FXは儲かる?継続して勝つためには上手く負けることが最も大切
この記事の目次
FX(外国為替証拠金取引)をこれから始める方、既に始めている方が共通して抱いている疑問…それは「FXは本当に儲かるのか?」ということです。
一説によると、一年間FXを続けている方のうち「収支がプラスになる」のは、全体の二割から四割程度と言われています。また多くのプロは、FXで儲けるには「リスクを把握し、上手に負けることが重要」だと述べています。
本記事では『FXで継続して勝つためのコツ』について説明しましょう。
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FXで勝つためには「上手に負ける」ことが最も重要!
FX(外国為替証拠金取引)以外にも、国内株式、外国株式、債券、不動産、年金商品、仮想通貨など、さまざまな「投資の種類」が存在します。どの投資にも共通して言えるのは『勝つためにはリスクと向き合う必要がある』ということです。
投資において「勝つ!」といった意識を先に持つと、リターンの割合にだけ意識が向いてしまい(初心者にも関わらず)レバレッジを高く設定したり、リスクの大きな取引をしてしまいます。
こうした失敗に陥らないためには、以下のポイントを守り、投資を行うことです。
FXで継続して勝つためのポイントは2つ
- 投資に絶対は無い、勝ち続けることは不可能
- 利益を残すには、リスクの許容範囲を決めて上手に負けること!
それぞれの内容について、順に解説しましょう。
投資に絶対は無い、勝ち続けることは不可能
いかに優れた投資家であっても、100%勝ち続けることは不可能です。FXにおいても、絶対勝つ方法は存在しません。勝つこともあれば、負けることもある…という「リスク」について把握しておきましょう。
利益を残すにはリスクの許容範囲を決めて上手に負けること
前項でも述べましたが、投資をするにあたり「リスクがある」のは当然のことです。このため利益を残すには、リスクの許容範囲を決めて上手に負ける必要があります。
一時的に損益が出たとしても、全体でプラスになっていればOKです。投資をする前に、どの範囲までリスクが許容できるのか先に決めておきましょう。リスクの許容範囲については、次項にてさらに深く掘り下げて説明します。
FXで儲ける前に「リスクの許容範囲」を決めておこう
FXを始めるまえに、どこまでリスクとして許容できるのか決めておきましょう。具体的には、損失の上限をいくらにするのか。また、預入をする金額は(余剰資金のうち)いくらまで投資できるのか金額を明確にします。
次に、どのくらいのリターンを望むのか「目標値」を設定しましょう。目標値を設定すれば、投資の手法も自ずと決まります。スキャルピングなのか、デイトレードなのか、はたまたスイングトレードなのか。
ここまでを総合的に判断すれば、証拠金維持率を何%でキープすべきか「自分の投資スタイル」が明らかになるでしょう。
損切りのタイミングも決めておく
勝てる投資家は「損切り」のタイミングを重視しています。買った位置から少しでも為替が下落すると、即『損切り』をする人もいるほどです。
このほか、通貨の売買には「ポジションサイジング」について、決めておく必要があります。ポジションサイジングとは「通貨を購入する量」のことで、取引をする通貨量が多くなれば、わずかな為替変動でも、取引に大きく影響します。
通貨量の大きさが損失リスクに影響する
FXと言えば、レバレッジの割合だけに意識が向きがちですが(レバレッジ同様)リスク管理に大きく関わってくるのが『取引をする通貨量』となります。
通貨量が多い方は、損失が出た場合「リスクも比例して大きくなる」ことを忘れないようにしましょう。
FXで勝つには「トレードの方法」を決めておこう
FX(外国為替証拠金取引)を始めるにあたり「どのような手法」で利益を狙うのか。まずは、トレードの仕方や投資スタイルを決めておきましょう。
巷では、投資に関するさまざまな情報が流れています。書店を訪れると、FXに関する専門書はもちろん、FXを特集した雑誌なども簡単に手に入ります。
またネット上には「FX必勝法」や「FXで勝つには〇〇で挑むべき」といったテーマで、FX初心者が取り組むべき投資の方法、勝ち方等が特集されています。しかし…世間の情報に流され、翻弄されているようでは「FXで儲けること」はできません。
例えば「FXで手堅く勝つ情報」が出回ったとしても、投資家心理によって、為替相場は予測に反した値動きをするでしょう。また、投資家心理を先読みして売買を行ったとしても、ファンダメンタルズによって、為替相場が下落(または高騰)する可能性もあり、勝つためのスタイルや投資法に「絶対」はありません。
