カードローンで借り換えをして借金返済するメリット・デメリットを解説!
今現在契約している金融業者からの借り入れの金利が高く、返済に困っている人はカードローンの借り換えを検討してみましょう。金利の低い金融業者への借り換えを行うと最終的な返済総額が減って、借金をスムーズに完済できる可能性もあります。
ただし、カードローンの借り換えにはメリットだけではなく、デメリットとなる側面もあるため、無闇矢鱈に活用しようとせず、あらかじめ理解した上で申し込むようにましょう。
本記事では、カードローンを借り換えするメリット・デメリット、カードローンを借り換える際の流れや注意点などについて解説していきますので、参考にしてください。
目次
カードローンの借り換えは銀行と消費者金融どちらがおすすめ?
借り換えローンですが、銀行や消費者金融など、たくさんの金融業者でサービスが提供されています。どの金融機関の借り換えローンを利用するのが一番お得なのでしょうか。
銀行の借り換えローンが低金利でお得!
結論としては、銀行が提供している借り換えローンが最も金利が低い可能性が高く、お得であると言えるでしょう。
まず、借り換えを行う理由があります。これはもちろん「金利を下げること」以外にはありません。この本来の目的を見失わないようにしながら、金融業者のサービスを見極めていくのが、良い借り換え先を見つける最善の行為だと言えます。
借り換え先を選ぶ時には、銀行・消費者金融どちらか二択になるので、それぞれのメリットとデメリットを確認していきましょう。
銀行の借り換えローンのメリット・デメリット
銀行が提供する借り換えローン・おまとめローンは高い信頼性もあるので、借り換え先としての人気も高いです。
メリット
銀行での借り換えを行なった場合のメリットは、もちろん金利の低さが挙げられます。現在のカードローンの借り換えを検討しているのであれば、今の金利の高さに苦労しているということですよね。
銀行が提供する借り換えローンでは、金利が10%を切るものもあり、審査に通過できれば借金完済までの道のりがグッと近くでしょう。銀行は金利を下げられる可能性が最も高いので、一番おすすめしたい乗り換え先です。
デメリット
カードローン借り換え先として、銀行にもデメリットがあります。これは「審査基準の高さ」が挙げられます。銀行は社会的ステータスの高い人にはどんどんお金を貸してくれますが、ステータスの低い人には貸し渋る傾向が強いためです。
もちろん現在サラリーマンで安定した収入であれば、銀行を借り換え先にするのはそこまでハードルも高くありません。一般的な目安として「年収300万円以上、勤続年数3年以上」あれば、社会的信用度も高い傾向にあるので、十分に銀行での借り換えローン審査通過を狙えます。
消費者金融の借り換えローンのメリット・デメリット
消費者金融をカードローンの借り換え先にする場合のメリット、デメリットをみていきましょう。
メリット
銀行とは違って「審査基準の緩やかさ」が挙げられます。もちろん最低限の社会的信用度が必要となりますが、銀行ほど審査が厳しいわけではありません。
多少は、社会的な信用度が多少低くても、審査通過を目指せるのが消費者金融の借り換えローンです。
デメリット
審査を通過させやすいのは、非常に大きなメリットとなるのですが、銀行に比べて金利が高くなるのがデメリットとなります。
現在のカードローンが上限金利いっぱいの18%であれば、十分に金利が下がる見込みがあります。また、おまとめローンの借り換え先に検討しているのであれば、金利は変わらなくても返済日がまとまるので、大きなメリットを必ず受けられるでしょう。
借り換えローンを検討するなら加重平均利率を計算しよう
複数の金融業者から借り入れを行なっている場合は、今の金利がいくらなのか分からないと思います。この平均値は「加重平均利率」と呼ばれ、計算することで平均値を出せます。
借り換えローンを検討中であれば、必ず計算して自分の金利を把握しておきましょう。例えば3社から借り入れを行なっている場合の加重平均利率をみてみましょう。
金利 | 元金 | 利息 |
---|---|---|
15% | 300,000円 | 45,000円 |
12% | 100,000円 | 12,000円 |
10% | 200,000円 | 20.000円 |
合計 | 600,000円 | 77,000円 |
