入総額や借入件数
他社からの借入総額や借入件数もカードローン審査に影響します。
借入総額が年収の3分の1が借入限度額の目安
消費者金融カードローンでは、総量規制の適用から「年収の3分の1」超のお金を借りられません。また、銀行カードローンは総量規制の適用外ですが、貸付額を自粛しているため、銀行カードローンも年収3分の1が借入限度額の目安と考えておきましょう。
このため、すでに他社から年収の3分の1に近いお金を借りている方は、新規のカードローン審査に通過できない、借入できない点に注意してください。
借入件数が3〜4件以上の場合はカードローン審査に通過できない!?
また、借入件数が多い方もカードローン審査が不利になります。
他社カードローンを1社〜2社ほど利用しているという方は、審査にはあまり悪い影響はありません。しかし、他社カードローンを3〜4件以上利用している方は、「なぜこんなにも多くのカードローンを利用しているのだろう…? よほどお金に困っている方なのでは?」と怪しまれてしまい、カードローンに落とされてしまう可能性が高まります。カードローンの使い過ぎには十分に注意しておきましょう。
信用情報
信用情報とは、クレジットカードやカードローンの利用履歴(主に支払いや返済履歴)のことを指します。クレジットカードやカードローンを利用した後は、CICやJICC、全国銀行協会などの信用情報機関で利用履歴が保管されます。
信用情報機関名 | 管理する信用情報 |
---|---|
CIC | 主にクレジットカード・信販会社系の利用履歴 |
JICC | 主に消費者金融系の利用履歴 |
全国銀行協会 | 主に銀行系の利用履歴 |
過去に滞納した方は審査落ちする可能性あり!
また、過去に61日以上または3ヶ月以上カードローンやクレジットカードの支払いを滞納した方は、「信用情報がブラック」となり、カードローン審査やクレジットカードの審査に通過できなくなる点に注意してください。支払い履歴は5年間残されるので、ブラックになった方は最低「5年間」はカードローンを利用できないので注意しておきましょう。
※ただし、口コミなどによると、一部の中小消費者金融カードローンでは「ブラック」の方が審査に通過しているケースも見受けられます。信用情報がブラックという方は、中小の消費者金融カードローンへの申し込みを検討してみましょう。
スマホの分割払いにも注意!
カードローンやクレジットカードの利用だけではなく、「スマホの分割払い」にも十分に注意しておきましょう。
長期間スマホの分割払いを滞納している方も信用情報が「ブラック」になってしまうため、絶対に返済に遅れないように気をつけてください。
カードローン審査に通りやすい人
ここまでカードローンの審査の流れや審査内容、審査で評価されるポイントなどについて詳しく解説してきました。ここでは実際に、「どのような方がカードローン審査に通過しやすいのか」について、詳しく解説します。
カードローン審査に通過しやすい3タイプ
- 一定額以上の安定した収入がある人
- 信用情報に傷がない人
- 少額の限度額を希望している人
一定額以上の安定した収入がある
本記事ですでに解説しましたが、カードローン審査に通過させるためには「安定した収入」が必要です。また、一定額以上の安定収入がある方は、信用情報に問題がなければ、カードローン審査通過も難しくありません。
消費者金融アコムの利用者の年収
ここで、大手消費者金融アコム利用者の年収について紹介します。アコムが発表している2018年3月期第3四半期「データブック」には、利用者の年収の比率がまとめられています。この統計を下の表にまとめてみました。
年収 | 割合(%) |
---|---|
200万円以下 | 25.30% |
200万円超500万円以下 | 65.20% |
500万円超700万円以下 | 6.40% |
700万円超1000万円以下 | 2.40% |
1000万円超 | 0.70% |
消費者金融のアコムでは、年収200万円以下の方は全体の4分の1超となっており、年収があまり高くない方でも「多くの方がカードローンの審査に通過している」と言えます。
信用情報に傷がない
カードローン審査では「信用情報」も重視されます。このため、信用情報に傷がない方ほどカードローン審査が有利になります。
信用情報のスーパーホワイトに注意!
