LINE FX(LINE証券)の口コミ評判やメリットデメリットを初心者向けに徹底解説
この記事の目次
LINEの完全子会社であるLINE Financial株式会社と野村ホールディングスが合弁契約し、設立したのがLINE証券株式会社です。
そのLINE証券株式会社が提供するLINE FX最大の特徴は、最新のマーケット情報や価格変動を「LINEのメッセージ上で通知」してくれることです。
私たちの生活に切り離せないLINE(ライン)と、FXトレードが組み合わさったことで、初心者にも「FX」が取り入れやすくなりました。
実際に、これまで投資とは縁が無かったFX初心者(主婦、学生、サラリーマン)の間でもLINE FXを始める人が増えてます。特にPCを持たず、スマートフォンでFX取引をしたい方たちから支持されています。
LINE FXのサービス特徴
以下、LINE FXのサービス特徴をまとめてみました。
- スマホアプリから簡単にトレードOK
- 最新情報はLINEでリアルタイム通知
- 最短3分で口座開設OK!
- 通貨ペアは全23種類なので簡単!
- 取引手数料は無料、低コストでトレードできる
1~5の内容について、詳しく解説します。
スマホアプリから簡単にトレードOK
LINE FXは、スマホアプリからトレードできます。また、LINEアカウントを既にお持ちの方であれば既に「基本情報」が登録されているため、(新規アカウント開設よりも)スピーディーにLINE FXが申し込みできます。
また、LINEアカウントをお持ちで無い方も心配無用です。ユーザー名を決定し、必要事項を入力すればその場で、LINEアカウントが発行されます。
参考リンク:LINE公式アカウントの開設(LINE公式サイト)
最新情報はLINEでリアルタイム通知
LINE FXでは、マーケット情報、為替の変動は「LINE友達」の機能を使いリアルタイムで通知されます。
また、LINE FXの専用アプリ上でも、最新のマーケット情報や為替の最新状況が通知されるので便利です。
最短3分で口座開設OK!
LINE FXは、LINEの「かんたん本人確認」機能を使用するため、最短3分で口座開設ができます。他社のように審査通知までに数日(郵送による)結果を待つ必要はなく、思い立ったその日にFXが始められます。
通貨ペアは全23種類なので簡単!
LINE FXの通貨ペアは、以下の23種類に限定されています。
LINE FXで取引できる通貨ペア一覧
- USD/JPY
- EUR/JPY
- GBP/JPY
- AUD/JPY
- NZD/JPY
- CAD/JPY
- CHF/JPY
- ZAR/JPY
- MXN/JPY
- TRY/JPY
- EUR/USD
- GBP/USD
- AUD/USD
- NZD/USD
- EUR/GBP
- EUR/AUD
- GBP/AUD
- EUR/NZD
- GBP/NZD
- AUD/NZD
- USD/CHF
- EUR/CHF
- GBP/CHF
メジャー通貨に加え、マイナー通貨ペアも取り扱っており、スワップポイント目当ての運用にも最適です。
取引手数料は無料、低コストでトレードできる
LINE FXの取引手数料は「無料」です。最小取引単位は1,000通貨ですが、通貨ペアによっては数千円からFXが始められます。
例えば、南アフリカランド/円の場合最低約310円、トルコリラ/円の場合は最低約280円からトレードできるので軍資金が少ない方でも安心です。
※2023年4月11日現在
LINE FXの評判
LINE FXの評判を「良い点」と「気になる点」の両面から見てみましょう。
LINE FXの良い点
LINE FXの良い点は、LINEアプリが使えることです。他社の場合、FXツールにさまざまなツールや機能が搭載されており、ツール操作を覚えるのに時間がかかります。
しかし、LINE FXであればLINEから取引できるので「難しい操作」は一切ありません。実際に、PCが苦手な方やFXが初めての方でも(LINE FX)なら迷わずに取引ができています。
LINE FXはPC取引にも対応していますが、スマートフォン一台で【口座開設~取引】まで完結できるのはLINE FX最大の魅力です。
LINE FXの気になる点
LINE FXの気になる点は、以前は通貨ペアの数が少ないことと言われていました。初期は全10種類だったので「ペア選定に時間を掛けずトレードできる」というメリットもありますが、マイナー通貨の取引はできなかったのです。
しかし、現在は23通貨ペアへと取扱数が増えたため、他社と遜色ありません。
このほか、スプレッドの狭さを売りにしたFX会社に比べると、スプレッド、スワップポイントの一部は「平均または平均以下」の数値であり、LINE FXは「業界最狭レート」とは言い切れない部分があります。
スプレッドの幅、スワップポイントで利益を狙う場合は、他のFX会社も比較し検討する必要があるでしょう。
LINE FXのアプリ・取引ツール
LINE FXのアプリ・取引ツールは大変使いやすくアプリ操作に慣れていない方でも、直感的に操作できます。
また、マーケット情報や為替の状況も、みなさんが普段お使いのLINEアプリを使って情報収集できるので便利です。
なおLINE FXには、スマートフォン専用アプリ(iPhone、Android版)がリリースされており、アプリ上でFX取引から、入出金まですべての手続きが完結できます。
LINE FXの手数料・スプレッド
LINE FXの手数料・スプレッドは、全体的に低いですが、他のFX会社と比較した場合「平均的」な水準であり、特徴があるとは言えない部分があります。
ここでは業界大手D社、G社のスプレッド幅を調査し、LINE FXと「比較」してみました。
スプレッド比較(LINE FXと業界大手M社、L社)
通貨 | LINE FX | D社 | G社 |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 (通常スプレッド0.2~3.6銭) |