上記のようになっている場合、元金(=借り入れ残高)の合計と、利息の合計を計算します。
その後、「利息合計÷元金合計」を計算することで「加重平均利率」が分かります。この場合は「77,000円 ÷ 600,000円」なので、加重平均利率は「12.83%」となります。
複数の借り入れがある場合は、必ず金利の平均値を計算して借り換え後の金利と比較してみましょう。
カードローンの借り換えをするメリット
銀行や消費者金融で提供されている「借り換えローン」ですが、大きなメリットがたくさんあります。カードローンの借り換えを行った場合のメリットは大きく分けて3つあります。
借り換えローンを行う場合の3つのメリット
- カードローンの借り換えによって金利を下げられる
- カードローンの借り換えによって毎月の返済額を下げられる
- 返済日を1日にまとめられる
カードローンの借り換えによって金利を下げられる
カードローンの借り換えを行う目的は、もちろん今借入れを行っている金融業者の金利よりも下げることだと思います。もし、低金利の借り換え先の金融業者が見つかり審査通過となれば、利息がグッと下がって返済負担を減らせる可能性があります。
具体例として、50万円の借入れを行っていて「18%」から「15%」に下がった場合の残元金についてみていきましょう。例に挙げているのは、いくつかの金融業者での返済方法に採用されている「残高スライド元利定額リボルビング方式」での一例となります。
返済回数 | 返済額 | 金利18%の場合の残元金 | 金利15%の場合の残元金 |
---|---|---|---|
1回目 | 13,000円 | 494,500円 | 493,250円 |
2回目 | 13,000円 | 488,917円 | 486,415円 |
3回目 | 13,000円 | 483,250円 | 479,495円 |
4回目 | 13,000円 | 477,498円 | 472,488円 |
5回目 | 13,000円 | 471,660円 | 465,394円 |
6回目 | 13,000円 | 465,734円 | 458,211円 |
返済総額 / 返済回数 | 751,057円 /58回 | 685,852円 / 53回 |
このようにたった3%金利が下がるだけでも返済総額に「65,205円」もの差額が生じることが分かりました。
また、例えば金利が「18%」から「13%」に下がった場合では、返済総額がおよそ10万円も下げられるのです。このように、金利が下がることで返済総額も下げられるので、完済までの計画が楽なものになります。
貸金業法改正前に借入れを行っていた人は必ず金利が下がる
また、貸金業法では金利の上限が決められており、借り入れの金額によって変動しますが一般的には18%(15%~20%)になっています。
この金利の上限は、貸金業法改正後に決められた上限です。貸金業法改正前では金利上限は29.2%もあり、改正前から借り入れを行っていた場合は、改正前の金利が適用されています。
貸金業法は段階的に改正されていき、2010年6月18日に完全施工されました。これ以前から借り入れを行っていた場合、改正前の上限に近い金利となっているはずです。
借り換えを行うと改正後の金利に抑えられるので、単純に10%以上は金利を下げられると言えます。以前に借り入れを行った人は、必ずカードローンの借り換えを検討してみましょう。
カードローンの借り換えによって毎月の返済額を下げられる
金利が下がると最終的な返済総額が減るので、毎月の返済額も下げられます。例えば「元利均等返済方式」で月に13,000円(10,000円/元金+3,000円/利息)を支払っていた場合、支払いが12,000円(10,000円/元金+2,000円/利息)に下げられる可能性も十分に考えられます。たった1,000円とはいえ、年間では12,000円もの差額が生まれます。
おまとめローン利用時には毎月の負担額をさらに減らせる
複数の金融業者からの借り入れを行っている方は、さらに返済額を減らせる可能性があります。例えば3社から借り入れている場合で、それぞれ毎月の最低返済額が10,000円に設定されていると、合計30,000円は必ず返済しなければなりません。
複数のカードローンを1社へまとめて一本化した場合、最低返済額が減少することが考えられるので、毎月の負担額を減らすことに繋がります。