ただし、過去にクレジットカードやカードローンの利用が全くなく、信用情報が「真っさら」の状態の方は要注意です。信用情報に何の履歴も残されていない状態、真っさらな状態を「スーパーホワイト」と呼びます。
20代になりたての方であれば、クレジットカードやカードローンを利用したことがない方も多いため、「スーパーホワイト」でも悪い評価を受けません。
30代〜40代以上のスーパーホワイトは危険!?
一方、30代以上の年齢の方がスーパーホワイトの場合は、「過去に自己破産を起こしてしまったのでは…(=ブラックになった後の履歴がないため)」として判断されやすく、審査が非常に不利になる場合があるので注意しておきましょう。
少額の限度額を希望している
カードローンへ申し込む時には、「少額の限度額」を希望しておく方が、カードローン審査に通過させやすいです。5万円の限度額を希望している方と、100万円の限度額を希望している方とでは、カードローン会社側の貸付時のリスク(=赤字になった場合の損失)が大きく異なるためです。
ステータスに自信がない方は「少額」の限度額からスタートさせる
同じカードローンでも「少額の限度額」を希望すると、審査難易度が緩やかになる傾向があります。このため、年収や雇用形態などのステータスが不安な方は、「少額の限度額」でカードローンへ申し込みましょう。
カードローン利用後に増額申請も可能!
また、少額の限度額でカードローンと契約した後は、借入と返済を繰り返してカードローンの利用実績を積み上げると、カードローンの「増額申請」にも通過させやすくなります。
はじめからカードローンを高額な限度額で利用するのは難易度が高いため、少額の限度額からスタートさせて、増額していく方法もオススメです。
カードローンの種類で審査基準に違いがある
一般的に利用しやすいカードローンには、「銀行カードローン」と「消費者金融カードローン」がありますが、審査基準に大きな違いはあるのでしょうか。
銀行カードローンと消費者金融カードローンの審査の違い
銀行カードローンと消費者金融カードローンの仮審査は、どちらもスコアリングシステムによる自動審査です。また、審査する項目や内容もほぼ同じだと考えられます。
銀行カードローンと消費者金融カードローンは審査難易度が異なる
ただし、銀行カードローンと消費者金融カードローンとでは、審査難易度が異なる点に注意してください。銀行カードローンや消費者金融カードローンの審査基準は公表されていませんが、「銀行カードローン=審査難易度はやや高い」、「消費者金融カードローン=審査難易度はやや緩やか」な傾向があると考えられます。
銀行と消費者金融カードローンの審査難易度の違いは「金利」が違うため
一般的な銀行カードローンの上限金利は13.0%〜16.5%ほどです。一方の消費者金融カードローンの上限金利は17.8%〜18.0%となっていて、3.0%〜5.0%ほどの金利差があります。
カードローンなどの貸金業には、金利が低いほど貸し倒れされた場合に損失が出る可能性が高く、金利が高い場合ほど貸し倒れの損失を回収しやすい(=他の顧客の売り上げから損失を補填しやすい)という特徴があります。
このため、金利が低い銀行カードローンは審査難易度が高く、金利が高い消費者金融カードローンでは審査難易度が低い傾向があります。
銀行カードローンには警察庁データベースへの照会審査あり
ただし、銀行カードローンのみ「警察庁データベースへの照会審査」が行われています。
過去に銀行がローンで提供したお金が反社会的勢力(=暴力団)に流出していたという問題があり、それ以降、銀行ローン審査時には「申込者が反社会的勢力に属していないか」を警察庁データベースでチェックするようになりました。
銀行 → 預金保険機構 → 警察庁のデータベース
という流れで警察庁データベースへの照会審査が行われるのですが、審査結果が分かるまで最短1営業日〜1週間程度の日数がかかります。
銀行カードローンは審査に日数がかかるため即日融資不可
銀行カードローンは「データベース」への照会審査に1営業日以上の日数が必要なため、即日融資できない点に注意してください。
急いでお金を借りたい方は、銀行カードローンではなく、「消費者金融カードローン」へ申し込んでください。
銀行カードローンの審査機関は消費者金融の場合も!?
