オアンダ FX (OANDA証券)の口コミ評判やメリットデメリットを初心者向けに徹底解説
この記事の目次
オアンダ FX(OANDA証券)は、世界6つの主要規制当局ガイドラインに従ってグローバルに展開する大手FX会社です。
1996年にデラウェア(アメリカ)にて設立。2007年からアジアに進出した後、日本での事業は2015年からスタートしました。
画像出典元:Oanda公式サイト(英語版)
OANDAでは独自の取引プラットフォームを提供し、【圧倒的なスピード】でテンポの良い取引が行えます。約定力の無い会社で取引すると、トレードのチャンスが活かせませんが、OANDAではいかなるチャンスも逃さず、効率よく運用が行えます。
OANDAに預け入れた資金は世界を代表する金融機関、大手銀行で保管をしているので安心です。
このほか、顧客のポジションを匿名で自動的合算。提携金融機関との間に事前設定された限度額を超える未決済全体ポジションについては即座にヘッジ(決済時の損失に備え、先物で売買する方法)し、リスクを回避してくれるので安全です。
オアンダ FX(OANDA証券)のサービス特徴
オアンダ FX(OANDA証券)は、約定拒否が少なく「約定力の高いFX会社」としてトレーダーの間で人気があります。
実際にオアンダ FXのトレードツールでは、注文時のレイテンシー(データーの処理に伴う遅延のこと)を最小限に抑え、約定力を高めています。
また、オアンダ FXでは「全71種類」の通貨ペアを扱っており、メジャー通貨だけでなく他のFX会社には扱いがないマイナー通貨の売買が行えます。最小取引単位を「1通貨」に設定することで、少額取引にも対応しています。
1通貨から取引ができれば、軍資金が少ない方でも気軽にトレードができますね。なお、オアンダ FX(OANDA証券)では取引手数料を無料にしています。
オアンダ FX(OANDA証券)の評判
オアンダ FX(OANDA証券)は「約定スピード&約定力の高さ」によって評価が高く、fxTradeの高機能トレードツールを使った取引は、国内はもちろん海外のトレーダーも広く愛用しています。
オアンダ FXのスプレッド幅、スワップポイントについては、他社に劣る部分もありますが、安定した取引とストレスのない高機能ツールの無料提供により、トレーダーの総合評価は極めて高いです。
オアンダ FX(OANDA証券)の良い点
オアンダ FX(OANDA証券)は、セミナーにチカラを入れています。オアンダ FXの公式サイト内「FXエデュケーション」では、オアンダ FXが開催する会場型セミナーのほか、オンラインセミナーの二種類を自由に選択し利用できます。
この中で最もおすすめなのは、オアンダ FXの「ビデオコンテンツ」です。ビデオコンテンツのジャンルは4種類あり、MT4関連、fxTrade関連、セミナー関連、FXラボ関連の動画が多数上がっています。
※ 2020年3月以降は、新型コロナウイルス対策として会場型セミナーは閉鎖されていますが、オンラインセミナーは変わらず利用できます。
オアンダ FXの「ビデオコンテンツ」ではFX初心者が知っておきたい、チャートの見方、注文の仕方、取引ツールの操作方法などが公式YouTubeチャンネルに上がっています。
気になる動画、トピックスがあれば動画を視聴してみましょう!
オアンダ FX(OANDA証券)の気になる点
オアンダ FXの初回入金額は、あらかじめ決まっています。スタンダードコースは初回100,000円以上の入金がなければ、取引ができないので注意しましょう(※ プロコースは20万円以上の入金が必要です)
また、オアンダ FX(OANDA証券)は提携銀行の数が少ない(計7行)のも注意が必要です。
2020年3月時点で提携しているのは、みずほ銀行や三井住友、三菱UFJ、住信SBIネット、ゆうちょ銀行、楽天銀行、JNBなどの主要銀行です。地方銀行との提携はないのでリアルタイム出金が使える場所(金融機関)は少なくなります。
このほかOANDAで気になるのは、マーケット情報のボリュームです。OANDAには為替ニュース、ロイターやダウジョーンズとの提携がありません。
FXi24(FX Wave・GI24)内のマーケット情報しか利用できず、その他のニュースについては、オアンダ FX(OANDA証券)の公式サイトやロイター、ダウジョーンズのニュースを自分で確認する必要があります。
オアンダ FX(OANDA証券)のアプリ・取引ツール
オアンダ FXの取引ツールは、約定スピード&約定力の高さで人気があります。
オアンダ FXの取引ツールとしては、最新のMT5(メタトレーダー5)、MT4(メタトレーダー4)、OANDA fxTrade、APIが利用できます。
各ツール、それぞれの特徴をまとめてみました。
オアンダ FX(OANDA証券)の取引ツール一覧
MT5(メタトレーダー5)
2020年1月13日より正式版をリリース!メタトレーダー5(MT5)は動作速度が大幅にアップ。豊富なインジケーター、MiniTerminal等のMT5版の注文ツール、インジケーターを搭載。
MT4(メタトレーダー4)
世界のFXトレーダーが愛用するメタトレーダー4(MT4)、豊富な分析ツールと自動売買機能を搭載。
OANDA fxTrade
TradingViewチャート上から直接注文ができる!80種類以上のインジケーター、50種類以上の描画ツールを装備。直感的に、注文執行・変更ができる高機能ツール。
API
トレーダーが開発したトレードツールを使って、暗号化された通信チャネルを使用しOANDAのオンライン取引システムへ接続するツール。
取引ツール fxTrade(エフエックストレード)が人気!
