FX用語集
検索

株とFXの違いとメリット・デメリットを比較

FXの基礎知識 2023/6/22 3936view
株とFXの違いとメリット・デメリットを比較

FXと株には、数ある投資・資金運用法の中でも1,2を争う人気があります。特に、FXは軍資金が少なくても参加できるメリットに加え、トレードルールが覚えやすい等の理由で初心者でもお小遣い稼ぎしやすい資金運用法です。

本記事では、株とFXに「どのような違い」があるのかを取り上げ、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

初心者向け!FX口座開設診断
簡単!2ステップの診断で、あなたに最適なFX会社をご紹介します!

あなたの年齢は?

株とFXにトレーダー人気が集まる理由

ノートPCでトレードする女性

株とFXに人気が集まるのは、仮想通貨や他の資産運用・資金運用よりも、取引の仕組みがハッキリと分かりやすく、安全に取引できるからです。

また、株とFXは共に情報量が多く(例:新聞や書籍、ネットでの情報など)、私たちにとって身近な証券会社、FXを扱うネット銀行で、かんたんにトレードできるためトレーダーの人気が集中しています。

国内の銀行預金は利息が低くお金がなかなか増えませんが、株取引やFX取引では、ある程度のトレード経験を積むことでお小遣い程度から、大きな資産形成にまで発展させることが可能です。

なおトレードに参加しているのは、専業トレーダーやプロの投資家ではありません。お勤めの方から自営業者、学生、主婦、リタイア後のシニア層など、幅広い層が株やFX取引に参加しています。

チェックポイント

FXや株取引は、iDeco(イデコ)やNISA(ニーサ)よりも簡単

老後の不安、預貯金がなかなか増えないという理由で、iDeco(イデコ)やNISA(ニーサ)を始める方が増えています。

しかし、iDecoやNISAは運用プランが複雑な上に「どの方法を選択すれば良いのか」分かりにくく(申込の段階で)挫折する人が多いです。

これに比べて、株取引やFXは申込が簡単で、最短数日で口座開設できるなど、スピーディーかつ「手軽に参加できる」資産運用法として、若者や女性の間でも人気があります。

株とFXの違いを10の要素で徹底比較!

株とFXは何が違うのか、取り組みやすさや対象、得られる利益など「10の要素」で株とFXの違いを比較してみました。

株とFXの違いを10の要素で比較

区分 FX
トレードの難易度 ★★★★☆
(普通~やや難しい)
★★★★★
(比較的簡単)
投資の対象 企業 通貨
投資対象の数 3,500社(東証の場合) 50通貨
得られる利益 売買差益、配当金、株主優待 売買差益、スワップポイント
取引可能な時間 毎日9時~15時まで 月曜日の早朝~土曜日の朝
必要な最低資金 数万円 数千円
金利の受取時期 年2回 毎日でも受取可能
レバレッジ 3.3倍まで(信用取引の場合) 最大25倍
値動き ~30% ~最大100倍程度
変動要因 企業の業績 金融政策

難易度はそれぞれ同じレベル(株は★4つ、FXは★5つと、どちらも初心者が取り組みやすい)ですが、FXは取引の時間が長く、値動きも最大100倍程度あるので大きな利益が狙えます。また、株式の配当は年二回に限られるのに対し、FXの利益は「毎日でも受け取れる」などのメリットも魅力的です。受取りのタイミングが多ければ、軍資金をコントロールして、自分のテンポやリズムにあったトレードができますね。

次項からは、さらに株とFXそれぞれのメリット・デメリットを掘り下げていきます。なお、以下の記事でも「株とFX」の違いを細かく分析しているので(株とFXで迷っているという方は)参考にしてみてください。

株取引のメリットとデメリット

先ずは、株のメリット・デメリットをまとめてみました。株式は3,500社以上の銘柄を対象とし、株式の売買益や配当金が狙える資産運用法です。

株のメリット・デメリット

メリット 銘柄が多い、株式の売買益、配当金、株主優待がもらえる
デメリット 初期費用、運用のコストがかかる。株価変動リスク、信用リスク、流動性のリスクがある。

最近では「株主優待」がテレビや雑誌でも大きく取り上げられ、若者や主婦層も参加するようになりました。株式取引のメリット/デメリットについて、順に見て行きましょう。

株取引のメリットは配当金や株主優待にあり

株取引のメリットは、対象が「3,500社以上」と選べる銘柄の多さにあります。また、株をある程度まとまって保有すると、株主優待が受けられるなど、売買以外の楽しみもあります。このほかにも、株式の売買益のほか配当金がもらえるのも、株取引の魅力と言えます。

株取引のデメリットは、軍資金がたくさん必要なこと

株取引のデメリットは(FXに比べて)初期費用や取引コストが掛かってしまうため、軍資金が多く必要なことです。FXは最小数千円と「一万円以下」の軍資金でもトレードできますが、株取引で利益を狙い、株主優待まで狙うとなると「百株単位」での売買が主流となり、数万円~数十万円の軍資金が必要になります。

もちろん、株取引とFXともに「余剰資金で取引」するのは当たり前のことですが、初期費用が「いくら必要なのか」は、トレード初心者にとって大きな問題です。このほか株取引には、株価変動リスクや信用リスク、流動性のリスクがあり、それぞれのリスクごとに対処する能力(+テクニック)が必要です。

株取引の三大リスク

株価変動リスク 株価が変動すること、株価の値下がりで損失を出すリスク
信用リスク 企業の財政難や経営不振で、債務履行できないリスク
流動性リスク 売買が減ってしまい、取引が成立しないリスクのこと

