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FXの取引手法スキャルピングとは?メリット・デメリットも解説

FX初心者指南 2023/6/9 2912view
FXの取引手法スキャルピングとは?メリット・デメリットも解説

FXにはスキャルピングと呼ばれる「超短期売買」の方法があります。スキャルピングでは、数秒~数分という範囲で通貨の売買を行います。本記事では、スキャルピングの特徴やメリット、デメリットを紹介します。

なお「FX三大トレード手法」のデイトレードとスイングレードについては、以下の記事にて詳しく説明しています。FX初心者の方は、本記事と合わせてご覧ください。

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FXのスキャルピングとは(トレードの特徴)

スキャルピングは、短期間で薄く利益を重ねるトレード手法です。スキャルピングにはもともと「頭皮を剥ぐ」という意味があり、剥ぐように薄く利ざやを稼ぐことから、この名が使われるようになりました。

FXのスキャルピングをオススメできる人

FXのスキャルピングは、デイトレード、スイングトレードと比べて「最も取引時間」が短い超短期売買の方法です。

以下、スキャルピングをオススメ出来る人の特徴をまとめてみました。

スキャルピングに向いている人

  • FXは少ない資金で、効率良く稼ぎたい人に!
  • FXは「短期集中して取り組みたい」という方にピッタリ
  • 自動売買(システムトレード)を利用したいという方にも!

スキャルピングが「オススメできる理由」については、次項より詳しく解説します。

FXトレード手法 スキャルピングのメリット

FXのスキャルピングには、次のようなメリットがあります。

スキャルピングのメリット

  • 相場の大きな変動やトレンドの発生に影響を受けない
  • 時間を問わず、いつでも取引のチャンスがある
  • レバレッジを上げれば少ない資金でも利益が狙える
  • 翌日に持ち越さないので短期集中できる
  • 自動売買取引(システムトレード)が利用できる

それぞれの内容を、より詳しく見て行きましょう。

相場の大きな変動やトレンドの発生に影響を受けない

スキャルピングは、長時間ポジションを持たないので相場の変動や、トレンドの発生から大きな影響を受けません。また万が一「間違ったポジション」を保有したとしても、短期間で損切りすればリスクを最小限に抑えることができます。

時間を問わず、いつでも取引のチャンスがある

デイトレードやスイングトレードでは、ある程度大きな波や、値動きのあるタイミングにしか利益が狙えません。しかし、スキャルピングの場合は、相場が小動きでも差益を狙うことができるため、時間を問わずいつでも「取引のチャンス」が転がっています。

このため、デイトレードやスイングトレードをしているトレーダーも、スキャルピングでポジションを持つ(平行トレードする)ことがあります。

レバレッジを上げれば少ない資金でも利益が狙える

スキャルピングは、レバレッジを活用するのにふさわしいトレード法です。一回一回の利益は少ないかもしれませんが、レバレッジを上げれば、少ない資金でも一定の利益が見込めます。

翌日に持ち越さないので短期集中できる

スキャルピングは(スイングトレードのように)ポジションを持ち越したり、数日に渡る取引を行いません。

デイトレード同様「一日で取引を終える」ので、損失幅が限定できます。また夜中寝ている間、相場の急変で「損失が出る」などのトラブルもありません。スキャルピングは「短期集中したい」という方に、ふさわしいトレード法と言えます。

自動売買取引(システムトレード)が利用できる

スキャルピングは、あらかじめ決めておいたルールに従い、自動売買取引を行うシステムトレードが利用できます。システムトレードは、各FX会社や証券会社が専用のサービスやソフトを提供しています。

「〇〇シストレ」などの名称があれば、システムトレードが利用できます。スキャルピング取引に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

FXトレード手法 スキャルピングのデメリット

FXのスキャルピングには、次のようなデメリットがあります。

スキャルピングのデメリット

  • FX取引の「スピードの確保」に一定の環境が必要
  • スキャルピングを禁止する証券会社やFX業者もある
  • スキャルピングで稼ぐには経験と相場観が必要
  • スプレッド幅が広いと利益が出ない
  • FX初心者にはハードルが高い(損切りなど)