0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 (通常スプレッド0.5~10.0銭) |
0.5銭 | 0.5銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 (通常スプレッド0.7~12.0銭) |
0.6銭 | 0.6銭 |
ニュージーランドドル/円 | 1.2銭 (通常スプレッド1.2~12.0銭) |
0.8銭 | 1.0銭 |
ポンド/円 | 0.7銭 (通常スプレッド1.0~12.0銭) |
0.9銭 | 0.9銭 |
トルコリラ/円 | 提示休止中 | – | 1.7銭 |
南アフリカランド/円 | 0.9銭 (通常スプレッド1.0~4.5銭) |
1.0銭 | 0.9銭 |
※ 2023年4月11日時点の値です。(原則固定※例外あり)
LINE FXのスプレッド幅は広くありませんが、業界最狭レートを誇るD社、G社に比べても遜色なく、スプレッド幅は「平均的数値」だと分かります。
LINE FXのスワップポイント
LINE FXのスワップポイントのレートは悪くありませんが、業界全体の中では平均的数値であり、決して「スワップで利益が狙える」設定ではありません。
ここでも、前項と同じく業界大手のD社、G社とスワップポイントの状況を比較してみました。
スワップポイント比較(LINE FXと業界大手D社、G社)
通貨 | LINE FX | D社 | G社 |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 182円 | 179円 | 189円 |
ユーロ/円 | 129円 | 127円 | 129円 |
豪ドル/円 | 85円 | 82円 | 85円 |
ニュージーランドドル/円 | 117円 | 110円 | 117円 |
ポンド/円 | 196円 | 196円 | 198円 |
トルコリラ/円 | 30円 | -円 | 30円 |
南アフリカランド/円 | 12円 | 13円 | 12円 |
※ 2023年4月10日時点の値です。
取引手数料が無料なのは「お得」ですが、前項のスプレッド幅、本項のスワップポイントともに「平均的数値」であり、口座開設のスピードやツールの操作性以外では、他社に負ける部分が多いです。
このため、スワップポイント、スプレッド幅で「FX会社」を選ぶ場合、複数のFX会社で比較・検討する必要があります。
LINE FXの約定力
複雑なツールを使わないことで、LINE FXの約定力は全体的に「安定」しています。
このため、スリッページが起こる確率も少なく、約定力が比較的高いサービスとして評価されています。
LINE FXでマージンコール・ロスカットされる水準
LINE FXでマージンコール・ロスカットされる水準は、次の通りです。
- 証拠金維持率が140%を下回った状態でプレアラートを発信(LINEアプリでも通知)
- 証拠金維持率が120%を下回った状態になると、アラートが発信(LINEアプリ通知)
- 証拠金維持率が100%を下回った状態で、強制決済(ロスカット)を実行
ロスカットになると、未約定の新規注文は失効に。未約定の決済注文は成行に、未決済の建玉は全て成行で発注されて「強制決済」となります。
また、全ての建玉の決済注文が約定するまで、新たな取引はできません。
LINE FXのマーケット情報
LINE FXのマーケット情報は、「LINE友達」機能によって通知※が行われます。LINE FXのアカウントをフォローすれば、いつでも24時間リアルタイムでマーケット情報が受信できます。
※ この機能は、LINEアカウントを持っている全ての方が利用できます。
普段からLINEの通知機能を「ON」にしておけば、マーケット情報や最新情報を逃さずキャッチできるので便利です。
ただし、LINE FXのマーケット情報だけでは、カバーできない部分があります。情報を活用するには、新聞やオンラインのマーケットニュースを併用し、不足した情報を補うようにしましょう。
LINE FXにおける入金や出金
LINE FXの出金・入金の条件をまとめてみました。
LINE FXの出金条件
出金可能額の範囲内であれば、制限無く出金できます。営業日15時までの出金手続きで翌営業日の振込。それ以降の場合(土日祝日も含む)は翌々日の営業時間内に振込が実施されます。
※ ただし、金曜日の取引終了後から土曜日の12時までは定期メンテナンスのため、出金手続きはできません。
LINE FXの入金条件
入金の最小金額は1,000円以上です。1,000円以上であれば1円単位で、入金額が設定できます。
入金の方法は、クイック入金と銀行振込の二種類があります。クイック入金は、LINE FXの提携する金融機関(インターネットバンキング)を利用すると、手数料無料で入金できる仕組みです。
LINE FXの提携金融機関(クイック入金)
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- ジャパンネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- ゆうちょ銀行
一方の銀行振込は、すべての金融機関が対応しています。各金融機関の窓口、ATM、インターネットバンキング(※上のクイック入金提携金融機関以外)から手続きでき、振込後LINE FXにて入金確認が完了次第、FX口座に(振込額が)反映されます。
なお銀行振込の場合、振込手数料は「利用者負担」となります。
無駄なコストをかけないためには、LINE FXの提携する金融機関(インターネットバンキング)を利用し、手数料0円でクイック入金しましょう。
LINE FXの口座開設の審査基準
LINE FXの口座開設の審査基準は非公表!