このため「FXで手堅く勝つ」には、自分にあったトレードスタイルを選び、少額から投資を試してみることが大切になります。
FXにおける主なトレードのスタイルは三種類
FXにはスキャルピング、デイトレード、スイングトレードと大きく分けて三種類のトレードスタイルが存在します。各トレードのメリット・デメリットを簡単に解説しましょう。
スキャルピングで取引をする
スキャルピングとは、1回のトレードを秒単位(数秒~数十秒)で行い、利幅2~10pips前後で利益を積んで行く投資スタイルを指します。
スキャルピングのメリット
スキャルピングは、少額の資金で「一気に利益を積み重ねる」のに向いた投資スタイルです。短期間に取引を行うので(時間の無い方でも)スピーディーに利益を狙い、結果を出すことができます。また、長時間保有しないため、突発的なリスクなどで想定外の値動きに巻き込まれることが少ない、という利点もあります。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングは、1日に平均20回(多ければそれ以上)の取引を繰り返すため、日中仕事をしている方には向かない投資法です。夜間取引が出来たとしても、相場に張り付いて「トレードに集中」する必要があります。また、損切りが出来ない人には向いていません。
デイトレードで取引をする
デイトレードとは、一日で取引を完結させる「短期売買」を指しています。FXには短期売買のほかにも、中長期運用の方法もありますが、ポジションを翌日に持ち越さないのが「デイトレードの特徴」です。
デイトレードのメリット・デメリット
デイトレードのメリットは「1日単位」で利益が狙える点にあります。一日で決済をするので、寝ている間や週末「取引が出来ない時間帯に」起こった為替下落のリスクを避けることができます。これなら、為替が大幅に変動した場合も「損失の被害」が最小限に抑えられます。
ただし、デイトレードにもデメリットはあります。短期間に売買を繰り返すため、中長期運用に比べて「手数料がかかる」こと。また取引を終えた後、海外で大きなニュースやサプライズが起こった場合には、利益のチャンスを逃す可能性があります。
デイトレードは、損失のリスクが大きいってホント?
少額のデイトレードをコツコツ繰り返す分には、大やけど(=大きな損失)を負う心配はありません。FX初心者の方は、デイトレードでコツコツ、取引の経験を積んでいきましょう。
スイングトレードで取引をする
スイングトレードとは、数日~数ヶ月にわたってポジションを持ち越し、中長期で利益を狙う投資手法を指します。
スイングトレードのメリット
スイングトレードで冷静に取引を行えば、一回ごとに大きな利益を狙えます。FXの中級~上級者が好むスタイルでもあり、成功すれば「利回りの高い」トレードが行えるでしょう。
スイングトレードのデメリット
スイングトレードのデメリットは、結果を出すまでに時間が掛かること。また、長期間ポジションを持ち続けるのはストレスが大きく、FX初心者には向いていません。しかし少額を投じ「取引の勉強」として、スイングトレードを続けるのは(投資を理解する上で)賢い方法と言えます。
現在、スキャルピングやデイトレードをしている方も、将来的に「スイングトレードで大きな利益を上げたい」という場合には、少額で中長期売買の練習に取り組んでみてください。以下の記事では、スイングトレードの特徴や売買の仕方について解説しています。
FXで勝つ/儲けるための心構え
FXで継続して勝つ、儲けるための心構えは、以下の記事でも詳しく解説しています。FXで利益を出したい方、継続して儲けを出したい方は、参考にしてみてください。
まとめ|FXで勝つためには「リスク」を把握し、賢く負けることが大切
最後に、FXで継続して勝つためのポイントをまとめておきます。
FXで継続して勝つためのポイント |
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☑ FXで勝つためには、リスクを把握し「上手に負ける」こと |
☑ 自分に合ったスタイルで、投資を続けよう |
☑ 目標値(リターンの割合)を設定する |
☑ 損切りのタイミング、通貨量も忘れずチェック! |
☑ スキャルピング、デイトレード、スイングトレードのメリット・デメリットを知っておこう |
FXで利益を出したい方、継続して儲けを出したい方は、これらのポイントを参考にトレードを行ってください。
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