FXの口座開設にはマイナンバーの提出が絶対必要?
この記事の目次
FXの口座開設には、マイナンバーカードの提出が絶対必要なのでしょうか? プライバシー保護の観点や、セキュリティ上の理由から「できるだけ提出したくない…」という方も多いでしょう。
本記事では、FX口座の開設には「マイナンバーカードの提出が必要なのか」徹底調査してみました!
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あなたの年齢は?
そもそも、マイナンバーとは?
マイナンバーは、正式名称を「個人番号」と言います。国民ひとりひとりに割り当てられた12桁の番号であり、番号によって顔写真や氏名、住所、年齢(生年月日)、性別などの情報が識別できます。
マイナンバー制度がスタートしたのは、平成27年10月のことです。マイナンバーを通知する際、全国民に対して「マイナンバー通知カード」という、紙で出来たカードが郵送されました。
みなさんも既に、各自治体から「マイナンバー通知カード」を受け取られたはずです。マイナンバーカードには、紙製の「通知カード」のほか、ICチップの搭載されたマイナンバーカード(個人番号カード)の二種類があります。
画像出典元:内閣府ホームページ
通常、身分証明書として使えるのは(上の画像参照)右側のマイナンバーカードです。ただ、FX口座の開設時には「マイナンバー」通知カードのコピーを提出してもOKとなっています。
どのFX業者、証券会社でもマイナンバーの登録を行っている
例えば、業界大手の外為どっとコムでは口座開設時に本人確認書類とあわせてマイナンバー確認書類を提出する必要があります。提出された書類を確認後に審査が行われ、無事通過すると口座開設が完了という流れになっています。
マイナンバーの登録は、国税局が「所得税法令上の番号確認手続き」を行うため必要になります。
FX口座開設時、マイナンバーの提出が必要
マイナンバーの提出は、FX口座を使用するための義務となっています。なぜなら、FX業者はマイナンバーを国税局に通知する義務があるからです。
マイナンバーの取得後、国税局は私たち一人一人の資産状況がチェックできます。そして「所得税の申告漏れ」があれば、申告と納税の義務を「未申告の者」に対して促します。故意に税を収めないのは犯罪行為です(=所得税法違反)。
このため、FX以外にも仮想通貨取引所の口座開設、証券会社の口座開設など「投資」に関わる口座については(国税庁が)資産状況を把握するため、マイナンバーの通知が義務付けられるようになりました。
マイナンバーを登録しなければFX口座が使えなくなる
2018年末までにマイナンバーの登録を終えなければ、各FX口座や証券会社の口座は、最悪「取引停止」や「口座の強制解約」が行われます。うっかり手続きを忘れて、大切な資産が凍結されないよう注意してください。
2016年1月1日以降に口座開設をされるお客様
取引を開始するまでに、当社へマイナンバー(個人番号)の登録が必要です。登録されなかった場合は、お取引を開始することができません
出典元:外為どっとコム:よくあるご質問 回答
これから口座を開設される方は、必ずマイナンバーの番号を登録し、マイナンバーカード(もしくはマイナンバー通知カード)のコピーをFX業者や証券会社に提出する必要があります。
既にFX口座をお持ちの方もマイナンバーの登録が必要
登録の無いまま、口座を保有し続けていても、口座が凍結(取引停止)になるのため2018年12月末までに『マイナンバー登録手続き』を必ず行ってください。
所得を隠すのは犯罪です!
