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通貨の売買?売りと買いの両方で利益を出せるFXの仕組みについて

FXの基礎知識 2024/2/5 1872view
通貨の売買?売りと買いの両方で利益を出せるFXの仕組みについて

FX(外国為替証拠金取引)は、外貨の「売り」と「買い」で利益を出す取引です。本記事では『FXではどのように通貨を売買し、利益を出すのか』具体的な方法について説明します。

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FX(エフエックス)は外貨と日本円の売買で取引を行う

為替取引、レートボード

FX(外国為替証拠金取引)では、外貨と日本円を売買し「為替レートの差額」が利益になります。(※外貨同士でも売買可能)

このほかFXでは、二国間の金利差でも差益を狙うことができ、二国間の金利差を「スワップ」または「スワップポイント」と呼んでいます。スワップポイントの仕組みは、以下の記事にて詳しく解説しています。

なお、為替変動で利益を狙う方法については、次項で詳しく説明しましょう。

FX取引では為替の変動で利益を狙う

FX取引では、為替の相場変動をチャンスと捉え「利益」を狙います。また利益を狙うには「買いから入る」方法と「売りから入る方法」の二種類があります。

買いから入る方法(安く買って、高く売る)

例えば、1米ドル=100円の時に、10,000通貨分(日本円で約100万円)のドルを購入したとします。その後、1ドルが102円に上がれば【10,000通貨=102万円】となるので『日本円で約2万円』の利益が出たことになります。

このように「買いから入る方法」は、通貨が安いタイミングで買い、為替が上昇した時に売ることを指します。

売りから入る方法(高く売って、安く買う)

例えば1ドルが102円の時に、保有する【10,000通貨=約102万円】ドルを売ったとしましょう。その後、1ドル100円に為替が下落したタイミングでドルを買い戻せば【高値102万円−底値100万円=2万円】となり『日本円で約2万円』の利益が発生します。

このように「売りから入る」方法は、高値で売って、安値で買い戻す流れとなります。

ここまで「買いから入る方法」と「売りから入る方法」を見ましたが、FXでは「買い」から入っても「売り」から入っても、それぞれ売買のタイミングで為替差益(=為替変動によって生じた利益)が狙えます。

チェックポイント

円高・円安でも「状況に左右」されないのが、FXの良いところ

円高になると「両替でトクをする」という方がいる一方「貿易赤字になる…」と心配する方もいます。しかしFXの世界では円高・円安に関係なく、それぞれの局面で利益を狙うことが可能です。

FXでは、円高だから良い、円安だから悪い(またはその逆)といった概念はありません。今後円高になるのか、円安になるのかを見極め「売買のタイミング」さえ抑えておけば、正確に「為替差益」が狙えます。

FX売買で成功するにはトレンドの見極めが重要

FX売買で成功する秘訣は、トレンドの見極めを行い【底値で買い、高値で売る】もしくは【高値で売り、底値で売る】タイミングを見極めることです。
例えば、底値で買い、天井で売り抜けることができれば「最大利益」が狙えます。もちろん、売りから入る場合も同様です。天井で売り、底値で買うタイミングを掴めれば、為替差益は「最大値」にまで持って行くことができます。

上昇トレンドとは?

チャート上の折れ線グラフが、上に向いている状態を「上昇トレンド」と言います。上昇トレンドでは「為替が上がり続けている」状態を指します。一旦トレンドが転換されると、一定の流れが(多少、為替が上下しつつも)継続されるパターンが多いです。

下降トレンドとは?

チャート上のグラフが、下に向いている状態を「下降トレンド」と言います。下降トレンドでは「為替が下がり続けている」状態を示しています。

(下降トレンドも)上昇トレンド同様、トレンドの流れに乗ってしまうと、多少の変動はあるものの「一定の流れ」が継続されるので、売買のタイミングが掴みやすくなります。

FXのトレンドを示す移動平均線について

トレンドの流れは、移動平均線で掴むことができます。移動平均線(いどうへいきんせん)とは、一定期間における終値の平均を結んだもので、5~6日における終値を点で結んだ「短期線」や、20日、25日、50日の流れをまとめた「中期線」のほか、100日、144日、200日、233日の流れをまとめた「長期線」などの種類があります。

移動平均線の種類

短期線 短期間のトレンドを読むために使用する。期間は5日、6日、12日など
中期線 中期間のトレンドを読むために使用する。期間は20日、25日、50日など
長期線 長期間のトレンドを読むために使用する。期間は100日、144日、200日、233日など

このように移動平均線は、トレンドの流れを読むのに欠かせない「重要な役割」を担っています。

ふたつの移動平均線(ゴールデンクロスとデッドクロス)について

FXで、タイミング良く通貨の売買を行うには、ふたつの移動平均線について知っておく必要があります。

二種類の移動平均線について

ゴールデンクロス ゴールデンクロスは「買いのサイン」を示しており、短期移動平均線が、長期移動平均線を下から上に突き抜けた状態を指しています。
デッドクロス デッドクロスは「売りのサイン」を示しており、短期移動平均線が、長期移動平均線を上から下に突き抜けた状態を指しています。

このように、ゴールデンクロスとデッドクロス、ふたつの移動平均線を読むことで「買いのタイミング」と「売りのタイミング」を見極めることができます。

売りと買いのタイミングで誤りやすい「ダマシ」とは?

前項で「ゴールデンクロス」は買いのサイン、「デッドクロス」は売りのサインであると説明しました。

ただ、すべての流れがゴールデンクロス、デッドクロスの動きを示す訳ではありません。例えば、移動平均線でトレンドを読んだ投資家が「相場の裏をかいて利益を狙った」場合、ゴールデンクロス/デッドクロスになると見せかけて、相場が一時的に下落(または上昇)することがあります。

こうした、不規則な流れをFXでは「ダマシ」と呼んでおり、読みを誤ると、大きな損失を抱えてしまいます。ダマシに惑わされないためには、サインが出た直後に売買をするのではなく、一定期間様子を見てから(=タイミングをずらし)ダマシかどうか見極めることです。

ダマシさえ見抜けば相場を見誤ることなく、コツコツ利益を出せるようになります。FX初心者の方は、ぜひ「売買のタイミング」が読めるようになってください。

まとめ

FX売買の仕組み(通貨の売買で利益を出す方法)

最後に、FX売買の仕組み(通貨の売買で利益を出す)について「重要ポイント」をまとめておきます。

FX売買の仕組み
☑ FXでは、外貨と日本円の売買で取引を行う
☑ FXとは、為替の変動で利益を狙う取引のこと
☑ FXは買いからでも、売りからでも利益が狙える
☑ FXで利益を出すには、トレンドの見極めが必要
☑ 移動平均線を読むことで、今後の値動きが読める!

このようにFX(外国為替証拠金取引)は、今後「どのような値動き」をするのかトレンドを見極め「為替の差益を狙う」取引のことです。FX初心者の方は「移動平均線の読み方」をマスターし、FXで利益が出せるよう「取引経験」を積むようにしましょう。

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