法人や個人事業主が「緊急」で資金調達する方法!ビジネスローンは最も期待値が高い
「取引先が倒産してしまって売掛金が回収できず、運転資金が少し足りない…」という法人の事業者や、「事業資金を仕入れに使いすぎて事務所の家賃や光熱費に支払うお金が足りない」というような個人事業主の方の中には、『緊急でお金が必要。即日の資金調達を希望している。』という方もいるでしょう。
そこで本記事では、「法人や個人事業主が緊急で資金調達する方法や注意点」について、分かりやすく解説します。
法人や個人事業主は緊急でお金を借りられるのか
法人の事業者や個人事業主の方は、緊急でスグにお金を借りられるのでしょうか。
法人や個人事業主が「銀行融資」で即日融資するのは不可能
法人事業者や個人事業主の代表的な資金調達の方法である「銀行融資」ですが、即日融資はできません。
法人事業者や個人事業主が使える銀行融資のメリットとデメリット
- 数千万円〜数億円の非常に高額なお金を借りられる
- 実質年率2.0%〜の低金利で融資を受けられる
- 担保や保証人(第三者保証)不要
- 起業したての事業者は銀行融資を受けられない
- 数万円〜の事務手数料がかかる
- 必要書類が多く手続きが煩雑になることも
- 融資まで2週間以上かかる場合もある
法人事業者や個人事業主が利用できる「銀行融資」は、数千万円〜数億円という高額なお金を低金利で借りられるという大きなメリットがあります。調達した資金を事業拡大に利用したり、設備投資に利用したり、大きな資金が必要な時に有効に活用できるでしょう。
そもそも銀行融資は法人の緊急時の資金調達には不向き
銀行融資を受けるためには、様々な必要書類を用意したり、審査〜融資まで2週間以上の日数がかかったりする場合が多く、「緊急の資金調達」には向いていません。
銀行融資を利用するには一時的な借入に利用するより、設備投資などの「長期的な借入」を希望する時に利用するようにしてください。緊急でお金を借りたい法人の事業者や個人事業主は、次の項目で解説する融資を検討しましょう。
法人や個人事業主が緊急で申し込むべきローン
法人や個人事業主が緊急でお金を借りるためには、消費者金融などの貸金業者が提供している「ビジネスローン」への申し込みがオススメです。
ビジネスローンと銀行融資は何が違う?
ビジネスローンと銀行融資の違いを紹介します。銀行融資とは、主に銀行が提供する「高額・低金利」の事業性資金の融資を指します。一方のビジネスローンとは、消費者金融などの貸金業者が提供する「スピーディーな手続き」が特徴の事業性資金の融資を指します。
多くのメリットがあるビジネスローンがオススメ!
- ビジネスローンは最短即日融資を期待できる
- 保証人や担保不要でお金を借りられる
- 提出が必要な書類も銀行融資に比べて少ない
ビジネスローンは最短即日融資を期待できる
銀行融資は「融資まで2週間以上」かかる場合がありますが、ビジネスローンは申し込み〜融資まで最短即日で手続きを完了できます。
「今日中にまとまったお金が必要」という方や、「今週中に取引先への支払いがある」というような融資を急いでいる事業者は、ビジネスローンの利用がオススメです。
保証人や担保不要でお金を借りられる
ビジネスローンも銀行融資と同じように、「担保不要」「保証人無し(※)」でお金を借りられます。担保や保証人に関する書類の準備も不要なので、スピーディーに申し込み手続きを進められます。
※法人の場合は、代表者の連帯保証が必要になる場合があります。
提出が必要な書類も銀行融資に比べて少ない
また、ビジネスローンへ提出する必要書類は銀行融資に比べて少ない場合が多く、「手軽」に事業性資金の融資を申し込めるのもメリットと言えるポイントでしょう。
緊急でお金を借りれるビジネスローン「アイフルビジネスファイナンス」
ここで、緊急でお金を借りたい法人の事業者や個人事業主にオススメしたいビジネスローンを紹介します。
申し込み対象となる方 | 法人、または個人事業主 |
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申し込み対象年齢 | ※法人のお客様:75歳まで 個人事業主のお客様:69歳まで |
限度額 | 50万円~1,000万円 |
契約利率(実質年率) | 3.1%~18.0% |
遅延損害金(実質年率) | 20.0% |
担保 | 不要 |
保証人 | 原則不要 ※ただし、法人の場合は代表者が原則連帯保証 |
返済方式および返済期間・回数 | 元利均等返済:最長5年(60回以内) 元金一括返済:最長1年(12回以内) |
必要書類 | ●法人 代表者本人を確認する書類、決算書 ※その他必要に応じた書類 ●個人事業主 本人を確認する書類、確定申告書、所定の事業内容確認書 ※その他必要に応じた書類 |
