為替レートのBIDとASKの見方は通貨ペアの売買に関係する
この記事の目次
FX(外国為替証拠金取引)で通貨を売買する際「BID」という表示や「ASK」という表示が使われています。本記事では、為替レートを示すBIDとASKの役割について説明しましょう。
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FXのBIDとは「売値」のこと
FXにおけるBID(ビッド)とは、売値のことです。より詳しく説明すると「通貨を売りたいときに、いくらで売れるのか」がBIDとして示されます。
USD/JPY
BID(買い)102.231 | ASK(売り)102.234 |
FXではショート(=売り)とも言いますが、ショートする時の「値段」をBIDと呼んでいます。
もともとBIDには「値を付ける、入札する、競る」などの意味がありますが「BID=売る」と暗記しておけば対義語のASK(買う)も、自然に覚えられます。
ショートする際に、プライスボード上で見るのはBID(左側の値段)の方、と覚えておきましょう。
FXのASKとは「買値」のこと
USD/JPY
BID(買い)102.231 | ASK(売り)102.234 |
FXのASK(アスク)は、買値を示しています。「通貨を買いたいときに、いくらで買えるのか」がASKの部分で示されます。FXではロング(買い)とも言いますが、ロングする時の値段をASKと呼んでます。
ロングする際に、プライスボード上で見るのはASK(右側の値段)の方、と覚えておきましょう。
FXの通貨ペアは二通貨の組み合わせ
FX(外国為替証拠金取引)の「通貨ペア」とは、ことなる二つの通貨を指します。例えば、米ドルと円のペアは「米ドル/円」と言い、円とユーロのペアは「ユーロ/円」という様に「通貨ペア」を表示します。
なお「通貨ペアの仕組み」については、以下の記事にて詳しく説明しています。FXや為替の世界には「どのような通貨の組み合わせ」があるのか、確認しておいてください。
売値と買値で通貨ペアのスプレッドが分かる
FXのスプレッド(spread)とは、売値と買値の差を示したもので、FXでは「実質的な手数料」として使用されます。例えば、以下のようなレートが表示されていたとしましょう。
USD/JPY
BID(買い)102.231 | ASK(売り)102.234 |
売値であるBIDが102.231円、買値であるASKのレートは102.234円なので「売値と買値の差」であるスプレッドは「0.003円=0.3銭」となります。この0.3円が、この為替レートの「スプレッド」です。
実はスプレッドの差は、各FX業者によって数値が異なります。同じ通貨ペアの取引でも、スプレッドが0.3円のところもあれば、0.6銭のところ、3銭のところ、1.7銭のところなど業者によってバラツキがあります。
スプレッドは実質的な「手数料」となり、スプレッドの差が小さければ小さいほど「通貨量に応じた手数料」も、より少なく済みます。
BID/ASK以外にもFXの売買手数料をチェックしておこう!
FX取引をする際には、BIDやASKなどのスプレッド以外にも「どのような手数料が」必要なのかチェックしておいてください。
現在、ほぼすべてのFX業者が「売買手数料」を無料としています。ただ、一部の業者は1,000通貨単位の取引に30円の手数料を設けているほか、売買益の20%程度を「投資助言報酬」として徴収する場合もあります。
なお、FX業者の正しい選び方については、以下の記事にて詳しく解説しています。みなさんにとって「取引しやすい業者」を選択しましょう。
まとめ|FXトレードのBIDとASKの差は「スプレッド」になる!
最後に、FX取引におけるBID(売り)とASK(買い)の役割についてまとめておきます。
BID(売り)とASK(買い)の役割 |
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☑ FXのBIDとは売値、ASKは買値のこと |
☑ FXの「通貨ペア」とは、二通貨の組み合わせを指す |
☑ 売値と買値で、通貨ペアのスプレッドが分かる |
☑ スプレッドはFXの実質的な手数料となる |
☑ FXの売買手数料は「無料」が主流! |
なお、BIDとASKが大きく関わる「FXのスプレッド」については、以下の記事で詳しく説明しています。本記事と合わせて(意味や使い方を)確認しておいてください。
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