LINE FXでは公式サイトのヘルプセンターで、FX口座開設条件についてQ&A形式の回答を行っています。
もちろん具体的な審査基準は開示されていないものの、最低限の足切り基準は分かります。
LINE FXの口座開設に必要な申込み基準
LINE FX側で発表している公式の開設条件は、「日本国内に居住の18歳以上70歳以下の方」というものだけです。
下記のように、LINE FXのサイトで明示されています。
A.「日本国内に居住の18歳以上70歳以下の方は口座開設をお申込みいただけます。
※口座開設には、当社所定の審査がございます。審査の結果、口座を開設していただけないことがございます。
なお、誠に恐れ入りますが、、審査内容については開示できませんので、ご了承ください。」
一方で「審査内容については開示できません」と明記されていることから、具体的な審査基準についてはわかりません。
LINE FX 口座の開設お申込受付基準
それでは、LINE FX が公開している「店頭外国為替証拠金取引の取引説明書」から、「LINE FX 口座の開設」申込み基準を見ていきましょう。
LINE FX 口座の開設の申込にあたっては、次の各号に定める基準のすべてを満たす場合に限り、FX口座の開設を申込みが可能となります。
- 日本国内にお住まいの70歳以下の成人であること
- 日本国内で利用可能なLINEアカウントをお持ちであって、LINEアプリが利用できること
- 日本国内向けの恵体電話番号をお持ちであること
- 電話で常時連絡が取れること
- 日本語でコミュニケーションが取れること
- 次条に定める書面の電子交付等に承諾いただけること
- 本約款、「店頭外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面」、「LINE FX取引ルール」、および「店頭デリバティブ取引に関するリスク説明書」の内容を確認し、店頭外国為替証拠金取引の仕組みやリスク、LINE FX取引ルール等について理解したうえで、自己の判断と責任によりお取引していただけること
- 「店頭外国為替証拠金取引に関する確認書」を電磁的方法により差し入れていただけること
- 投資方針・目的が、店頭外国為替証拠金取引の性格に合致していること
- 過去に金銭の授受等で当社との間で問題が生じていないこと
- 取引代理人、成年後見人、補佐人、補助人を選定していないこと
- 当社が定める以上の資産を有していること
- 日本国籍を有しない方については、適法な在留資格・在留期間を保持していること
- 外国 PEPsでないこと《※外国 PEPs=外国の元首及び外国の政府、中央銀行その他これらに類する機関において重要な地位を占める者として犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則で定める者、また過去にこれらの者であった者、並びにこれらの者の家族等》
年齢は18歳以上70歳以下!高校生でも申し込めます
口座開設基準のポイントは年齢です。申込者本人が「70歳以下の成人」であるということは、満18歳であれば口座開設可能ということがわかります。
成年年齢の引き下げによって満18歳以上の方は成人として扱われるようになりました。
すなわち満18歳以上であれば高校生でもLINE FXの申込みは可能と考えられます。
ただしこれはあくまでも申込み基準です。申込みできることと審査に通過するかどうかは別問題です。
審査の結果、口座開設にGOサインが出なければ、口座は開設できません。若い投資家の方は、その点のみご了承ください。
申込みにはLINEが必須!利用者はLINEユーザー限定です
申込み基準に「日本国内にお住まい」であること、「日本国内で利用可能なLINEアカウントをお持ちであって、LINEアプリが利用できる」ことが求められていることから、LINE FXは、完全にLINE利用者に特化した国内向けのFX会社であることがわかります。
LINEが国民的コミュニケーションアプリとして独立的な地位を築いているからこその、ターゲット層へのアプローチと言えるでしょう。
実際、取引のほぼすべてがLINEアカウントを通して行われることから、LINEアプリは必須となります。
余裕資産が申込みの1つのポイント
その他にポイントとなるのは、「当社が定める以上の資産を有していること」でしょうか?
