FX初心者にありがちなポジションとレートが逆に動く原因とは?
この記事の目次
FX初心者がエントリーをすると「ポジションとレートが逆に動く」ということが頻繁に起こります。その理由はなぜでしょうか…?本記事では、FX初心者が直面しやすい「エントリー後、相場が逆に動く理由」と問題の対処法について解説します。
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ポジションと為替レートが逆に動く理由
FX初心者はエントリーのタイミングを間違っていた!
FX初心者がエントリーすると、ポジションとレートが逆に動く理由は簡単に説明できます。実は「エントリー後に相場が逆に動く」のは、エントリーをするタイミングが間違っているからです。
為替レートは、需要と供給のバランスで成り立っています。例えば、リスクオフ(=安全な通貨に買いが集まること)のときには、日本円や米ドルなどの「安全な資産」に買いが動き、相場が大きく動きます。
また、リスクオンの時(=比較的金利が高い通貨に買いが集まること)にも相場が動いていきます。
リスクオフ/リスクオンとは?
リスクオフ | 金融危機などが起こったとき、より安全な通貨に買いが殺到し、投資家がリスクを回避したい状況を「リスクオフ」と呼ぶ。リスクオフのときには(リターンが低くても)米ドルや米国債、日本円や日本国債などに投資家の資金が集まりやすい。 |
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リスクオン | 投資家が利益を追求しやすい状況を指す。主要国の景気が良いときには、比較的リスクが高い通貨や新興国の株式などに資金を向けることができ、リターンを追求できることから「リスクオン」と呼ぶようになった。 |
このように誰かがロングをすることで相場は動き、ショートをすることでも、相場が動いているのです。FX初心者が「エントリーしたい!」と思うタイミングは、プロにとって「反対売買するタイミング」となります。
つまり…私たち「FX初心者」が負けているタイミングで、大きく勝っている層(=勝ち組)がいるのです。こうした、負のスパイラルを脱するには「どうやって勝てるのか」分析する必要があります。
プロはFX初心者の思考パターンを巧みに利用している
FXで勝つには、はじめに「戦略を立てる」必要があります。例えば、相場が逆に動く時には、今までエントリーしていたタイミングと逆の行動を取ってみてください。
これは「自分が思う予測の裏」をかくという意味ではなく、FX初心者がどのタイミングでエントリーしたいのか分析することを意味します。
FXのレート「どんな時に相場が逆行したか」思い出してみよう
まず「自分が、どのタイミングで負けていたのか」思い出してみましょう。ポジションとレートが逆に動いていた時や、「初心者がエントリーしたい」と思えるタイミングを狙っていませんでしたか?
相場は、トレーダーの心理や「売り/買い」のバランスによって変動します。このため、多数派がどのような動きを見せるのか、先回りして分析するのです。下の記事では、FXで王道とされるチャートのパターンを取り上げています。
チャートのパターンを知っていれば、トレンドを分析することができ「勝ちやすい」取引を行えます。ただ、何度も「自分の予測と逆に相場が動く」という時には、裏の裏をかく必要があります。相場が逆に動くということは、エントリーのタイミングが(明らかに)間違っているからです。
例えば、FXのプロは「初心者など大多数側のエントリー」が入ると、以下のタイミングで利益を確定させています。
プロが実行する「FX初心者」の思考パターンを付いた取引
区分 | 初心者の動き | プロの動き |
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パターン1 | ショートで入る ⇒ 相場が下落 | レートが進んだところで利益を確定 |
パターン2 | 初心者が損切り⇒ 相場が動く | 相場が動いたところで利益を確定 |
FX初心者(=トレーダーの多数派)がエントリーをした後、相場が動くタイミングを見計らい「利確」をすれば、大きな利益が得られるのは一目瞭然ですね。
プロの手法を真似ればFX初心者でもエントリーのタイミングで失敗しにくい
私たちがエントリーのタイミングを見誤らないためには、プロの手法を真似することです。まずは、FX初心者が「エントリーしたい」と思うタイミングを予測し、利確するタイミングを分析してみましょう。
この方式を採用すれば、自分が「なぜ、間違ったタイミングでエントリーしていた」のかが分かります。過去の「負け要因」と共に、勝てるエントリーポイントを分析してみましょう。
なお、FX初心者でも勝ちやすい「エントリーポイント」の見つけ方は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
相場が逆行!含み損が出た時には「損切り」が大切
ここまで、相場が逆行する理由や「逆行時の対策」について説明しました。それでも読みを誤り、相場が逆行した(=含み損が出た)ときには、素早く損切りしてください。ただ、逆行したから損切りするのではなく、損切りポイントを決めて初めからストップロスを設定しておき、自動的に損切りできるストップ注文をしておくのが一番良い方法です。
私たちの悪い癖ですが、逆行をした時には「どうして逆行してしまったのか?」理由を考えようとします。しかし、含み損が出てしまったときにモタモタしていてはロスカットの危険や想定外の損失が迫ってきます。放っておくと許容範囲額を越えて「ますます損失が拡大しそう」なときには、迷わず損切りを実行してください。トレードルールに沿って「損切り」をすることで、最悪の状況から回避できます。
「損切り=損益の確定」を意味しますが、証拠金以上の損失を出しては、抱えるリスクが大きくなります。こうした失敗をしないためにも「損切りの重要性」を改めて知っておいてください。
相場が逆行しても、買い増しはNG!
初心者が含み損を出したとき、「さらに買い増しして、損失を軽減させたい」と思うのは当然の心理でしょう。しかし、FX初心者の方は「ポジジョンを決済⇒損失を限定させる」方法を取ってください。負けを取り戻そうと買い増ししたり、塩漬けにするのはリスクが大き過ぎます。
前項でも説明しましたが「損切り」をするとは負けではなく、逆行による損失が最小限に食い止められます。また「損切りのタイミングが分からない…」という場合は、先にトレードルールを作り、含み損が何%になったら損切りするのか決めておきましょう。
トレードルールさえあれば、損切りだけでなく、利益確定のタイミングやエントリーのタイミングも明確になるのでオススメです。
まとめ|ポジションが逆行しにくいエントリーの考え方が重要
最後に「FXでポジションとレートが逆行する」理由と、逆行した際「取るべき行動」について、本記事の内容をまとめておきます。
ポジションとレートが逆行する理由、逆行時の対策 |
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☑ FXで相場が逆行するのは、エントリーのタイミングが間違っているから |
☑ 相場は「ロングとショート」のバランスで動いている |
☑ FXのプロをマネして、FX初心者の思考パターンを利用しよう! |
☑ FXで相場が逆行、含み損が出たときには迷わず損切りしよう |
☑ 相場が逆行しても、買い増しするのは「損失が大きくなるので」ダメ! |
FXでエントリーする時には、ぜひプロのトレード手法をマネしてみましょう。プロが「どのタイミングでエントリーしているのか」知ることで、相場の動きを巧みに利用することができます。「チャート分析が難しい」という方も、ぜひ参考にしてみてください。
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