毎年、資産を隠し持ち「脱税容疑」で捕まっている資産家のニュースを目にします。所得があるにも関わらず、故意に資産を隠したり、税の申告をしないのは、所得税法違反に罪に問われます。FXで利益が出た場合、スムーズに申告できるよう、マイナンバーの登録は必ず行ってください。またFX以外の資産運用のためにも、証券会社や仮想通貨の口座開設には「マイナンバーの登録」が必要です。
FX業者にマイナンバーを登録する方法
ここでは「外為どっとコム」を例に、マイナンバーの登録方法について説明します。
これからFX口座を開設される方のマイナンバー登録方法
外為どっとコムでこれから「口座を開設」される方は、口座開設の申込時にオンラインでマイナンバー確認書類を提出するよう求められます。
マイナンバーカード/マイナンバー通知カード/マイナンバー付住民票の写し/マイナンバー付住民票記載事項証明書のいずれかをマイナンバー確認書類として提出すれば完了となります。
その後、提出した書類や申告した内容をもとに口座開設の審査が行われ、通過した場合は口座情報が発行されます。
多少の違いはあるものの、他のFX業者でもほとんど同じような流れとなっており、業者によっては確認書類の郵送にも対応しているところがあります。
既にFX口座をお持ちの方がマイナンバーを登録する方法
FX口座を既に開設済みだが「マイナンバーを登録していない」という方は、ご利用中のFX業者の管理画面内でマイナンバーの登録が必要です。
画像出典元:外為どっとコム
上の説明にもあるとおり、マイナンバー通知カード、個人番号カードにて、みなさんのマイナンバー(12桁)が確認できます。このほか、住民票を取り寄せてもマイナンバーが確認できるのをご存じでしょうか。
画像出典元:名古屋市役所
上の画像は住民票の見本(サンプル)ですが、住民票請求時に「マイナンバーの記載を希望」すれば、赤い枠のように個人番号が照会できます。
マイナンバーが分からない、カードを無くした時には?
マイナンバー通知カードやマイナンバーカードを紛失・盗難に遭われた方は、マイナンバーが再発行されるまでの間、住民票を取り寄せて「マイナンバー」の確認を行ってください(※ 前項参照)。
ちなみに、マイナンバーカードの再発行には、警察所で「遺失物届」を出した後、最寄りの市役所にて「再発行手続き」が行えます。ただし、警察所でもらった「遺失物届」がなければ、再発行の手続きが出来ないので注意しましょう。
マイナンバーは、個人情報を記載した重要な「身分証明書」です。このため、マイナンバーを無くさないよう「大切に保管」を行ってください。また12桁の番号が第三者に見られないよう、それぞれが「セキュリティ対策」を強化する必要があります。
FX業者にマイナンバーを登録・各FX業者のセキュリティは大丈夫?
(FXとは関係がありませんが)最近では、仮想通貨NEMが盗まれる事件なども起こっており、マイナンバーをはじめ「個人情報」がどのように管理されるのか、不安を持つ方も少なくありません…。
このため、各FX業者も「より安全で、強固なセキュリティ対策」を取るよう、さまざまな対策を行っています。
例えば、通信の暗号化を実施するのはもちろんのこと、ログイン時のセキュリティ対策として「ワンタイムパスワード」を発行したり、パスワード強化度数の通知。
「いつ・どこで・誰が」ログインしたのか分かるよう、ログイン情報を(登録したメールなどに)随時通知するなど、セキュリティへの取り組みが、これまで以上に強化されています。
もちろんFX業者だけでなく、私たち一人一人が「ウイルス対策」やセキュリティ対策を万全にする必要があります。特にマイナンバーには、私たちの生活に関わる重要な情報がすべて詰まっています。
情報が盗まれないよう、パスワードやログイン情報の管理には十分注意を払ってください。
まとめ|FX取引にマイナンバーの登録は必要
最後にFX取引と「マイナンバーの登録」についてまとめておきます。
- FXの口座開設には、マイナンバー(12桁)の登録が必要
- マイナンバーは、所得税の申告漏れを防ぐために必要な情報
- 番号の登録後、マイナンバーのコピーをFX業者や証券会社に送付
- マイナンバーを登録しないままでは、最悪FX口座の凍結も…!
- マイナンバーには、マイナンバー通知カードのほか、マイナンバーカードの二種類がある
- 既にFX口座をお持ちの方も、2018年12月末までに届け出が必要
- マイナンバーは、住民票にも記載されている
FX口座をこれから開設される方、既に口座をお持ちの方も忘れずに「マイナンバーの登録」を行ってくださいね。
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