銀行カードローンの保証会社には、「消費者金融」が担当している場合もあります。カードローンの保証会社とはカードローンの保証業務のほかに、「カードローン審査」も行なっています。このため、銀行カードローンの保証会社に消費者金融名がある場合、「消費者金融系の審査」が行われていると考えられます。
銀行カードローン名 | 保証会社 |
---|---|
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(=消費者金融プロミス) |
三菱UFJ銀行バンクイック | アコム株式会社 |
みずほ銀行カードローン | 株式会社オリエントコーポレーション |
国内の3大メガバンクのカードローンは、上記の表から分かる通り、「消費者金融」または「信販会社(オリエントコーポレーション=オリコカード発行)」の保証会社の審査を通じて融資を受けることになります。
これらの銀行カードローンは消費者金融カードローンほど審査難易度が緩やかではありませんが、消費者金融や信販会社系の審査となるため、そこまで審査難易度は高くないと考えられます。
審査なしのカードローンは危険
カードローン審査内容や審査難易度などについて詳しく解説してきましたが、「どうしてもカードローン審査が不安…」という方もいるでしょう。「カードローンを利用したいけれど、審査が無いカードローンはある?」と無審査のカードローンを探している方もいるかもしれません。
審査なしのカードローンを利用してはいけない理由
しかし、審査が無いカードローンは絶対に利用してはいけません。
そもそも銀行カードローンや大手消費者金融カードローン、中小消費者金融カードローンなど、全てのカードローンでは必ず審査が行われています。このため、「審査が無いカードローン=普通では無い怪しいカードローン」と考えられます。
審査が無いのはヤミ金への呼び込みのため
「審査なしで貸付OK!」「ブラックや多重債務者へも審査なしで融資します」というような、審査が無いようなカードローンはほぼ100%「ヤミ金」であると言えるでしょう。
ヤミ金は甘い言葉で利用者を募り、カードローン利用後には「トイチ(10日で金利10.0%=1年で金利365.0%)」と呼ばれているような法外な利息を請求したり、支払いに応じなければ「家庭や勤務先への執拗な取り立て」などが行われる恐れがあります。
ヤミ金を一度利用してしまうと、必ず大きなトラブルに巻き込まれてしまうため、カードローン審査が無いような怪しい金融業者は絶対に利用しないようにしてください。
カードローン会社が怪しい時は「金融庁サイト」で確認する
また、中にはサービスが優れたカードローンなどもあり、カードローン初心者の方は「本当に信用して利用できるのか」分からないケースもあると思います。
怪しいカードローン会社かどうか分からない時には、金融庁の公式サイト上にある「登録貸金業者情報検索サービス」を利用しましょう。
この登録貸金業者情報検索サービスは、誰でも無料で利用できるチェックツールで、「登録番号」や「所在地」、「商号・名称」、「代表者名」、「電話番号」のいずれかを入力すれば、金融庁に登録がある金融業者なのかがスグに分かります。
カードローンを提供する消費者金融は、金融庁への届け出が必ず必要なので、「登録貸金業者情報検索」で検索結果が出てこない場合は、『ヤミ金』の可能性が非常に高いでしょう。
申し込み前には無料診断ツールで必ずチェック!
カードローン審査がどうしても不安…という方は、カードローン会社が提供している「簡易診断ツール」を利用するのもオススメです。
この診断ツールは大手消費者金融カードローンなどで提供されていて、「年齢」や「年収」、「借入額」などを入力するだけで『カードローン審査に通過できる可能性があるかどうか』の結果がすぐに分かります。
カードローン審査が不安な方は、必ず無料診断ツールで「審査通過の可能性」を確認しておきましょう。
こんな場合はどうなるの?カードローン審査のQ&A
この項目では、カードローン審査のよくある質問について紹介します。
カードローン審査のよくある質問Q&A
- アルバイトやパートでもカードローン審査に通過できるの?
