FXの取引手法スイングトレードとは?メリット・デメリットも解説
この記事の目次
FXのトレードスタイルに、スイングトレードと呼ばれる「中長期売買」の手法があります。スイングトレードは、スキャルピング、デイトレードと並ぶFX三大手法の一つです。本記事では、スイングトレードの特徴やメリット、デメリットについて紹介します。
なおスキャルピングと、デイトレードについては、以下の記事が参考になります。本記事と合わせてご覧ください。
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FXのスイングトレードとは(トレードの特徴)
FXのスイングトレードとは「中長期売買」のことです。スイングトレードでは、数日間~数週間、長ければ数ヶ月の時間をかけて、通貨の売買を行います。
スイングトレードと他のトレード手法の違い
名称 | 区分 | 取引の期間 |
---|---|---|
スイングトレード | 中長期売買 | 数日間~数週間(長ければ数ヶ月~数年) |
デイトレード | 短期売買 | 1日で売買を完結させる |
スキャルピング | 超短期売買 | 数秒~数分という範囲で取引を行う |
スイングトレードは、他の取引に比べて圧倒的に「売買の時間」が長いです。このため(スイングトレードでは)一旦損失が出ても通貨を寝かせておき、長期的スパンで「価格の回復を待つ」といった戦略も立てられます。
なお数週間~数ヶ月の間に、取り扱いのポジションを入れ替えながらトレードする方法を「ポジショントレード」と呼んでいます。
FXのスイングトレードをオススメできる人
FXにはスイングトレード(中長期売買)のほか、一日で取引を終えるデイトレード(短期売買)、数秒~数分という範囲で取引を行うスキャルピング(超短期売買)があります。
FXのスイングトレードを「オススメ出来る人」の特徴をまとめてみました。
スイングトレードに向いている人
- 日中忙しい人、パソコンやスマホに張り付くのが嫌な人
- スワップポイント目的でFXをしている人
- FXで比較的「大きな利益」を狙っている人
スイングトレードが「オススメできる理由」については、以降で詳しく説明しましょう。
FXトレード手法 スイングトレードのメリット
FXのスイングトレードには、スワップポイントが付く、1回で得られる利益幅が大きい、毎日画面に張り付く必要が無い、見るローソク足が少ないなどのメリットがあります。
スイングトレードのメリット
- スワップポイントが付く
- 一回あたりの利益幅が大きい
- 画面に張り付く必要が無い
- 見るローソク足が少ない
- 経済指標が気にならない
各項目について、さらに詳しく解説します。
スワップポイントが付く
スイングトレードは、スワップポイントの受取に適した手法です。中・長期間ポジションを持つということは、保有期間中「毎日スワップポイントを受け取れる」からです。
このため、スワップポイント目的でFXをしている方は、スイングトレードで取引することになるでしょう。
一回あたりの利益幅が大きい
スキャルピングのような超短期売買やデイトレードのような短期売買では(一回で)得られる利益が少なくなります。しかし、スイングトレードは大きな相場の波を捉えて取引するため、一回あたりの利益幅が大きくなります。
画面に張り付く必要が無い
スキャルピングやデイトレードは「超短期/短期取引」なので、画面に張り付いてトレードをする必要があります。
しかしスイングトレードの場合、チャートのチェックは一日一回程度。必死で画面に張り付く必要もなく、日中忙しい方でも、余裕のある取引が行えます。
見るローソク足が少ない
中長期の売買では、日足チャートを利用して取引を行います。このため、見る足が少なく、チャート上の確認事項も少なく済みます。
またスイングトレードでは(FXでありがちな)チャートのダマシも少なくなります。なぜなら、スイングトレードでは4時間足、日足、週足を使うので、チャートのダマシに遭いにくいからです。
経済指標が気にならない
スキャルピングやデイトレードは、常にマーケットレポートや経済指標を気にしてトレードを行う必要があります。
しかし、スイングトレードの場合は、大きな相場の流れで取引をするため、数分~数時間といった短いスパンでニュースや経済指標を気にする必要がありません。
FXトレード手法 スイングトレードのデメリット
次にFXのスイングトレードのデメリットをまとめてみました。
スイングトレードのデメリット
- 急な為替の変動に弱い
- エントリーのチャンスが少ない
- 最悪の場合、塩漬けになることも…
- 損切りラインが大きすぎると一回のダメージが大きいことも
- 長期戦略に失敗すると含み損が大きくなる
各項目について、さらに詳しく説明します。
急な為替の変動に弱い
スイングトレードは、中長期ポジションを保有するため、急な為替の変動には素早く対処できません。日中値動きがチェックできず、夜に確認をしたら、不測の事態で損失が大きくなっていた…というケースも珍しくありません。
エントリーのチャンスが少ない
スイングトレードは、ポジションの保有期間が長いため、エントリーのチャンスが少なくなります。週に一度、長ければ月に数回程度しか、エントリーのチャンスは来ないでしょう。
このため予測が大きく外れると、損失額は多くなるほか、安定して勝つのが難しくなります。
最悪の場合、塩漬けになることも…
スイングトレードで損切りのタイミングを逃すと、最悪保有している通貨を塩漬けにする恐れがあります。
もちろん、スワップポイント目的であれば塩漬けでも仕方ありません。ただ、損切りの失敗で塩漬けにしたり、結果「含み損」が増えるといった状況は避けてください。
損切りラインが大きすぎると一回のダメージが大きいことも
スイングトレードは、デイトレードやスキャルピングと比べて「損切りライン」が大きくなります。このため、損失が出た時には負けが広がり、一回あたりのダメージは大きくなります。
長期戦略に失敗すると含み損が大きくなる
ポジションの期間が長い…ということは、長期的戦略が必要です。ここで戦略に失敗すると、含み損も比例して大きくなります。
スキャルピング、デイトレードでもそれぞれ戦略は必要ですが、より長期間の戦略になると、FX初心者にとって「ハードルは高く」なります。
FX初心者はスイングトレードよりもデイトレードがオススメ!
ここまで紹介した通り、スイングトレードは「やや難易度が高い」トレード手法です。
このため、FX初心者にはより難易度が低く、取り組みやすいデイトレードをオススメしています。デイトレードであれば、一日ごとに決済を行うため、ポジションの持ち越しも無く、安定した取引が望めます。
スイングトレードについては、ある程度の取引経験を積んだ上で取り組んでみてください。少額取引で経験を積めば、デイトレードからスイングトレードへの以降もスムーズに行えます。
まとめ|スイングトレードは中級~上級トレーダーにおすすめの手法
最後に「FXスイングトレード」について、本記事の内容をまとめておきます。
スイングトレード(特徴/メリットとデメリット) |
---|
☑ FXのスイングトレードは、数日~数週間取引を行う「中長期売買」の手法 |
☑ スイングトレードは大きな波を捉える取引なので、見る足が少ない |
☑ 画面に張り付く必要がなく、余裕のある取引ができる |
☑ 一回あたりの利益は大きいが、FX初心者には難易度が高い |
☑ スイングトレードで勝つには、長期戦略が必要 |
☑ FX初心者はスイングトレードよりも、デイトレードがオススメ! |
FXでは、自分にあったトレード方法をいくつか試してみましょう。またFX初心者は、難易度が低いデイトレード から試してみてください。
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