消費者金融やカードローンは年齢制限なしで借りられない?18歳から高齢者まで利用可能な業者はある
消費者金融やカードローンといった金融サービスは、老若男女多くの人に利用されています。しかし、消費者金融やカードローンを利用する際には、申し込み条件として年齢が重要な要素となっています。18歳未満の未成年者や18歳の高校生、年金生活者や65歳以上など特定の高齢者が利用できるのか、またどのような条件があるのかは多くの方が疑問に思っていることでしょう。
本記事では、年齢制限なしでカードローンを利用できるのか、消費者金融・信販系カードローン・銀行カードローン各社における年齢制限、利用する際の注意点などを解説します。
目次
年齢制限なしの消費者金融やカードローンは存在するか?
物価上昇に対して賃金が上がりにくい近年において、消費者金融やカードローンは生活に余裕がない多くの人にとって身近なものとなりつつあります。しかし、金融業者は貸付を行う際に返済能力や信用リスクを考慮する必要があるため、消費者金融やカードローンなどの融資サービスでは基本的に年齢制限が設けられています。
では、年齢制限なしで借り入れが可能な消費者金融やカードローンは存在するのでしょうか?
年齢制限なしで借り入れできる消費者金融・カードローンはない
日本国内で運営されている消費者金融やカードローンでは、最低限の年齢要件を設けています。成人とされる年齢、つまり成年年齢に到達している18歳以上であることが求められます。しかし、18歳以上であっても高校生や高等専門学校生などの場合は申し込み条件を満たせません。
消費者金融を営んでいる貸金業者は、貸金業法に則ってサービスを提供しているため、融資希望の申込者が返済能力を有しているのか否かを確認する必要があるのです。同様に、消費者金融以外の銀行カードローンなどでも返済能力の有無を確認しています。
(返済能力の調査)
第十三条 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
2 貸金業者が個人である顧客等と貸付けの契約(極度方式貸付けに係る契約その他の内閣府令で定める貸付けの契約を除く。)を締結しようとする場合には、前項の規定による調査を行うに際し、指定信用情報機関が保有する信用情報を使用しなければならない。
3 貸金業者は、前項の場合において、次の各号に掲げる場合のいずれかに該当するときは、第一項の規定による調査を行うに際し、資金需要者である個人の顧客(以下この節において「個人顧客」という。)から源泉徴収票(所得税法(昭和四十年法律第三十三号)第二百二十六条第一項に規定する源泉徴収票をいう。以下この項及び第十三条の三第三項において同じ。)その他の当該個人顧客の収入又は収益その他の資力を明らかにする事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録として内閣府令で定めるものの提出又は提供を受けなければならない。ただし、貸金業者が既に当該個人顧客の源泉徴収票その他の当該個人顧客の収入又は収益その他の資力を明らかにする事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録として内閣府令で定めるものの提出又は提供を受けている場合は、この限りでない。引用元:貸金業法 | e-Gov法令検索
消費者金融よりも銀行カードローンの方が年齢制限が厳しい
銀行カードローンの場合、消費者金融に比べて年齢制限など申し込み条件が厳しく、さらに5万円のような少額で融資を行わない傾向にあります。銀行が提供するカードローンは長期的な利用・返済してもらうことを前提としているため、安定した収入と長期にわたる返済能力が求められるからです。その結果、ほとんどの銀行カードローンでは20歳以上のみを融資の対象としています。
消費者金融やカードローンで年齢制限がされている理由
2022年4月の民法改正により、日本における成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、18歳以上であれば本人の意思で自由に契約が結べるようになりました。そのため、返済能力を持たない学生でも18歳以上になれば様々な契約を結べることから、多くの消費者金融や金融業者などでは従来通り20歳以上を申し込める下限で年齢制限しているのです。
一方、原則として65歳から年金を受給できるようになりますが、金融業者では年金以外の安定収入を得ていない申込者の場合、年齢要件を満たしていても審査で落とすことがほとんどです。返済能力を重要視しており、借り手の収入や職業、健康状態などを考慮しています。そのため、あらかじめ申し込める年齢上限として~64歳までなどと年齢制限しています。
基本的に、金融業者は返済能力のある年齢層に対してのみ融資を行い、貸し倒れリスクを低減するようにしています。
成年年齢の18歳になっても高校生の場合は審査に通らない