オアンダ FXで最も人気なのは、高処理能力を搭載したfxTrade(エフエックストレード)と呼ばれるツールです。
fxTradeは80種類以上のインジケーター、50種類以上の描画ツールを装備し、直感的操作ができるとあってFX初心者の方にも使いやすい設計です。
また、fxTradeはスマートフォン版(Android/iPhone)もリリースされており、PC版と同じ約50種類のインジケーターを標準装備。PC版をさらに上回る直感的操作が可能です。
メタトレーダー5(MT5)とメタトレーダー4(MT4)の違い
fxTrade以外にも、メタトレーダー5(MT5)とメタトレーダー4(MT4)が使用できます。ちらを使うか迷う方も多いと思います。
ここで、メタトレーダー5(MT5)とメタトレーダー4(MT4)の違いについて内容をまとめておきます。
項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
システムの動作 | 重い(32Bit) | 軽い(64Bit) |
インジケーター |
標準40種類以上、ライブラリーに100種類のインジケーター EAダウンロード可、OANDAオリジナルのツール、インジケーターも配布中 |
標準40種類以上、ライブラリーに100種類のインジケーター 今後、EAダウンロード可、OANDAオリジナルのツール、インジケーターも配布予定 |
プログラム言語 |
MQL4 自作のインジケーター、自動売買プログラムも作成可能 |
MQL5 自作のインジケーター、自動売買プログラムも作成可能 |
自動売買 | 〇 | 〇 |
バックテスト | バックテストの所要時間は長く、分析結果は数値のみ | バックテスト時間は短い。フォワードテスト機能とグラフ分析機能を搭載。 |
チャートの時間軸 | 9種類 | 21種類 |
気配値表示 | 銘柄とプライスボード | 銘柄リストとティックチャート、詳細、プライスボード |
ナビゲーター | ナビゲータ内のインジケーターがファルダ分けされていない | ナビゲータ内のインジケーターがファルダ分けされていて見やすい |
経済指標 | 外部のインジケーターをインストール | 経済指標の発表時刻をチャートに表示可能 |
このようにOANDAのツールは、fxTrade、メタトレーダー5(MT5)とメタトレーダー4(MT4)と三種類あるので、みなさんの投資のスタイルや機能によって上手に使い分けてください。
※ 次項「スプレッド」の部分で説明をしますが、コースによって使える取引ツールが異なります。
オアンダ FX(OANDA証券)の手数料・スプレッド
オアンダ FXのスプレッドですが「米ドル/円0.3銭」、「ユーロ/円0.4銭」と妥当な設定です。また、オアンダ FXのスプレッドは取引をするコースによって変動します。
オアンダ FX(OANDA証券)の各コースとスプレッドの比較
区分 | ① オアンダ FX(OANDA証券) FX(東京サーバー500K) | ② オアンダ FX(OANDA証券) FX(東京サーバー1MM) | ③ ベーシックコース(NYサーバー) | ④ プロコース(NYサーバー) |
---|---|---|---|---|
1回の最大取引量 | 50万通貨まで | 100万通貨まで | 25万通貨まで | 300万通貨まで |
自動売買の可否 | EA可 | EA可 | 不可 | EA可 |
取引システム | MT4 | MT4 | MT4/fxTrade | MT4/API/fxTrade |
通貨ペアの数 | 40通貨ペア | 40通貨ペア | 68通貨ペア | 68通貨ペア |
米ドル/円 | 0.3銭〜0.9銭 | 0.3銭〜0.9銭 | 0.4銭〜0.7銭 | 0.8銭〜1.1銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭〜1.2銭 | 0.4銭〜1.2銭 | 0.7銭 | 1.3銭〜1.8銭 |
豪ドル/円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 1.1銭 | 1.4銭 |
ポンド/円 | 0.9銭〜1.7銭 | 0.9銭〜1.7銭 | 1.4銭 | 2.8銭〜3.2銭 |
※ 上記のデータは、2023年4月7日時点の数値です。
①と②のコースは、追加オプションコースという位置づけですが、OANDAでは基本となるコースです(※ 最初にプライマリー口座を開設する必要があります)。