カードローンの借り換えによって返済日を1日にまとめられる
複数の借り入れをおまとめローンへ借り換えする場合に限りますが、複数回の返済日を1日にまとめられるので、返済の管理がかなり楽になります。
毎月何度も来る返済日が1日にまとまれば返済計画を立てやすい
複数の金融業者からの借り入れ時は返済日が毎月何度も来るので、落ち着く暇がありません。お金のやり繰りや返済の管理は本当に大変だと思います。
しかし、おまとめローンの借り換えを成功させると、毎月の支払い日を1日にまとめられるので、返済負担や気持ちの面でかなり楽になります。返済日がまとまれば気持ちに余裕が出るので、その時間を有効に活用して、昇進を目指す為の勉強時間に充てたり、転職のためのスキルアップの時間に使っても良いでしょう。
カードローンの借り換えをするデメリット
借り換えローンやおまとめローンのデメリットとなり得る側面をお伝えしていきます。カードローンの借り換えを上手に活用できる場合、「借り換えローンにはメリットしか無い」と言えるのですが、返済計画を甘く考えていると、大きなデメリットにもなります。
借り換えローンを行う場合の3つのデメリット
- 最低返済額が下がることで返済回数が増えて返済総額が上がる危険性
- 返済負担が減ったことで無駄な出費が増えてしまう可能性
- 借り換え時に限度額が増えて追加融資を受けてしまう危険性
最低返済額が下がることで返済回数が増えて返済総額が上がる危険性
毎月の返済額が減ると、借り入れている元金も減らしにくくなります。元金を減らしていかないと、毎月の返済額のほとんどが利息分になるので、極端に言うと「一向に完済できない」状態に陥る危険性があります。
繰り上げ返済できる金融業者への借り換えが得策
この傾向は、特に複数の借り入れ先から「おまとめローン」を利用して、カードローンの一本化を行った場合に顕著に表れます。
例えば、今までは複数の金融業者へ毎月合計3万円の返済を行っていて、一本化することにより毎月1万円の返済になった場合は今までの3分の1の返済額となるのですが、単純計算すると返済期間が3倍にも延びてしまいます。
このようなことから、お金のある時に随時繰り上げ返済を行える金融業者への借り換えをおすすめします。大抵の金融業者ではボーナス月に繰り上げ返済が可能となっているので、少しでも返済を早められるように繰り上げしていきましょう。
返済負担が減ったことで無駄な出費が増えてしまう可能性
カードローンの借り換えやおまとめローンに成功すると、「今までは毎月3万円を返済に充てていたのに、毎月1万円に下がって得した」ように錯覚するかもしれません。
これは「毎月の返済額が今までよりも下がっているだけで、元金はあまり減らせていない」状態です。毎月の返済額が少なくなってお金に余裕ができてしまうと、まだお金を使えると錯覚してしまい、無駄な出費を増やしてしまう危険性があります。
借り換え時に限度額が増えて追加融資を受けてしまう危険性
カードローンの借り換えが成功し、今までの借り入れ限度額よりも増える可能性もあります。普通に考えると、まだ借り入れできるので万が一の時にも安心だと思ってしまうかもしれません。しかし、そもそもの借り換えを行った理由は「完済までが厳しいから」だと思います。
完済の見込みがあれば追加融資を受けても良いのですが、多くの場合はそのような余裕が一切無いはずです。追加融資を行ってしまうと更に借金が増えてしまって、完済までの道のりがより難しいものとなるでしょう。
増枠されたからといって、絶対に追加融資はやめておきましょう。もし完済できなければ「自己破産」などの債務整理の可能性が高まってしまいます。
カードローンの借り換えとおまとめローンの違いとは
借り換えローンも、おまとめローンも同じ内容の金融商品
本記事中で「借り換えローン」や「おまとめローン」と2種類の名称が出てきて、どれを探せばいいのか分からない、という人もいるかもしれません。
実はこれら2つの金融商品は内容が同じです。各金融業者が分かりやすくするため、金融商品のサービス名に「借り換え」や「おまとめ」という名称を組み込んでいるだけなのです。
もし、おまとめローンを希望している場合でも「借り換えローン」の良いサービスが見つかれば利用できるので、幅広いサービスの中から見つけられます。
金融業者別!借り換え、おまとめローンの商品名称