成年年齢引き下げにより、18歳以上の若者でもカードローンの契約が法的に可能になったという変化がありますが、全ての金融業者が18歳からの契約を受け付けているわけではないです。特に高校生や高等専門学校生の場合は、教育を受けている間の経済活動を制限する目的で消費者金融やカードローンでは申し込み対象外となっています。
消費者金融では例外的なケースですが、プロミスでは安定収入を得ていれば18歳以上20歳未満の若者でも借り入れが可能なカードローンを提供しています。そのほか、アルバイトをしている18~19歳の学生の多くは、学生を対象に貸付を行っている貸金業者である学生ローンの利用も検討することになるでしょう。
65~80歳などの高齢でも年齢制限にかからない場合もある
年金受給している65歳から80歳といった高齢者の方でも、年齢制限にかからずに借り入れが可能なカードローン商品は存在します。ただし、高齢者でも借り入れできるカードローンは非常に数が少なく、上限年齢については提供している金融業者によっても異なります。また、年金収入以外に安定収入を得ていなければ申し込み条件を満たせない場合がほとんどです。
年齢制限なしを謳う闇金や個人間融資などには注意しよう
最後に、年齢制限なしを謳う金融業者(闇金)や個人間融資には十分注意が必要です。闇金や個人間融資のような違法業者は法外な利息を要求することが多く、返済が困難になるリスクが非常に高いです。また、違法な取り立て行為による精神的な苦痛を伴うリスクも高いので、信頼できる金融業者を選んで利用することを強くお勧めします。
消費者金融カードローン各社における年齢制限
消費者金融カードローンは、主に貸金業者が提供する個人向け融資サービスで、銀行カードローンなどと比較して条件が優しいといった特徴を持っています。以下は、主要な大手消費者金融カードローンと中小消費者金融カードローンの年齢制限を比較した表です。一部の年齢上限が不明となっている金融業者は「基準を満たす方」と表記しています。
大手消費者金融カードローンの年齢制限一覧
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
プロミス | 18歳以上 | 74歳以下 |
SMBCモビット | 20歳以上 | 74歳以下 |
アコム | 20歳以上 | 基準を満たす方 |
アイフル | 20歳以上 | 69歳まで |
レイク | 20歳以上 | 70歳まで |
大手消費者金融の中で上限年齢74歳のプロミスやSMBCモビットは、年金収入のみの方は申し込み条件を満たしていないと判断するため、申し込んでも審査に落ちてしまいます。
中小消費者金融カードローンの年齢制限一覧
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
ベルーナノーティス | 20歳以上 | 80歳まで |
「セントラル」カードローン | 20歳以上 | 基準を満たす方 |
ダイレクトワン | 20歳以上 | 69歳まで |
「フクホー」フリーローン | 20歳以上 | 65歳以下 |
消費者金融カードローンの年齢制限の現状
消費者金融の申し込み可能年齢は18歳または20歳から
消費者金融の申し込み可能となる年齢は18歳または20歳からで、上限年齢は64~74歳前後となっています。法律による成年年齢の規定に基づくもので、成年(18歳)に達していない個人には契約の自由が制限されているためです。ただし、基本的には20歳以上で年齢制限を設けており、責任能力や返済能力などにおける貸し倒れリスクを懸念している場合が多いです。
大手の消費者金融カードローンではプロミスのみとなっていますが、高校生・高等専門学校生以外の18歳以上であれば申し込み条件を満たせます。他社の消費者金融カードローンはほぼ20歳以上を申し込み条件に設定しています。
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※学生は安定した収入がある方
審査時間 | 最短3分 | 融資時間 | 最短3分 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 1~500万円 | 実質年率 | 4.5%~17.8% |
上限年齢は69歳から74歳までの差がある
一方、カードローンに申し込める上限年齢については各金融業者によって異なります。大手消費者金融では69歳から74歳までに設定されていますが、理由としては高齢者が返済能力を持つ可能性が低くなると考えられるためです。返済能力と年金以外の安定収入の有無、および高齢者の健康状態や生活状況を考慮した結果です。
中小消費者金融の年齢制限は柔軟性がある
一部の中小消費者金融では、大手消費者金融に比べて年齢制限に柔軟性があります。例えば、ベルーナノーティスは80歳までの借入が可能となっており、74歳以上の高齢者でも金融サービスを利用しやすくなっています。ただし、中小消費者金融業者でも上限年齢は69歳までに設定されていることがほとんどです。
信販系カードローン各社における年齢制限