ビジネスローンのアイフルビジネスファイナンスは金利3.1%~18.0%、限度額1,000万円となっていて、一般消費者向けの消費者金融カードローンと同等のスペックです。ただし、法人や個人事業主の「最短即日融資」が可能なので、事業性資金を緊急で調達したい方は、便利に利用できるでしょう。
アイフルビジネスファイナンスは開業後1年以上あれば融資を受けられる
また、アイフルビジネスファイナンスの融資は業歴が1年以上あれば、申し込み〜融資が期待できるのも大きなメリットとなるポイントです。開業後安定した売り上げがなく、運転資金に困っているという方は、アイフルビジネスファイナンスへの申し込みを検討してください。
※銀行融資などであれば、通常「3期分」の決算書の提出が求められます。このため、開業後間もない法人の事業者は銀行融資を受けられません。
事業資金には緊急のローン以外にも方法がある
ここで、アイフルビジネスファイナンスのようなビジネスローン以外で法人事業者や個人事業主が「緊急融資」する方法を紹介します。
法人事業者や個人事業主が即日融資を受ける方法
- 手形割引で即日融資を受ける
- ファクタリングで即日融資を受ける
手形割引で即日融資を受ける
企業間の取引きでは、「現金決済」や「手形決済」があります。手形とは、「いつ、いくらのお金を払う」という約束をするもので、通常は手形発行から2か月〜3か月後にお金が支払われます。
手形が発行されてもしばらくの間はお金を受け取れないため、この期間に「手形割引」を行って資金を調達します。
手形割引とは?
手形割引(てがたわりびき)とは、満期前の手形を第三者へ裏書譲渡し、満期日までの利息に相当する額や手数料を差し引いた金額で換金することである。
手形割引を依頼したものを割引依頼人、手形を割引いたものを割引人、割引かれた手形のことを割引手形(わりびきてがた、略称は割手)という。
また、手形割引を専門に行う業者が多く存在していて、手数料を支払う代わりにお金を受け取ります。
取引先が倒産した場合は手形割引の代金を返済する必要あり!
ただし、手形の振出人が倒産などで不渡りになってしまった場合、手形割引で受け取ったお金を業者へ返済する必要がある点に注意してください。
取引先の経営が傾いている、または、取引先に経営不振の噂があるような場合は、手形割引の利用にリスクがないか、しっかりと検討しましょう。
ファクタリングで即日融資を受ける
また、先ほどの手形割引とよく似た資金調達に、ファクタリングという方法があります。手形割引は振出人が発行した手形を換金する方法ですが、ファクタリングとは「売掛金」をファクタリング会社に買い取ってもらう資金調達法です。
売掛金とは?
売掛金(うりかけきん)は、掛取引によって商品を販売した場合に代金を受領する権利(債権)をいう。
このような債権を総称して売上債権というが、当該債権について手形を保有している場合には受取手形、そうでない場合には売掛金として区別される。
出典:ウィキペディア(売掛金)
手形と同じように売掛金の回収までには1か月〜2か月ほどの期間があるため、この期間内に資金不足で困った場合は、ファクタリング会社を通じて資金調達が可能です。
2社間または3社間ファクタリングがある
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
2社間ファクタリングとは「事業者とファクタリング会社」間の取引ですが、3社間ファクタリングとは「事業者とファクタリング会社と取引先」感の取引となります。
3社間ファクタリングは手数料が安いというメリットがありますが、取引先にファクタリングの利用の事実がバレてしまう(=取引先に現金不足がバレてしまう)というリスクがあるので注意してください。
一時的な資金繰りのため融資したいならビジネスローンがオススメ
ただし、手形に記載された額面を受けるまでの期間や、売掛金回収までの期間などの一時的な資金繰りには、リスクもある手形割引やファクタリングよりも、「ビジネスローン」のほうが安心して使えるでしょう。
売掛金を回収した後は、ビジネスローンへ一括返済すればそれ以上の利息はかからないため、利息を抑えてお得に資金調達できます。
緊急で資金調達したい時こそビジネスローンで注意すべきポイント
ビジネスローンで即日融資を受けるためには、これから解説していくポイントに注意しておきましょう。
- 平日午前中にビジネスローンへ申し込む
- ビジネスローンに提出必須の書類を用意しておく
- ビジネスローンの審査に落ちた場合は次のビジネスローンへ申し込む
- 急いでいる時こそ業者をしっかり見極めること
平日午前中にビジネスローンへ申し込む
ビジネスローンの即日融資の方法ですが、ほとんどの場合、銀行振り込みによる即日融資となります。銀行が営業している時間にビジネスローンの審査に通過させて、振り込みによる融資を行なってもらう必要があります。
