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プライオリティ・パス付きクレジットカード比較5選!メリットや選び方も紹介

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プライオリティ・パス付きクレジットカード比較5選!メリットや選び方も紹介

プライオリティ・パスの魅力とは

プライオリティ・パスは海外の空港VIPラウンジを利用することのできる特別な会員券です。

プライオリティ・パスという会社が運営する世界中の空港VIPラウンジを会員にのみ発行される会員証を提示することで利用することができます。

プライオリティ・パスは有料のサービスとなり、原則的にはプライオリティ・パスの公式サイトから申し込んで会員資格を得なければ利用できません。ちなみに、プライオリティ・パスの会員資格は3段階に分かれています。

会員資格 年会費 VIPラウンジ利用料 同伴者料金
スタンダード 99USD 35USD 35USD
スタンダードプラス 299USD 35USD
※10回までは無料
35USD
プレステージ 429USD 無料 35USD

単純に、1USD(米ドル)=150円で計算しても、スタンダード会員で15,000円近く、プレステージ会員ともなれば64,000円近くの年会費がかかります。

いくら世界中の空港VIPラウンジを利用できるとはいえ、そう頻繁に利用するという人も少数派です。たまにしか利用しないにも関わらず結構な負担を強いられるのがプライオリティ・パスなのです。

クレジットカード付帯特典なら正規で入会するよりお得

そんなプライオリティ・パスへ加入するには、公式サイトから申し込む以外にもうひとつ方法があります。それが、「プライオリティ・パスが付帯されたクレジットカードへ申し込んでしまう」という方法です。

ただ、クレジットカードであればどんなカードにもプライオリティ・パスが付帯されているというわけではありません。

世界中の空港VIPラウンジを利用できるサービスですから相応のステータスカードに限られますが、クレジットカードに付帯されていると正規で申し込むよりもお得に加入することができます。

クレジットカードの付帯サービスとしてプライオリティ・パスを利用できるので、プライオリティ・パスの年会費を負担しなくて済むなどのメリットがあります(ただしクレジットカードの年会費は必要)。

ゴールドカード付帯の空港ラウンジサービスとは別物

クレジットカードに付帯する空港ラウンジサービスといえば、ゴールドカードに付帯される空港ラウンジサービスを連想される方も多いかもしれません。

ゴールドカード付帯の空港ラウンジサービスとは、国内の主要空港ラウンジを無料利用することができるサービスで、カードによってはハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)と韓国・仁川国際空港のラウンジを無料利用できるサービスです。

しかし、プライオリティ・パスは、本来であれば航空会社の上級会員やビジネスクラス以上の搭乗者などしか利用できない特別なVIPラウンジを利用でき、しかも世界中の空港で利用できます。

基本的にはゴールドカード付帯の空港ラウンジサービスで利用できるラウンジは利用者が多くて混み合っていることも少なくありませんが、VIPラウンジは利用者も少な目で、かつハイクラスなサービスを受けられます。

充実設備でシャワーも浴びられる

海外ともなれば、乗り継ぎなどでとても長い待ち時間を過ごさなければならないケースもあります。

1時間や2時間程度ならまだしも、5時間も6時間待つことも珍しくありません。

そのため、VIPラウンジによっては、各種ソフトドリンクやアルコール、軽食などが用意されているところも多く、シャワールームを利用できるところだってあります。

長い待ち時間も苦痛を感じることなくゆっくりと過ごせるのが魅力です。

空港のどのVIPラウンジが利用できるかスマホアプリから簡単に検索できる

プライオリティ・パスの会員になれば、世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジを利用することができます。

500ヵ国130都市の空港ラウンジを利用できるので、旅行でもビジネスでも世界中どこへ行っても利用することができるという魅力があります。

どの空港のどのラウンジを利用できるかもスマホアプリで簡単検索が可能です。今いる空港やこれから向かう空港のラウンジの情報を知りたいときにすぐに検索できます。

プライオリティ・パスを見せれば利用可能だがスマホアプリには制限あり!

プライオリティ・パスを利用するには、会員証と航空券を見せればそれだけでOKです。特別な手続きなどは不要です。

会員証自体が特別なラウンジを利用できる者の証となります。最近ではスマホアプリのデジタル会員証も登場しているので、クレジットカード以外に会員証を所持したりするのが煩わしいと感じる人はデジタル会員証の利用もおすすめです。

しかし、クレジットカード経由などでプライオリティ・パスへ加入した場合などは、デジタル会員証が利用できないケースもあります。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』や『ラグジュアリーカード』などではデジタル会員証の利用が可能ですが、それ以外のカードでは非対応のケースもあります。

さらにラウンジによってもデジタル会員証に対応しているところと非対応のところがありますので、現状、通常のカードタイプの会員証を所持しておいた方が確実です。

プライオリティ・パス付帯のクレジットカードを選ぶポイント

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クレジットカード付帯のプライオリティ・パスは、正規で申し込むよりもお得だと先にも述べました。クレジットカードにプライオリティ・パスが付帯されているので、正規で申し込んだ場合に発生するプライオリティ・パスの年会費を支払わなくて済んだりもするので、その分だけお得なわけです。

しかし、とはいうものの、クレジットカードの年会費は必要ですし、ましてやプライオリティ・パスが付帯するクレジットカードはステータスカードですから相応の年会費が発生します。

そのため、コスパで選ぶならなるべく年会費の低いクレジットカードを選ぶことも大切です。例えば『楽天プレミアムカード』のように、10,000円+税の年会費でプライオリティ・パスが付帯するクレジットカードもあります。