信販系カードローンは、クレジットカード会社が提供する個人向け融資サービスです。消費者金融よりは審査が厳しく、銀行カードローンよりは審査が柔軟という特徴を持っています。以下は、主要な信販系カードローンの年齢制限を比較した表です。
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
セゾンファンデックス | 20歳以上 | 80歳以下 |
JCBカードローン「FAITH」 | 20歳以上 | 69歳以下 |
ORIX MONEY | 20歳以上 | 69歳まで |
信販系カードローンは主に20歳以上の成人を対象としていますが、上限年齢は低く制限している業者と80歳までと非常に高く制限している業者で二分されています。
信販系は審査や年齢制限が厳しい傾向にある
信販会社はクレジットカード発行業務などで得た豊富な審査ノウハウを有しており、申込者の信用情報を非常に重視しているため、信販系カードローンの審査基準は厳しい傾向にあります。過去のクレジットカードの利用履歴や他の金融機関での借入れ状況、申込者の年収や職種、勤続年数などの経済的安定性が審査において評価されています。
年齢制限に関しても信販系カードローンは69歳までを目安に上限年齢が設定されており、特に高齢者に対しては貸付条件が厳しくなることがあります。ただし、セゾンファンデックスのかんたん安心カードローンは柔軟とも言える年齢制限で申し込み条件を設けています。
セゾンファンデックスは80歳以下の方が利用できる一方で、JCBカードローン「FAITH」やORIX MONEYは69歳以下という上限年齢が設定されています。このように、信販系カードローンは消費者金融に比べて審査が厳しく、年齢制限もしっかりと設けられていることが特徴です。
銀行カードローン各社における年齢制限
銀行カードローンは、大手銀行・地方銀行やネット銀行が提供する個人向け融資サービスで、信販系や消費者金融と比較して低い金利での借入が可能な場合が多いです。以下は、大手銀行、ネット銀行、地方銀行のカードローンにおける年齢制限を比較した表です。
大手銀行カードローンの年齢制限一覧
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 20歳以上 | 65歳未満 |
みずほ銀行カードローン | 20歳以上 | 66歳未満 |
りそな銀行カードローン | 20歳以上 | 66歳未満 |
三井住友銀行カードローン | 20歳以上 | 69歳以下 |
ネット銀行カードローンの年齢制限一覧
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
楽天銀行スーパーローン | 20歳以上 | 62歳以下 |
auじぶん銀行カードローン | 20歳以上 | 70歳未満 |
イオン銀行カードローン | 20歳以上 | 65歳未満 |
ソニー銀行カードローン | 20歳以上 | 65歳未満 |
オリックス銀行カードローン | 20歳以上 | 69歳未満 |
住信SBIネット銀行カードローン | 20歳以上 | 65歳以下 |
地方銀行カードローンの年齢制限一覧
金融業者 | 下限年齢 | 上限年齢 |
---|---|---|
千葉銀行(ちばぎん)カードローン | 20歳以上 | 65歳未満 |
横浜銀行カードローン | 20歳以上 | 69歳以下 |
スルガ銀行カードローン | 18歳以上 | 65歳未満 |
東京スター銀行カードローン「スターカードローンα」 | 20歳以上 | 69歳以下 |
静岡銀行カードローン「セレカ」 | 20歳以上 | 70歳未満 |
八十二銀行カードローン「はちにのかん太くんカード」 | 20歳以上 | 74歳以下 |
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 | 20歳以上 | 69歳以下 |
常陽銀行カードローン・キャッシュピット | 20歳以上 | 75歳未満 |
銀行カードローンの年齢制限は20歳~60代前半までが多い
銀行カードローンの年齢制限については、各金融機関の方針によって異なりますが、申し込み条件として20歳から60代前半までの年齢で設定されている場合が多いです。20歳から60代前半までの年齢層で働いている方は安定収入を得ており、返済能力が見込めるためと考えられています。ただし、大手銀行カードローンに比べてネット銀行や地方銀行のカードローンでは比較的高めの年齢上限に設定されている場合があります。
年金収入のみでも借りられる銀行カードローン
高齢者で働いておらず、年金収入のみでも借りられる銀行カードローンも存在します。金融機関によっては年金収入が安定した収入源と見なされ、返済能力があると判断されるためです。例えば、三菱UFJ銀行カードローンやauじぶん銀行カードローンでは、年金収入を得ている高齢者でも利用できる条件を設けています。
三菱UFJ銀行カードローン
三菱UFJ銀行のカードローンは、年金収入のみの方でも申し込みが可能です。ただし、65歳未満の方が対象となります。
Q.収入が年金のみですが申し込みできますか?