②と③のコースは、ベーシックとプロコースといって「メインアカウント」としての位置づけですが、1日の取引量によってスプレッドの条件には差があります。また、NYサーバーが適応となるため、スワップポイントなどはNYサーバーの数値を参照する必要があります。
最初に作成するプライマリー口座では、ベーシックコース(NYサーバー)またはプロコース(NYサーバー)のどちらかを選ぶわけですが、資金が多い方はプロコース・資金が少ない方はベーシックコースを選択すると良いでしょう。
オアンダ FX(OANDA証券)のスワップポイント
2023年4月3日のレートを元に、オアンダ FXにおける主要通貨のスワップポイントをまとめてみました。
主要通貨ペアのスワップポイント(NYサーバー)
通貨ペア | 売りスワップ | 買いスワップ |
---|---|---|
米ドル/円 | -214.8177 | 153.5010 |
ユーロ/円 | -162.8773 | 84.0739 |
ポンド/円 | -238.3129 | 152.8465 |
豪ドル/円 | -121.8484 | 64.1204 |
NZドル/円 | -141.6726 | 74.9987 |
※ 2023年4月3日のレート
オアンダ FXのスワップポイントを分かりやすくするために、国内大手FX会社の主要スワップポイントをまとめてみました。
国内D社|主要通貨ペアのスワップポイント
通貨ペア | 売りスワップ | 買いスワップ |
---|---|---|
米ドル/円 | -184 | 181 |
ユーロ/円 | -130 | 127 |
ポンド/円 | -194 | 191 |
豪ドル/円 | -88 | 85 |
NZドル/円 | -106 | 103 |
このように比較すると、オアンダ FXのスワップポイントは「非常に低めの設定」ということが分かります。
OANDAは高機能トレードツールの使いやすさ、スピード注文に対応するなどの魅力はありますが、スワップポイントについては、他社FX会社も検討したいところです。
オアンダ FX(OANDA証券)の約定力
オアンダ FXの約定力は、非常に安定しています。特に、OANDAの高機能取引ツールfxTradeは約定力が高く、トレーダーの口コミ評価も高いです。
実際に、OANDA公式サイトでは【OANDAのシステム内では5ミリセカンド程度の時間での約定が可能】との説明があり、注文をより早く、より正確に約定することに重きを置いています。
オアンダ FX(OANDA証券)でマージンコール・ロスカットされる水準
オアンダ FXでは、マージンコールやマージンカットはありません。
ロスカットについては、証拠金清算割合(%)が100%以上になったタイミングで強制決済されます。
オアンダ FX(OANDA証券)のマーケット情報
オアンダ FXのマーケット情報は、ボリュームが少なく提携しているのは【FXi24】だけです。
マーケット情報が少ないと感じた場合は、ダウジョーンズ、ロイター、Market Win24など他のマーケット情報で補完しましょう。
オアンダ FX(OANDA証券)における入金や出金
オアンダ FXの最低入金額はベーシックコースで10万円以上、プロコースで20万円以上と決まっています。
なお、オアンダ FXの入金方法は「ダイレクト入金」と「通常入金」の二種類があり、ダイレクト入金は手数料無料。原則24時間手続きができ、取引画面に即時反映されます。
ダイレクト入金に対応するのは、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・楽天銀行・ジャパンネット銀行・ゆうちょ銀行・住信SBIネット銀行のインターネットバンキングです。
チェックポイント
OANDAのダイレクト入金に対応する金融機関(計7行)
三菱UFJ銀行/みずほ銀行/三井住友銀行/楽天銀行/ジャパンネット銀行/ゆうちょ銀行/住信SBIネット銀行
通常の入金(上の方法以外、全国の金融機関窓口、ATMからの振込)については、振込み手数料は自己負担となり、振込後の反映は毎日9時、12時、15時、20時(平日のみ)のいずれかのタイミングで実行されます。
オアンダ FX(OANDA証券)のFX口座開設の審査基準
オアンダ FXでは、FXの口座開設の審査基準について、公式サイトで自ら解説しています。以下、内容を確認していきましょう。
FXの口座開設の審査基準は?