- 学生でもカードローンを使える?
- カードローン審査に落ちた理由を教えてもらえる?
- カードローンの審査に落ちた履歴も審査に影響が出る?
- ブラックが解消されたけれど、カードローン審査に問題ない?
- 専業主婦だけどカードローン審査に通る?
- カードローンの審査通過率ってどのくらい?
アルバイトやパートでもカードローン審査に通過できるの?
アルバイトやパートの方でも十分に審査通過を目指せます。実際に全ての大手消費者金融のカードローンの公式サイトには、「安定した収入があればカードローンへの申し込み可能」としっかりと明記されています。
学生でもカードローンを使える?
学生のカードローンは、成人しているかどうか、収入があるかどうか(=アルバイトなど)によって、利用できるカードローンが異なります。
未成年の方 … 学生ローンなら審査通過の可能性あり
成人で収入がない方 … 学生ローンなら収入なしでも審査通過の可能性あり
成人で収入がある方 … 消費者金融カードローンや銀行カードローン、学生ローンなど、全ての審査に通過できる可能性あり
カードローン審査に落ちた理由を教えてもらえる?
カードローン審査に落ちてしまった場合、「カードローン審査」に落ちた理由は教えてもらえません。ただし、カードローンに落ちてしまう理由は主に下記のような理由だと考えられます。
カードローン審査に落ちる理由
- ①収入が足りない
- ②信用情報に傷がある
- ③他社からのすでに高額な借入をしている
ここで、カードローン審査に落ちる理由①〜③について、解説します。
①収入が足りない
「収入」が極端に少なくて返済能力が認められない場合、カードローン審査に落とされます。
また、アルバイトで収入はあるけれど、「短期バイト」や「日雇いバイト」などで収入が不安定な方は、返済能力が認められずにカードローン審査に落ちてしまう可能性が高いでしょう。
②信用情報に傷がある
本記事ですでに解説しましたが、「信用情報に傷がある」場合も、カードローン審査に落とされやすいです。
現在カードローンやクレジットカードを利用しているという方は、「信用情報に傷をつけない」よう、支払い忘れなどによる滞納を起こさないように注意してください。
③他社からすでに高額な借入をしている
他社カードローンですでに高額な借り入れをしている方も、審査に落とされる可能性が高いです。消費者金融カードローンや銀行カードローンは、年収3分の1が借入額の上限の目安となっています。
このため、すでに年収3分の1程度のキャッシングをしている方は、完済させてから新規のカードローンへ申し込むようにしてください。
カードローンの審査に落ちた履歴も審査に影響が出る?
「カードローン審査に落ちてしまったから、スグに次のカードローンへ申し込む」という方も多いのですが、実はカードローン審査に落ちた履歴も「信用情報」に残されるため、審査落ちした直後はカードローン審査が不利になります。
また、1ヶ月のうちに複数回カードローンへの申し込みを行うと、「多重申し込み」と判断されるため、カードローン審査が不利になります。
カードローンへの申し込み履歴は半年間(6ヶ月間)残されるため、カードローン審査に落ちた方は、できれば半年経った後にカードローンへ申し込むのがオススメです。
ブラックが解消されたけれど、カードローン審査に問題ない?
信用情報のブラック履歴が消えた後、すぐにカードローン審査に通過できるのかどうか、気になる方もいると思います。
ブラックが解消された後は信用情報の「スーパーホワイト」にだけ気をつけておきましょう。ブラック期間中はクレジットカードやカードローンを使えず、利用履歴が一切残らないため、信用情報がスーパーホワイトの状態となるためです。
スーパーホワイトの状態は、「過去のブラック」を疑われてしまいカードローン審査が不利になりやすいです。過去にブラックになってしまったという方は、信用情報を積み上げてからカードローンへ申し込むようにしましょう。
信用情報の積み上げには「スマホの分割払い」がオススメ
真っさらな信用情報を積み上げるには、「スマホの分割払い」がオススメです。スマホの分割払いの履歴も信用情報に残されるため、手軽に信用情報を積み上げられます。
専業主婦だけどカードローン審査に通る?