株取引で特に難しいとされるのが「信用リスク」です。どんなに会社四季報を読み込んでいても、急に「企業の信用リスク」が失墜することもあり(例:企業が不正を隠蔽していた場合など)FX以上に予測できない部分が大きいです。また一旦信用リスクが低下すると、連動して株価の変動、流動性リスクへと「3つのリスク」が同時に発生します。

もちろん、FXでもファンダメンタルズによって、為替のレートが大きく変動しますが、企業の不正やスキャンダルが急に発生する確率よりは少なく(=予測が立てやすい)FXの方が「リスクの回避」はしやすいと言えます。

FXのメリットとデメリット

次に、FX取引のメリットとデメリットをまとめてみました。

FX取引のメリット・デメリット

メリット 少ない資金でも始められる、24時間いつでも取引できる、初心者でもトレード手法が習得しやすい
デメリット 面白いのでついつい時間を忘れてしまう、トレードにどっぷりはまってしまう

FX取引のメリットは「手軽さ」に集約されます。また手軽さや面白さ故に、熱中しすぎてしまうといったデメリットも持ち合わせています。FXのメリット/デメリットを順に見ていきましょう。

FX取引のメリットは手軽さにあり!

FX取引最大のメリットは「手軽さ」にあります。まず、最小数千円の軍資金があればトレードできること。また市場の開催期間が長く、月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、ほぼ一週間まるまるトレードが行えます。

※ただし、システムのメンテナンス期間は除く。

そして(FXは)株取引に比べて対象銘柄が少ないので、トレードの手法が習得しやすく、リスク管理も(株取引の信用リスクに比べて)しやすいです。

FX取引のデメリットは、楽しさゆえの中毒性にあり

FX取引のデメリットは、面白いが故の「中毒性」にあります。FXではルールを習得し、リスク回避の仕方をマスターすれば、コツコツ利益を増やすことができます。また、利益の受取は「毎日でも可能」ということもあり、ついつい画面に張り付き、時間を忘れてトレードに没頭する人が多いです。

もちろん、FXは「時間の管理をして、計画的にトレードできる」というトレーダーがほとんどなので中毒性に悩まされる心配は少ないでしょう。しかし、FXが初めてという方は、面白さのあまり画面に張り付かないよう、注意してくださいね。

株とFXを比較した上で「FXがおすすめ」できる理由は2つ

ここまで、株取引とFXのメリット/デメリットを見てきましたが、株取引とFXを比較した上で『FXが初心者におすすめできる』理由が2つあります。

FXがおすすめの2つの理由

  1. FXは軍資金が少なくてもOK!
  2. 分析対象が少ないのでラク!

それぞれの理由について、順に解説します。

FXなら軍資金が少ない初心者でも、簡単に始められる!

株取引は最低でも「数万円」の軍資金が必要です。これに対し、FXは最大25倍のレバレッジが効くので、最小数千円の軍資金で取引できます。

お小遣い程度の資金で、コツコツ利益を出したいという方(=投資初心者)は非常に多いです。数千円~一万円以内の範囲であれば、誰でも参加しやすく、仮に失敗をしても大きな痛手は負わずに済みます。

FXは株取引よりも「分析対象」が少ないのでラク!

株取引の対象が3,500社(東証の場合)以上あるのに対し、FXでは最大でも30通貨ほど。また、メジャーな通貨ペアであれば平均15~20種類しかありません。このため、FXを勉強するのは「株式よりもラク」なのは事実です。

もちろん、株には株の良さがあり、人によっては「株取引のほうが分かりやすい」という方もいるでしょう。しかし、いち早くビギナーの状態を脱し「投資で利益を出したい」という方にとって(FXは)最もオススメの投資法と言えます。

FXと株取引で迷った時には証券会社でFX口座を開設しよう

分かれ道、マルバツ

ここまでの説明を見ても、まだ「FXと株取引の両方で、決めかねる…」という方は、株取引とFX取引の取り扱いがある証券会社で口座開設するのが良いでしょう。

本記事で説明した通り、株取引は取引銘柄が多く、軍資金も数万円~数十万円必要なため「参入のハードル」はやや高めです。このため、証券会社で先にFX口座を開設。FXで「投資のコツやカン」を掴んでおき、慣れてきたタイミングで、株取引を始めてみるというのはいかがでしょうか?

なお、先に証券会社でFXをスタートさせれば、同じ証券会社内の口座でスムーズに株取引が始められます。またFXは利益が「毎日でも受取可能」なため、株取引よりもスピーディーに軍資金が増やせるのでオススメです。口座を持っていないのであれば、まず始めに開設しておきたい証券会社はGMOクリック証券です。

こうして貯めた軍資金を使って「株取引にチャレンジする」というのは、最も堅実かつ賢い方法と言えるでしょう。株とFXで迷った時には「まず証券会社で口座を開設!」という流れを覚えておいてください。

まとめ|FXは初心者におすすめの投資法!

このように、FXは初心者におすすめの資産運用法です。最後に「株とFXのメリット・デメリット」について本記事の内容をまとめておきます。

株とFXのメリット・デメリット
☑ FXと株は、数ある投資・資金運用の中でも安全にトレードできる!
☑ 株式取引のメリットには、運用益や株主優待の楽しみがある
☑ 株式取引のデメリットは、数万円~数十万円の軍資金が必要、対象銘柄が多いなど。
☑ FXのメリットは、少ない軍資金でも大きな利益が狙えること。
☑ FXの対象通貨はメジャー通貨で15~20種類なのでルールが覚えやすい
☑ FXのデメリットは面白さ故に、熱中する人が多いこと。
☑ FXと株で迷ったら、証券会社のFX口座を先に開設しておこう!

FXは投資の初心者でも、簡単に参加できます。資産運用の方法で迷った時には、証券会社のFX口座を開設しておくと良いでしょう。

PR
当サイト内で紹介する商品やサービスの一部には広告が含まれています。