実際に銀行や消費者金融で提供されている借り換えローン、おまとめローンの名称、金利を見ていきましょう。
金融業者名 | サービス名 | 金利 |
---|---|---|
アコム | 借り換え専用ローン | 7.7~18.0% |
アイフル | かりかえMAX、おまとめMAX | 12.0~17.5%, 12.0~15.0% |
プロミス | おまとめローン | 4.5~17.8% |
SMBCモビット | カードローン | 3.0%~18.0% |
三菱UFJ銀行カードローン | バンクイック | 1.8~14.6% |
楽天銀行 | スーパーローン | 1.9%~14.5% |
横浜銀行 | カードローン | 1.9%~14.6% |
各社からこのような金融商品名でサービスが提供されています。どれも名称が異なりますが、借り換え、おまとめローンとして利用できます。
カードローンの借り換えをするまでの流れ
カードローンの借り換えを完了するまでの流れを見ていきましょう。おおまかな流れを把握しておくことで、実際に借り換えローンを利用する時に役立ちます。
カードローンの借り換えの流れ
- 良い借り換えローン先の金融業者へ申し込む
- 申し込みには「借り換えでの利用」と前もって伝える
- 調達した資金で過去の借り入れ先へ一括返済する
良い借り換えローン先の金融業者へ申し込む
まずは希望に合う借り換え先を見つけましょう。もちろん「低金利」である金融業者がベストです。
借り換え先が見つかれば、ローンの申請を行います。申請方法は、「窓口」や「インターネット」からできます。すぐに申し込めるインターネットからの申請がおすすめです。
本人情報は虚偽なく入力していくこと
過去に借り入れをした時と同様に、本人情報の入力を進めていきます。もちろん年収や年齢を偽るなどの虚偽申請は絶対にやめておきましょう。
本人情報に偽りがあると、バレた時に大きなペナルティーとなります。せっかく見つけた良い借り換え先の審査に通過しないのはもちろんのこと、ブラックリストに載ってしまって今後別の金融業者での審査も通過しないような事態にもなります。本人情報は必ず正しく入力しましょう。
申し込みには「借り換えでの利用」と前もって伝える
申請時には「借り換えでの利用」と前もって伝えておかなければなりません。申し込みページの「備考欄」へ一筆記入しておきましょう。前もって伝えることには理由があり、消費者金融では「総量規制」が設けられているからです。
総量規制で年収の3分の1位内でしか借り入れできない?
借り換え先に消費者金融を検討している場合、必ず「総量規制」というキーワードに引っかかると思います。
総量規制とは、貸金業法で「貸金業者は年収の3分の1以上の貸し付けを行ってはいけない」と規定されています。これは、年収が300万円の人では、100万円を超える借り入れができないということです。
借り換えローンは総量規制の対象外となる
貸金業法では「利用者に一方的に有利となる場合は、総量規制の制限を受けない」と例外を認めています。
「借り換えローン」や「おまとめローン」は基本的に、金利が下がって返済負担額を減らす目的となるサービスを提供なので、総量規制の対象外となります。
このような理由から、借り換え先には必ず前もって伝えておかなければ、総量規制が引っかかってしまい審査落ちしてしまう場合もあるのです。
調達した資金で過去の借り入れ先へ一括返済する
借り換え審査に無事通過すれば、過去の借り入れ先へ一括返済を行います。その後、新しい借り入れ先にへ、コツコツと返済をしていく流れになります。
カードローンを借り換える際に選ぶコツ
無数の借り換え先があって、どの金融業者、金融商品にするか迷ってしまいそうになることでしょう。ここでは、カードローンの借り換え先を選ぶコツを紹介します。
まずは金利の低い借り換えローンを選ぶ
もちろん低金利に越したことはありません。低金利でおすすめなのは、「銀行」が提供しているカードローンへの借り換えです。消費者金融に比べて、金利が低く設定されていて、また、信用度も高いので安心して借り換えできるでしょう。
消費者金融への借り換えも状況次第で視野に
銀行は金利が低く設定されているのですが、基本的には「審査基準」が高く、自身のステータスがある程度高い人でなければ審査通過が難しいでしょう。しかし、例えば勤続年数3年以上ある一般的なサラリーマンであれば、審査もそこまで難しくありません。