主婦の方は、収入の有無により、利用できるカードローンが異なるので注意してください。
専業主婦(=収入がない主婦)は銀行カードローンを使える可能性あり
収入が無い専業主婦の方は、貸金業法の総量規制(貸付額上限が利用者の年収3分の1)の適用により、消費者金融カードローンを利用できません。
収入がない主婦の方は、総量規制が適用外の銀行カードローンを利用できる可能性があります。銀行カードローンでは、配偶者に安定収入がある方は「配偶者貸付」を使える可能性があるため、専業主婦の方でお金を借りたい方は銀行カードローンへの申し込みを検討してください。
収入がある主婦は銀行・消費者金融カードローンの審査通過を目指せる
アルバイトやパートなどで安定した収入を得ている主婦の方は、銀行カードローンと消費者金融カードローン、どちらのカードローンでも審査に通過できる可能性があります。
カードローンの審査通過率ってどのくらい?
一部の大手消費者金融では、カードローンの成約率(審査通過率)が公開されています。いくつかのカードローンの成約率を以下の表にまとめました。
カードローン会社名 | 成約率(2018年1月) |
---|---|
アコム | 42.00% |
アイフル | 45.80% |
プロミス | 44.60% |
※比較するため、同じ時期の成約率を参考にしています。
このように、どのカードローンでも45%前後の成約率があります。カードローンを利用したことがない方は、「2人に1人以下の成約率なので、カードローン審査って難しいのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、実際にカードローンへ申し込む方の中には「無職で収入がない人」や「極端に収入が少ない人」、「自己破産してブラックリストに上がっている人」など、『そもそもカードローン審査に通過できない人』も多く含まれているため、成約率が下がっているのです。
安定した収入さえあればカードローン審査に通過できるため、申し込み先のカードローンの成約率を低く感じても、あまり心配しなくて良いでしょう。
審査が不安な方にオススメしたいカードローン
さいごに、カードローン審査が不安な方へ、オススメしたいカードローンを紹介します。
審査が不安な方が申し込むべきカードローン一覧
- アコムなら年収が低い方でも安心して使える!
- プロミスはアルバイトでも使えて大手消費者金融で最も低金利
- 少額カードローンはレイクALSAの180日間無利息期間を使う
- 銀行カードローンでは楽天銀行スーパーローンがオススメ!
これらのカードローンは、年収や雇用形態のステータスが不安な方でも審査通過を目指しやすいです。それぞれのカードローンの特徴を紹介します。
プロミスはアルバイトでも使えて大手消費者金融で最も低金利
プロミスは、SMBCグループのSMBCコンシューマーファイナンスが提供するカードローンです。アコムと同じように銀行を親会社に持つ消費者金融なので、はじめてカードローンを利用する方でも安心してキャッシングできるでしょう。
また、プロミスではアルバイトやパート、派遣社員などの方のカードローン利用について、下記のような記載があります。
アルバイトやパート・派遣社員でも契約できますか?
アルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方も、現在お仕事をされていらっしゃる方は主婦、学生でも、ご審査のうえご契約いただけます。
出典:よくある質問|プロミス公式サイト
プロミスではこのようにアルバイトやパート、派遣社員の方へも積極的な貸付を行なっていると考えられるため、ご自身のステータスに自信がない方でも十分審査通過を目指せるでしょう。
プロミスの上限金利は17.8%!
プロミスの上限金利は17.8%となっていて、他社の大手消費者金融と比較すると0.2%以上も低金利でお金を借りられます。
0.2%の金利の違いでは、少額のキャッシングに場合は利息に大きな差額は出ません。しかし、50万円〜100万円以上の高額なキャッシングをする場合では、利息に数千円〜1万円ほどの差額が出るため、少しでも返済総額を抑えたい方はプロミスのカードローンへ申し込んでください。
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---|---|---|---|
利用限度額 | 1~500万円 | 実質年率 | 4.5%~17.8% |
少額カードローンはレイクALSAの無利息期間が絶対お得!