A.お申し込みいただけます。原則安定した収入がある方であれば、お申し込みいただけます。
auじぶん銀行カードローン
auじぶん銀行のカードローンも、年金収入のみの方でも申し込みが可能です。こちらは、70歳未満の方が対象となります。
Q.【じぶんローン】現在の収入は年金だけですが、申込みはできますか?
A.お申込みいただけます。ただし、当行所定の審査結果によってご要望に沿いかねる場合があります。
年齢が気になる人がカードローンを利用する時の注意点
65歳以上の高年齢の方、18歳や19歳でカードローンの利用を検討中の方もいるのではないでしょうか。年齢が気になる人がカードローンを利用する際には、いくつかの注意点があります。以下に、それぞれの年齢層に対する注意点を確認していきましょう。
高年齢の人がカードローンを利用する場合
年金収入以外の安定収入も必要なことがある
多くの金融業者では、申し込み条件として年金収入のみではなく他の安定した収入源が必要とされています。高年齢でも年金収入以外の安定した収入があると、カードローンの審査に通りやすくなります。
一部の金融業者では、年金受給者でも借りられるカードローンが存在しますが、必ずしも全ての人が審査に通るわけではありません。また、申し込み条件における上限の年齢制限も設けられているため、それぞれの金融業者の条件を確認してください。
年金収入のみであれば、一部の銀行カードローンや中小消費者金融が選択肢として考えられます。一方、年金以外の収入がある場合は、大手消費者金融でも借りられる可能性が高いです。
利用上限年齢を超えると契約は更新停止になる
カードローンの契約には利用できる上限年齢が設定されており、上限の年齢を超えると契約の更新が停止となります。上限年齢は商品や金融業者によって異なりますが、多くの場合は60歳から80歳程度が上限とされています。
契約が更新停止になると、それ以降はローンカードが使えなくなり、新たな追加の借入はできません。ただし、契約が終了してもそれまでに借り入れた分の返済は続ける必要があります。
収入が途絶えたとしても借金の返済義務は残る
カードローンを利用して借り入れを行った場合、収入が途絶えたとしても返済義務は残ります。そのため、高齢者がカードローンを利用する際には、将来的な収入状況を考慮した上で無理のない範囲の借入を心掛けることが必要です。
ただし、返済が困難になった場合は金融業者と相談することで、返済計画の見直しや支払い猶予などの対応が可能な場合があるでしょう。また、法的な手続きを通じて借金の整理をすることも可能です。
なお、借金を返済する義務は借りた本人にあり、家族や親族などがその借金を返済しなければならない義務はありません。ただし、連帯保証人になっている場合や相続人となった場合などは例外です。
18歳、19歳がカードローンを利用する場合
18歳で収入があっても高校生は貸付対象外
18歳や19歳でも高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はカードローンの申し込みができません。責任能力に乏しい学生が過大な債務を負うリスクを防ぐための措置です。
しかし、18歳や19歳であってもアルバイトやパートなどで一定の安定した収入がある大学生や専門学校生などの場合は、カードローンの申し込みが可能です。ただし、収入証明書の提出が必要となることが多いです。
収入証明の提出や返済能力の証明が必要
18歳や19歳がカードローンを利用する場合、金融業者が申込者の返済能力を確認する目的で、収入証明の提出が必要となっています。特に、18歳や19歳という若年層は収入が少なく、安定した収入がないと見なされやすいため、収入証明書の提出が求められます。
また、借入希望額が高額になる場合や他社からの借入と合計して100万円以上の場合も収入証明書の提出が必要となります。一方で、利用限度額が50万円以下の場合や他社借入と合計して100万円以下の場合などは、収入証明書の提出を求められません。
学生は学生ローンだと審査通過しやすい
学生ローンは学生の貸付に特化しており、金利が低く限度額の設定が少ないことが特徴です。そのため、18歳や19歳の学生がカードローンを利用する場合、学生ローンを選ぶと審査に通りやすいと言えます。
学生ローンは、学生生活を送る中で様々な場面でお金が必要になる場合に頼りになるサービスです。収入が少ない学生にとって、お金が足りなくて困ってしまう場面もあるでしょう。そのような場合、学生ローンは使い道が完全に自由なので、プライベートの様々なシーンでも気兼ねなく活用できます。
ただし、学生ローンにも借入限度額が設けられており、多くの場合で50万円が上限とされています。また、学生ローンの審査に通るためには、安定した収入があることが一つの重要な条件となります。
カードローン申し込みで嘘の年齢を記入してもバレる!