それぞれの内容を、より詳しく見て行きましょう。

FX取引の「スピードの確保」に一定の環境が必要

FXのスキャルピングは、スピードの確保に一定の環境が必要です。Wi-Fiなどの通信環境無いところや、通信状況が安定しないところでは、スキャルピングが使用できません。

スキャルピングは数秒~数分という範囲で「スピードが勝負」のトレードです。このため、数秒や数十秒の時間差が利益を逃してしまいます。スキャルピングに取り組む場合は「どこでトレードをするのか」考えて行動をする必要があります。

スキャルピングを禁止する証券会社やFX業者もある

一部の証券会社やFX業者には「スキャルピング取引を禁止」するところがあります。

例えば「秒スキャルピング」など、60秒以内の決済を何度も繰り返す場合、サーバーへの負担が大きくなるため「取引の禁止」や口座の凍結に踏み切る業者があるのです。このため、秒スキャルピングを行う場合には「業者が禁止していないか」先に確かめる必要があります。

なお「分スキャルピング」など、決済までに数分単位時間を掛ける取引は、サーバーへの負担が少なく問題視されることはありません。各業者が「分スキャルピング」や「秒スキャルピング」に対応しているのか、改めて確認しておきましょう。

スキャルピングで稼ぐには経験と相場観が必要

スキャルピングは、他のどの取引よりも「瞬時で判断する力」が求められます。このため、FX初心者が短期間で習得できないような経験と相場観が必要です。

スプレッド幅が広いと利益が出ない

FXの実質的手数料はスプレッドです。このため、スプレッド幅が広い業者を利用すればコストが掛かりすぎる上に利益が出ません。取引回数の多いスキャルピングでは、スプレッド幅に注意しましょう。

FX初心者にはハードルが高い(損切りなど)

FX初心者にとって、スキャルピングはハードルが高いトレード手法です。まず、損切りルールを守ろうにも、瞬発力が必要になります。また「冷静な判断」が出来なければ、損失が大きく膨らんでしまいます。

もちろんスキャルピング以外の手法でも、トレードルールを守る必要はあります。しかし、スキャルピングでは瞬時に「トレードルール」を判断し、損切りや利食いのタイミングを計る必要があるので、難易度は高くなります。

FX初心者はスキャルピングよりもデイトレードがオススメ!

ここまで説明した通り、スキャルピングはある程度FXで取引の経験を積まなければ取り組めないトレード手法です。

このため、FX初心者には精神的負担が大きいスキャルピングでは無く、じっくり取り組めるデイトレードの利用をオススメします。

その日でトレードを完結させるデイトレードであれば、リスクをある程度抑えながらも利幅もそれなりに狙いやすいため、スキャルピングやスイングトレード(中長期売買)よりも、バランスの良いトレードが行えます。

また、デイトレードを行う際に利益が出ていても損失が出ていても寝る前にポジションを閉じるなど、自分自身で決めたトレードルールも合わせると、より取り組みやすくなります。

まとめ|スキャルピングは超短期売買なので判断力が求められる!

最後に「FXのスキャルピング」について、本記事の内容をまとめておきます。

スキャルピング(特徴/メリットとデメリット)
☑ スキャルピングは、数秒~数分という範囲で取引を行う
☑ 利益幅は少ないが、レバレッジを効かせれば一定の利益が狙える
☑ 翌日に建玉を持ち越さないので、為替の変動には強い
☑ スプレッド幅が大きいと、取引コストが大きくなる
☑ スキャルピングには、瞬発力と取引経験が必要
☑ FX初心者はスキャルピングよりも、デイトレードがおすすめ

スキャルピングに取り組む場合は、スプレッド幅にも十分注意しましょう。スプレッド幅が大きいと、取引コストが高くなります。FX業者や証券会社は、スプレッド幅が狭いサービスを選んでください。

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