手軽に少額のお金を借りたい方は、消費者金融レイクALSAのカードローンがオススメです。
レイクALSAのカードローンはその他の消費者カードローンと同様にアルバイトやパートの方でも審査通過を十分に期待できる上、長期間の無利息期間が用意されているためです。
レイクALSAは180日間の無利息期間が用意されている
レイクALSAの2種類の無利息期間
- 5万円まで180日間無利息(200万円までの借入の方が対象)
- 全額30日間無利息
多くの消費者金融カードローンでは30日間の無利息期間が設けられていますが、レイクALSAでは「5万円まで180日間の無利息期間」のサービスが提供されています。
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レイクALSAは最短15秒審査!評判や申し込み方法について解説
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利用限度額 | 500万円 | 実質年率 | 4.5%~18.0% |
銀行カードローンでは楽天銀行スーパーローンがオススメ!
銀行カードローンの中で、審査が不安な方でも利用しやすいのが、「楽天銀行スーパーローン」です。楽天銀行スーパーローンの公式サイトには、審査内容について下記のような記載があります。
楽天銀行スーパーローン(カードローン)の審査が通る条件・審査内容を教えてください。
審査基準・審査内容の詳細についてはご案内することができません。日本国内に居住する20才から62才までで、お仕事に就かれており毎月安定した定期収入のある方であれば、どなたでもお申込みいただけます。
もちろん、パートまたはアルバイトでお勤めの方もお申込みいただけます。まずは、お申込をご検討ください。
出典:よくある質問|楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンも「アルバイトやパート」の方の利用が期待できるとの記載があるため、年収や雇用形態などのステータスに自信がない方でも安心して申し込みを進められます。
楽天銀行スーパーローンへの入会で1,000円もらえる!?
また、楽天銀行スーパーローンへ入会すると、1,000円相当の楽天スーパーポイントを獲得できます。日頃から楽天スーパーポイントを利用している、貯めているという方にとって、非常に嬉しいサービスと言えるでしょう。
さらにカードローン入会月の翌月末の残高によって、最大30,000ポイントを獲得できるのも楽天銀行スーパーローンの大きな魅力です。
まとめ|カードローン審査に通過するポイント
本記事では、カードローンの審査の流れや審査基準、審査で重視される項目など、「カードローン審査」について、徹底的に解説してきました。
安定した収入があればカードローン審査に通過させやすい!
- カードローン審査は「仮審査」が重要!
- 審査通過後には本人確認書類の提出も必須なので注意
- 借入金額によって審査通過後に収入証明書が必要になるケースも
- 勤務先に電話がある在籍確認の審査に気をつける
- カードローン審査に重要なのは収入や雇用形態などの返済能力
- 勤続年数もカードローン審査で重視される
- カードローン審査に通過させやすいのは「安定収入」がある人!
- 少額の融資ほどカードローン審査に通過させやすい傾向あり
- 銀行カードローンより消費者金融カードローンの方が審査難易度が低いと考えられる
- アルバイトやパートの方でもカードローンの審査通過を十分に見込める
- 審査がないカードローンはほぼ間違いなく「ヤミ金」!
- ヤミ金を利用すると必ず大きなトラブルに巻き込まれる
- 審査がない怪しいカードローンは金融庁のサイトでチェック
- 学生でも20歳以上で安定した収入があればキャッシングを利用できる
カードローンを利用したことがない方は、カードローン審査が不安な方も多いでしょう。しかし、本記事で解説してきたように「安定した収入」さえあれば、アルバイトやパートの方でもカードローン審査の通過を期待できるため、「カードローン審査」をあまり難しく考えなくても良いでしょう。
また、カードローン審査が不安な方へ「審査難易度が緩やか」だと考えられるオススメのカードローンも紹介してきました。収入や雇用形態などのステータスなどに自身がない方は、ぜひ本記事で紹介したカードローンなどを参考にしながら、審査申込みを進めてみましょう。