この資産の基準は明記されていませんが、LINE FXは、「当社では、口座開設審査基準を設けており、お客様の資産状況等を考慮し、口座開設の審査を行います」と明示しています。
1つの目安としては、他社だと最低30万円ほど、多いと100万円ほどの余裕資産が求められています。
無理の無い取引が求められます。
マイナンバー&本人確認書類の提出方法はオンラインのみ!
LINE FXでの口座開設方法は、スマートフォンから申し込むか、パソコンから申し込むかだけです。書面での口座開設は扱っていません。すべてがオンラインです。
書類提出方法は、郵送とオンライン「かんたん本人確認」の2種類があります。
- かんたん本人確認※外部サイトでの本人確認。おすすめ
- 郵送※簡易書留受け取り
オンラインで本人確認を行う「かんたん本人確認」を利用すれば、すべてがスマホで完結し、最短3分で申し込みが完了します。最短当日の口座開設、取引開始が可能となりますが、マイナンバーカード、もしくは運転免許証が必要です。
もしも両方とも持っていない場合は、「郵送ハガキのお受け取り」を利用した本人確認しか利用できません。
そのため、口座開設までには申込みから最短でも4営業日ほどの時間がかかります。ご了承ください。
スマホで「かんたん本人確認」がおすすめ!
LINE FXでは「営業日の午前11時までにお申し込みいただき、かんたん本人確認をご利用いただいた場合」という限定はありますが、最短当日から取引可能な「かんたん本人確認」という本人確認書類の提出方法をおすすめしています。
この「かんたん本人確認」とは、スマホのカメラで本人確認書類と顔写真を撮影して提出する申込み方法です。【最短3分で申し込み完了】となります。
「かんたん本人確認」で利用可能な本人確認書類
スマホを使った「かんたん本人確認」では、本人確認書類として以下のいずれかが必要です。
- 個人番号カード(顔写真付き)
- マイナンバー通知カード+運転免許証
- マイナンバー記載の住民票の写し+運転免許証
「かんたん本人確認」には「マイナンバーカード(表面・裏面)」もしくは「マイナンバー通知カード/マイナンバー記載の住民票の写しと運転免許証」のどれかの組み合わせが必要です。
マイナンバーカードがない、もしくは運転免許証がない方はNGということですね。
その場合、「マイナンバー入りの住民票の写し+健康保険証」での申込みとなりますが、この場合は郵送を利用して書類を提出することになります。
LINE FXでFX口座を開設する手順
最後に、LINE FXでFX口座を開設する手順をまとめてみました。
- LINE アカウントを設定
- LINE FX「申込み」ボタンをクリック
- 必要事項を入力
- 必要書類を提出(アップロード)
- 口座開設完了!
STEP1~5までの手続きは、最短3分で完結します。
また、LINE FXでは郵送物の受け取りが不要です。口座を開設後に入金(オンラインのクイック入金)を行えば、最短当日中にFXがスタートできるので便利です。
申し込み~口座開設、取引開始までの手続きがスピーディーなのも「LINE FXの魅力」と言えるでしょう。
チェックポイント
口座開設申込の注意点
本人確認書類などの申込書類は郵送でも受付可、ただし日数が掛かるので注意!
LINE FXの本人確認書類送付は、郵送でも受付を行っています。ただし、郵送の場合は書類の受けとりまでに時間が掛かり、最短でも申込日翌々営業日まで、結果を待つ必要があります。
また、郵送で申し込んだ場合、審査結果も郵送(簡易書留)によって通知が行われるので所要日数は長くなります。
お急ぎの場合はLINEを開き、LINE FX「かんたん本人確認」を使って申し込みましょう。オンラインの「かんたん本人確認」を使えば最短3分で口座が開設できます。
LINE FX|まとめ
LINE FXは、ソーシャルネットワーキングサービスのLINE(ライン)を使い、FX取引ができる便利な新サービスです。
スプレッド幅やスワップポイントは「標準的数値」でしたが、毎日の生活に欠かせないLINEから、トレードできるのはうれしいポイントです。
隙間時間や通勤・通学の合間に「FXをはじめたい」という方には、LINE FXの導入を検討してみましょう。