カードローンの申し込みでは、本人確認書類の提出が必要となっています。そのため、年齢を偽って申し込んでも本人確認書類で年齢が確認されるので、嘘がすぐにバレてしまいます。
また、カードローンの申し込みで虚偽の情報を提供すると、発覚した時点で審査に落ちるだけでなく、契約後に虚偽が発覚すると一括返済を求められる可能性が高いです。また、虚偽申告による解約などの履歴が信用情報に記録されてしまい、以降の金融取引で審査に通ることは難しくなるでしょう。
年齢制限が気になっている方からのよくある質問
- カードローンの申し込みには年齢制限がありますか?
- カードローンの上限年齢はどのくらいですか?
- 年齢制限の「未満」「以下」「まで」とはどういう意味ですか?
- 年齢制限なしのカードローンはありますか?
- 高校生でもカードローンを利用できますか?
カードローンの申し込みには年齢制限がありますか?
カードローンの申し込み条件には、下限上限ともに年齢制限が設けられています。多くの金融業者では、申し込み時の年齢が満20歳以上の場合のみカードローンを利用できます。ただし、2022年4月の成人年齢の引き下げに伴い、一部の金融業者では下限年齢を20歳から18歳(高校生や高等専門学校生は除く)に変更しています。
また、カードローンには上限年齢も設けられており、多くの金融業者では65~70歳未満を上限として年齢制限が設定されています。
カードローンの上限年齢はどのくらいですか?
カードローンの上限年齢は金融業者や商品によって異なりますが、65歳から70歳未満とされていることが多いです。ただし、金融業者によっては定期収入があることなどを条件にした上で、申し込み時の上限年齢が「80歳未満まで」で設定されている金融商品もあります。
なお、契約中に上限年齢に達すると追加の借入や契約の更新は行えず、返済のみが行えるという状態になってしまいます。また、「何歳でもOK」と謳っている場合は違法な業者(闇金)の可能性が高いため、どんなに困ったとしても利用は避けるべきです。
年齢制限の「未満」「以下」「まで」とはどういう意味ですか?
それぞれの表現には次のような意味があります。
年齢制限の「未満」
○○未満は、「その数値を含まない」ことを意味します。例えば、「20歳未満」とは、20歳を含まず、19歳までの年齢を指します。
年齢制限の「以下」
○○以下は、「その数値を含む」ことを意味します。例えば、「20歳以下」とは、20歳を含み、20歳までの年齢を指します。
年齢制限の「まで」
○○まで、という表現も「その数値を含む」ことを意味します。つまり、「以下」と同じ意味になります。例えば、「20歳まで」とは、20歳を含み、20歳までの年齢を指します。
年齢制限なしのカードローンはありますか?
年齢制限なしのカードローンは存在しません。理由は、消費者金融や銀行などの金融業者が返済能力を確保するために、一定の年齢制限を設けているからです。ただし、一部の金融業者では年齢制限が比較的緩やかな商品を提供している場合もあります。
例として、18歳から申し込めるカードローンには大手消費者金融のプロミスがあり、80歳までの高齢者でも申し込めるカードローンにはカタログ通販大手ベルーナのグループ企業のベルーナノーティスがあります。
高校生でもカードローンを利用できますか?
18歳の成年年齢に到達したとしても、18歳の高校生はカードローンの利用対象外となっています。成年年齢引き下げ以降も多くのカードローン商品やクレジットカードでは、従来通り20歳以上を申し込み条件にしている場合がほとんどです。
まとめ
今回は、年齢制限なしでカードローンを利用できるのか、消費者金融・信販系カードローン・銀行カードローン各社における年齢制限、利用する際の注意点などについて解説してきました。
年齢制限を設けていない消費者金融やカードローンは存在せず、多くの金融業者では下限年齢が20歳で上限年齢が64~74歳前後となっていることが分かりました。ただし、一部の金融業者では18歳から80歳の高齢者まで利用できます。基本的には、各金融業者で異なる規定や条件を設けているため、申し込みを行える年齢制限の上限や下限は多少異なります。
また、年金受給している高齢者で年金以外の安定した収入を得ていない場合や、18歳でも高校生や高等専門学校生等の場合は、年齢要件を満たしていても審査に通らないこともあります。金融業者側としては、貸し倒れリスクを回避するためにこのような制限を設けています。
したがって、消費者金融やカードローンを利用する際は、自身の年齢だけでなく返済能力や信用状況など他の重要な要素も考慮しましょう。本記事が、年齢が気になっている方の借入に役立つことを願っています。