「消費者金融」への借り換えも検討してみる価値があります。消費者金融は金利が高いのですが、銀行とは異なる審査基準があります。また、おまとめローンは消費者に一方的に有利になるため、返済目的であれば貸金業法(総量規制)の例外として年収の1/3を超える借り入れも認められています。
おすすめ消費者金融おまとめローン
アイフルは即日融資・在籍確認の点でおすすめ!パート主婦でも借りる方法
審査時間は最短18分で即日融資!1秒診断で事前にチェック
【審査時間・融資時間について】※申込状況によっては、18分を超える場合もございます。審査時間 | 最短18分 | 融資時間 | 最短18分 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
カードローン借り換え時の注意点
ローンの返済方法を必ずチェックしておくこと
カードローンは、それぞれの金融業者により返済方法が異なります。返済方法によっては、利用者側の負担が最終的に甚大なものになる場合がありますので、あらかじめ理解した上で申し込むようにしてください。
返済名称 | 返済方法 | メリット、デメリット | 採用している主な金融業者 |
---|---|---|---|
残高スライドリボルビング方式 | 残高によって返済額が変動する。大きな残高ではたくさん返済し、残高が小さくなるにつれて、返済額が少なくなる。 | 毎月の返済額を小さく抑えられる代わりに、長期に渡って返済が必要となり、返済負担額が大きくなりやすい。 | 主に消費者金融 |
元利均等返済方式 | 元金と利息を足した金額を一定の返済額をとして払う。 | 毎月の支払い額が同じなので、返済計画を立てやすいが、元金が減りにくく長期化する場合がある。 | 銀行、消費者金融 |
元金均等返済方式 | 一定の元金に金利を足した返済を毎月支払う。 | 定額の元金は必ず毎月返済するので元金を減らしやすい、反面、毎月の返済額が高くなる傾向にある。 | 銀行、消費者金融 |
各金融業者がそれぞれ細かな返済方式を採用しているので、これら以外にも返済方法はありますが、基本的には上記のうちいずれかになります。
消費者金融では残高スライドリボルビング方式が多い
完済まで長引きやすい返済方法なのですが、もちろん繰り上げ返済も可能です。元金が少なくなれば、返済額が低い金額にスライドするのですが、返済額が少なければ元金も減らしにくくなります。
極力完済まで早められるように、必ず繰り上げ返済を行いましょう。
借り換え成功時は返済後に追加借入をしないこと
借り換えが成功して、複数の借り入れ先へ借金を一括返済すると、過去の借り入れ先から「完済した優良顧客」として見られる場合があります。優良顧客として見られるだけならまだ良いのですが、優良顧客にはまた借り入れを行ってもらいたいので、営業の電話が入ることがあります。
例えば、「完済してもらったので、次回は低金利で融資できますよ」や「限度枠を上げられますよ」など、営業も口が上手いので、甘い言葉で誘われも迂闊に追加融資しないように気をつけましょう。また追加で借り入れてしまうと、返済計画も立てられず、最悪の場合は自己破産してしまう可能性もあります。
返済が減ったからといっても借金が削減できたわけではない
借り換えローンに成功した人は、「借金が減った」と勘違いしてしまうことが多いですが、金利が下がっただけであって借金が削減されたわけではありません。初めに借金していたお金は変わっていないので、見誤らないように注意してくださいね。
まとめ
カードローンの借り換えによって元金が減るわけではない
必ず注意してほしいことは、低金利へのカードローンの借り換えを行っても「元金(=借金総額)」が減るわけではありません。
あくまでも、金利を下げて完済を目指しやすくするためのサービスなので、借りたお金はしっかりと返さなければなりません。
万が一にも銀行や消費者金融業者での借り換え審査に通らなかった時は、もう一度家系や返済計画の見直しをしてみましょう。必ず無駄な出費もあり、削れる部分も見つかるはずです。もし見直しても節約できず、完済までの見込みが無ければ債務整理も検討しなければなりません。
このような状況にならないためにも、債務整理は本当の意味での最終手段となるでしょう。まずは現状を見直して、返済計画をしっかりと練り直すことが重要です。