専業主婦が1万円借りる方法|主婦に適したカードローンの特徴とは
この記事で分かること
- 専業主婦でも1万円借りるための方法
- 即日融資を成功させるためのポイント
- 専業主婦に適したカードローンの特徴
家計を預かる専業主婦にとって、急な出費に対する対応策を持つことは大切なことですよね。
外出先で現金が足りなくなったり、冠婚葬祭などで予定外の出費が重なったり。こんな時に必要となる金額は1万円前後と少額なことが多いですが、このお金について家族に相談するなんてできれば避けたいもの。
そんな急場をしのぐ強い味方となってくれるのが、1万円から借入ができるカードローンのような少額融資です。とはいえ、この数年で専業主婦のお金の借入は難しくなってきているともっぱらの噂。新規の借入ができるかどうか不安という専業主婦も少なくないようです。
そこでこのページでは、専業主婦が1万円を借りられるかどうかについて詳しくご説明していきたいと思います。ぜひ参考にしてみて下さいね。
専業主婦がお金を借りづらい理由
貸付を規制する総量規制とは
2010年(平成22年)よりも前は、専業主婦でも消費者金融などの貸金業者を利用することができたため、今よりもお金の借り入れが簡単だったとされています。
ですが、お金を簡単に借りることができるということは、借りすぎを助長することにも繋がります。実際にそれが懸念され、2010年6月に貸付を制限する「総量規制」が施行されました。
総量規制とは
2010年6月に施行された改正貸金業法によって導入された規制で、その内容は「個人の債務合計が年収の1/3を超えてはいけない」というものです。
例えば、300万円の年収の方の場合は1/3の100万円までしか借入はできません。これに照らすと、収入が0円の専業主婦は貸金業者からお金を借りられないことになります。
では、専業主婦が1万円借りる方法が全く無くなったのかというと、そうではありません。総量規制は貸金業法に組み込まれたものなので、消費者金融や信販会社(のキャッシング)など、貸金業者の貸付に適用されます。そこで注目したいのが、銀行のカードローンです。
銀行には銀行法という法律が適用されるため、貸金業法はなんの効力も持ちません。そのため、銀行のカードローンは総量規制の対象外となり、収入の有無を貸付条件にするかどうかは銀行の判断に委ねられています。
つまり、銀行が「収入がない専業主婦でも申込み可能」と条件をつけたカードローンであれば、お金の借り入れができるということになります。
近年、銀行も消費者金融を利用できなくなった専業主婦の受け皿となれるよう、申込み条件を緩和した銀行カードローンなどを数多くリリースするようになってきています。
これらの銀行カードローンに申込み、審査にパスすることができれば、1万円程度の借入は問題なく行えるので安心して下さいね。
配偶者貸付ってどんなもの?
総量規制について調べていくと「配偶者貸付」という言葉に出会うことがあると思います。配偶者貸付は元々、総量規制で消費者金融を借りられなくなった専業主婦を救済する目的で作られた特例措置です。
特例の内容は「婚姻関係にある夫婦の収入を合算し、その合計の1/3までであれば借入可能」というものです。つまり、配偶者貸付が利用できれば「夫に安定収入があれば、収入がない専業主婦の名義でも消費者金融に申し込める」というわけですね。
ただし、配偶者貸付は次のような理由からほぼ利用不可、形だけの特例となっているという現実があります。
- 申込に関わる書類の確認に手間と時間、コストがかかる
- 消費者金融側が受けるデメリットが大きい
- 大手消費者金融の中に適用可能な業者がない
実際、中小規模の消費者金融でも配偶者貸付OKなところは非常に少なく、実際問題として利用するメリットがほとんどない状態にあります。
これらの理由から、専業主婦のお金の借入を考える場合、消費者金融などの貸金業者の利用は初めから除外して問題ないと言えるでしょう。
1万円なら専業主婦でもカードローン審査に通りやすい?