午前中にビジネスローンへ申し込んでおくと安心
また、ビジネスローンの審査にも時間がかかることが予想されるため、できるだけ平日の午前中にビジネスローンへ申し込んでおくようにしましょう。午前中に申し込みしておけば、午後の早い時間にビジネスローンとの契約が完了し、即日の銀行振り込み融資にも対応してもらえる可能性が高まるでしょう。
ビジネスローンに提出が必須となる書類を用意しておく
ビジネスローンで即日融資を受けるためには、提出が必要な書類を前もって準備しておくようにしましょう。ビジネスローンとの契約時には下記のような書類が必要となります。
- 本人確認書類
- 個人事業主は確定申告書
- 法人は登記事項証明書や決算書
本人確認書類
本人確認書類とは、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードやパスポートなど、自分自身を証明するための書類となります。本人確認書類はカードローンと同じように、事業者向けビジネスローンの申し込み時にも必要となります。
確定申告書や所得証明書類
個人事業主の場合、確定申告書や所得を証明する書類などが必要となります。申し込み前に手元に用意しておくようにしましょう。
登記事項証明書、決算書、決算報告書
法人の場合であれば、登記事項証明書や決算書、決算報告書などが必要となる場合もあります。
事業計画書
また、あまり求められることはありませんが、個人事業主などに対しては事業計画書の提出を求められる場合があります。これからの事業計画がしっかりと組み立てられているのか、また、収益をしっかりと上げられるのか、をしっかりとチェックされる場合があるんですよね。
ビジネスローンへの申し込み前にはどのような書類が必要となるのか、前もって確認するようにしておきましょう。
詳しくは以下の記事でも解説しておりますので、合わせてご覧下さい。
急いでいる時こそ業者をしっかり見極めること
ビジネスローンを提供する貸金業者の中には、悪徳業者である「ヤミ金」も含まれています。(※貸金業者=ヤミ金という意味ではありません。)
即日融資できるビジネスローンなのに「金利5.0%」というような低すぎる金利を売り文句にしているような金融業者は「ヤミ金」の可能性もあるので、利用時には十分に注意してください。
※一度ヤミ金を利用してしまうと、長期間に渡って資金を搾取されたり、脅迫的な取り立てが行われ、大きなトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
急いでいる時などに心の余裕がなくなってしまうと、誰でも「周りが見えなくなってしまう」ものです。しかし、急いでいる時こそ、「安心して利用できる金融業者」をしっかりと見極めて、絶対に違法業者に騙されないようにしましょう。
怪しい金融業者は金融庁サイトで確認を
金融庁のサイトには「登録貸金業者情報検索入力ページ」という、貸金業者の検索ツールが用意されています。検索ツールは無料で利用できるため、怪しい金融業者が見つかったら「ヤミ金ではないか」をしっかり調べてみましょう。
まとめ
本記事では、法人の事業者や個人事業主が即日融資するための方法について解説してきました。
ビジネスローンは手続きが簡単で業歴が短い事業者でも利用できる!
- 事業性資金を調達できる低金利の「銀行融資」は即日融資不可
- 銀行融資は手続きに2週間以上かかるため急いで資金調達したい方は不向き
- 即日融資を希望するなら消費者金融などの「ビジネスローン」がオススメ
- アイフルビジネスファイナンスのカードローンなら即日融資も期待できる
- 開業後1年(以上)の方でもアイフルビジネスファイナンスなら利用できる
- 即日融資するなら手形割引やファクタリングなどもある
- 手形や売掛金がない事業者は手形割引やファクタリングの資金調達を利用できない
- 一時的な資金調達ならビジネスローンの方がお得にお金を用意できる可能性大
- 急いでいるときこそヤミ金に騙されないように注意!
事業性資金を調達できる定番の方法は「銀行融資」による資金調達です。ただし、銀行融資は審査に長い日数が必要で最短融資まで2週間程度かかる場合があり、即日の資金調達を希望している事業者の方には不向きです。
法人の事業者や個人事業主が即日融資を期待できるのは、消費者金融などの「ビジネスローン」です。ビジネスローンは金利が高く限度額も高くはありませんが、即日融資可能なので、緊急でお金を借りたい方にはオススメのローンです。
※個人事業主の場合は、消費者金融が提供するカードローンも「事業性資金」として利用できる可能性があります。本サイトでも多くの消費者金融カードローンを解説しているので、個人事業主の方はチェックしてください。
ぜひ本記事を参考にしながら、事業性資金の即日融資に成功できるように様々な融資方法を検討してみましょう。