OANDA証券では、明確な審査基準を公開していません。お客様の情報がOANDA証券の定める審査基準に満たしていない場合、審査に落ちる可能性もあります。なお、なお審査基準に関しての具体的な情報は、公開しておりませんので予めご了承ください。
※強調は当サイトによる。
以上のように、審査基準はここからは全くわかりません。ただし、続いて注意事項が書かれています。
OANDA証券の口座開設対象年齢は、「20歳以上、75歳未満」の方限定
お客様情報と必要書類の情報が合致していない場合、口座開設できない可能性がある
OANDA証券が定める口座開設の対象年齢に達していなければ、口座開設をすることは出来ません。お客様情報と必要書類の情報が合致していない場合も同様です。情報を入力する際に、何度も確認を行い間違わないようにしてください。
※強調は当サイトによる。
ここにあるように、年齢と提出する情報の正確さが審査で重視されていることが分かります。
他のFX会社でも同じですが、提出書類の不備が口座開設できない原因の一定割合を占めていることがうかがえます。ご注意ください。
OANDA証券の口座開設に必要なもの
OANDA証券の口座開設に必要なものは、以下の通りです。
- メールアドレス
- 本人確認書類
- マイナンバー
メールアドレスはフリーメールアドレスでOK
OANDA証券の口座開設をする際には、メールアドレスの登録が必要です。そのため、いつでも送受信可能なメールアドレスを用意してください。
メールアドレスは、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスで問題ありません。
オンライン本人認証用のURL送付や審査結果の送付などに使います。
本人確認書類は現住所の記載がポイント
OANDA証券の本人確認書類として認められているものは、以下の通りです。(2022年1月現在)
【現住所の記載がある本人確認書類】
- 運転免許証・運転経歴証明書*変更内容の記載がある場合は裏面も必要
- ②保険証 (国民健康保険・健康保険・船員保険・介護保険・後期高齢者医療保険)
- ③パスポート *名前、生年月日、現住所が確認できるすべてのページが必要(2020年2月4日以降に申請したパスポートは、「所持人記入欄」がないため受理できません。)
- ④住民基本台帳カード
- ⑤在留カード・特別永住者証明書
- ⑥住民票のコピー
- ⑦印鑑登録証明書のコピー
- ⑧身体障害者手帳
- ⑨個人番号カード(写真付きのカードタイプのマイナンバーカード)
※有効期限のあるものに関しては同期限内であることをご確認ください。
※有効期限のないものに関しては発行日から6か月以内であること
※住所記載欄が裏面にある場合は両面が必要
また現住所の記載がある補完書類は、以下の通りです。
【現住所の記載がある補完書類】
- 公共料金(電気・都市ガス・水道・NHKのいずれか)の領収書
- 社会保険料の領収書
- 国税・地方税の領収書または納税証明書
※現住所記載のものに限ります
※発行日から6か月以内であること
OANDA証券の口座開設にはマイナンバーカードが必要です
OANDA証券の口座開設には、マイナンバーの提出が必須となります。
マイナンバーカードを持っていない場合は、「マイナンバー通知カード」か「個人番号付住民票」、それに「本人確認書類(顔写真付き)」で審査を受けられます。
外国人の口座開設には在留カードも必要
なお外国人の場合は在留カードの提出も必要となります。在留カードは本人確認書類としても利用可能なため、在留カード(顔写真付き本人確認書類に相当)に加えて、メールアドレス、マイナンバーカード(「マイナンバー通知カード」や「個人番号付住民票」でもOK)をご用意ください。
オアンダ FX(OANDA証券)でFX口座を開設する手順
オアンダ FXの口座は、オンライン(PC、スマートフォン、タブレット)から申し込みをします。以下オアンダ FXで、FX口座を開設する手順をまとめてみました。
- 必要書類を準備
マイナンバーカード、本人確認書類を準備 - 必要書類を提出
オンラインでアップロードまたは、郵送で必要書類を提出 - 申し込みフォームに記入
氏名や生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、国籍、職業、財務状況などを入力 - コース選択
取引をするコースを選択 - 審査
申し込みフォーム完了後、審査を実施 - 口座開設、入金
最短で翌日に口座が開設、入金をして取引開始!
入金の方法は、本ページ【オアンダ FX(OANDA証券)の出入金はいくらから可能?】の項目を参照してください。
オアンダ FX(OANDA証券)まとめ
オアンダ FX(OANDA証券)は、ツールの使いやすさと約定力の高さが魅力のFX会社です。
これまで、他社でストレスの多いトレードを続けている方、約定結果を待っている間にレートが動くなど、チャンスを活かせなかった方は、オアンダ FX(OANDA証券)での口座開設をおすすめします。