専業主婦でも銀行のカードローンであれば申込み可能とご説明しましたが、実際にお金を借りるためには当然審査に通る必要があります。
では1万円借りることを前提とした場合、少額なので審査に通りやすいと考えても良いのでしょうか?答えは条件付で「◯」です。というのも、カードローンの審査で重視される項目は多岐にわたるため、想定している借入額だけで判断するのは難しいからです。
基本的に、申込書に記入する「希望借入金額(上限額、限度枠)」の金額が小さければ小さいほど、審査には有利だとされています。特に安定収入がない専業主婦は返済能力が低いと判断されるため、あまり高い金額を書くと審査に悪影響を与えかねません。
とはいえ、1万円程度の借入を基本として考える場合、限度額は最低額に設定しても問題ないはずなので、審査に響くことはないと考えられます。
ただし、過去・現在の借入状態や配偶者の属性などによって、申込みNGになったり審査に落ちたりする可能性がないわけではありません。借入予定額が小さいことが審査に有利に働く可能性はありますが、そのことがダイレクトに「審査に通る」ことに繋がるわけではないことを覚えておきましょう。
次に、一例として専業主婦でも申込み可能な銀行ローンをいくつか挙げ、申込み可能な限度額をまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
商品名 | 申込み可能な限度額 | 金利 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行カードローン | 10~500万円 | 1.8~14.6% |
みずほ銀行カードローン | 10~100万円 | 12.0~14.0% |
イオン銀行カードローン BIG | 30~800万円 | 3.8~13.8% |
千葉銀行カードローン | 最大500万円 | 4.3%~14.8% |
※金利は借入限度額によって変動するが、限度額を最小に設定した場合、基本的に最高金利が適用される
カードローン申し込み前に確認!注意すべき3つのポイント
①即日融資が可能かどうか確認する
1万円程度の少額借入を考えるケースというのは、緊急性が高い場合が多いと考えられます。
「主人が急な出張に行くことになったが、経費の立て替え費用がちょっと足りない」
こういった緊急事態に申し込む場合は、即日融資が可能かどうかの確認が重要になります。「申し込んだのはいいけれど、お金を借りることができるまで時間がかかりすぎて間に合わなかった」こんなことになっては目も当てられませんよね。
幸いなことに、最近は大手銀行の多くが即日融資可能なカードローンを用意しています。ただ、即日融資を可能とする条件は各行によって異なりますので、申込みの際には条件をしっかり確認し、不備がないよう注意しましょう。
即日融資が可能となる条件の例
- Web、電話での申し込み(郵送は当然不可)
- 当日◯◯時までに申込みを完了させる
- 当日△△時までに審査完了
- 専用の自動契約機で規定の時間までに申込みを完了させる
②申込みの際に虚偽記載を行わない
専業主婦が申し込めるカードローンの特徴
- 配偶者に在籍確認が行われない(家族に内緒で申し込める)
- 必要な添付書類は本人が確認できるもの(免許証、保険証、パスポート)などでOK
- 配偶者の収入証明書提出は不要
これは基本的に専業主婦の申込みの場合、特に記載がなくとも上限金額は30万円、高くとも50万円と低めに制限され、その代わりとして申込み条件が緩和されていることに関係しています。
このため「審査に有利になるよう夫の年収を多めに書いても大丈夫では?」「他社借入があるけど、ごまかしてもバレないのでは?」なんて考えがちですが、これは大間違いです。
申込みに際して必要となる書類が少なくても、配偶者に在籍確認が行われなくても、審査自体は厳しく行われています。当然、信用情報も確認されるので過去現在の借入状態はバッチリ把握されますし、不審な点があれば配偶者の収入などについても調査が入ると考えて間違いありません。
虚偽記載や不正が発覚すれば、その時点で審査落ちは確実となりますので、申込みに際しては正確な情報を記載し、記入の間違いなどがないよう十分注意しましょう。
③金利をしっかりチェックする
銀行のカードローンというと、なんとなく「金利は横並び」というイメージがありますよね。しかし、実際には結構金利には違いがあり、使い続ければ続けるほど損得の差が開いてきます。
1万円程度の借入の場合、返済に長い期間が必要とならないため、金利はそれほど大きな金額にはならないと考えられます。ですが、せっかくカードローンに申し込むのであればお得に使いたいもの。いつ何時、上限額いっぱいの借入をするかも分かりませんので、適用される金利はしっかりチェックし、低金利のカードローンを検討することをおすすめします。
また、銀行によっては顧客獲得のために「30日間金利0円」などの優遇キャンペーンを行っていることがあるので、申込みの際に適用可能かどうか必ず確認しておきましょう。場合によっては無金利で1万円を借りることもできますので、キャンペーンなどのお得情報は見逃さないようにして下さいね。
なお、適用される金利が決定した後は、基本的にいくら借りても金利は一定となります。例えば、限度額10万円、金利14%で契約が成立した場合は、1万円借りても30万円借りても、金利は14%です。
これを踏まえ、カードローンを利用する際は借入金額の大小に関わらず、返済計画をきちんと立て、完済までにどの程度の金利がつくかシミュレーションしておくことをおすすめします。
無理な借入を繰り返してしまうと、個人信用情報に傷がつき、カードローンが利用不可となったり、新規の借入ができなくなったりしますので、重々注意しておきましょう。
まとめ
- 総量規制のため、専業主婦の借入は実質的に銀行カードローンのみに制限されている
- 1万円程度であれば、専業主婦でもカードローンで問題なく借りることができる
- 大手銀行は即日融資に対応しているところが多いので要チェック
- 虚偽記載や記入ミスは審査に多大な悪影響を与えるので要注意
- カードローンは意外に金利の差が大きいので、しっかりと確認することが大切