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家族会員にもプライオリティ・パスが発行できるカードを選ぶ

せっかくの空港VIPラウンジも、会員のみしか利用できなければ、例えば同伴者を伴って旅行したいという場合にはとても不便です。

プライオリティ・パス会員だけがVIPラウンジを利用して同伴者は通常のラウンジや待合室で過ごすというのでは利便性も著しく低下してしまいます。

しかしスタンダード会員であれば会員本人と同伴者それぞれ1回あたり27USDの料金を支払わなくてはいけませんし、スタンダードプラス会員でも10回まで本人は無料ながら、同伴者は27USDを支払う必要があります。

最上位のプレステージ会員でも本人会員は使い放題でも、同伴者は1回につき27USDを支払わなくてはいけません。

アメックス・ゴールドなら年2回まで無料で利用できる

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』のように、通常27USDかかる料金が年2回まで無料で利用することができます。

また、一般人にとってはかなり高いハードルではありますが、『JCB ザ クラス』や『セディナプラチナカード』、『楽天ブラックカード』、『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』などは、同伴者も無料になります。

家族カードでもプライオリティ・パスが付帯するタイプもあります。

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』などがその代表例となります。こうした、家族カードにもプライオリティ・パスを付帯させることができるクレジットカードであれば、家族で海外旅行を満喫できます。

プライオリティ・パス付きで人気のクレジットカードを比較

ここで、プライオリティ・パス付帯の代表的な3枚を比較してみます。

比較対象とするのは、『セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』と『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』、『MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』です。

クレジットカード名 セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード MUFGカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
券面画像 セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード券面画像 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード券面 MUFGカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード券面
年会費 22,000円(税込)※条件付きで半額 39,600円(税込) 22,000円(税込)
インビテーション 不要 不要 不要
申込資格 20歳以上の安定した収入のある方 20歳以上で本人に安定した継続的な収入のある方 20歳以上でご本人に安定した収入のある方(学生除く)
プライオリティ・パスのメンバーシップ プレステージ会員 スタンダード会員
※ただし年2回無料
プレステージ会員
プライオリティ・パスの家族カード付帯 ×

それぞれに特徴がありますが、年会費のお得さで選ぶなら翌年度から年会費実質1万円で持てる『セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』、総合的な海外での使い勝手なら『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』です。

家族カード発行も視野に国内でも海外でも賢く使い倒したいなら『MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』もおすすめです。

プライオリティ・パス付きクレジットカードのデメリット

そもそも海外旅行をしない人には意味がない

プライオリティ・パスがどんなに魅力的でも、そもそも海外旅行をしなければクレジットカードに付帯されていても意味がありません。

海外旅行をしない人にとっては、それがどれだけ魅力的か理解はしていても、利用しない以上はその有難みも無いに等しい状態になってしまいます。

また、旅行は好きでも国内旅行ばかりという人にもプライオリティ・パスは意味がありません。

プライオリティ・パスは国際線の空港VIPラウンジしか利用できませんので、せっかく空港を訪れる機会が多くても国内線ではプライオリティ・パスの意味がなくなってしまうのです。

同伴者無料で利用できるクレジットカードは年会費が高い

プライオリティ・パスが付帯されているクレジットカードによっては、同伴者も無料で利用できるものがありますが、そうしたクレジットカードは年会費もかなり高額です。

中には招待制のものすらあります。

  • セディナプラチナカード…33,000円(税込)
  • 楽天ブラックカード…33,000円(税込)
  • JCB ザ クラス…55,000円(税込)
  • AMEXプラチナ・カード…165,000円(税込)
  • AMEXセンチュリオン・カード…550,000円(税込)

プラチナカードよりもさらに上位のカードで、「真のブラックカード」とも呼ばれる『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』ともなると、年会費550,000円(税込)のほかに入会金550,000円(税込)も必要です。

それ以外も、年会費こそ手の届かない額ではないものの激レアなクレジットカードばかりですので、入手は簡単ではありません。

プライオリティ・パスで同伴者も無料で利用しようとは最初から考えない方がいいでしょう。同伴者は1回35USDの料金がかかるものだと思っていた方が確実です。

空港ラウンジの数が多くても旅人やビジネスマンじゃなければ意味が薄い

プライオリティ・パスでは世界145カ国、600以上の都市に1500箇所以上のラウンジや空港サービスをご用意しています。それだけ豊富な空港VIPラウンジを利用できるのはほんの一握りの人に過ぎません。

一般人はせいぜい年に1回か2回、メジャーな観光地へ行く程度しか使わないでしょう。特にコロナウィルスの影響で海外旅行のチャンスが減っている昨今では、利用するチャンスは少ないです。

世界中を駆け巡り、世界中の空港を利用する機会の多いビジネスマンなどであれば、プライオリティ・パスの恩恵を存分に受けることができますが、いくら利用できる空港ラウンジの数が多くても一般人が恩恵を存分に受ける機会は限られてしまいます。

招待制の場合はクレヒスを積み重ねて手に入れる必要がある

プライオリティ・パスの付帯するクレジットカードには、インビテーションの必要。つまり招待されなければ持つことができないクレジットカードも少なくありません。

申し込み制で持つことのできるクレジットカードもありますが、招待制のクレジットカードの場合は利用実績を積み重ねてインビテーションを待つ必要があります。

もちろん申し込み制のクレジットカードでもゴールドカードクラスのクレジットカードである程度利用実績を積み重ねておかないと、いきなり申し込んでも取得できない可能性が高いでしょう。

プライオリティ・パスで選ぶクレジットカードまとめ

いつでも世界中の空港VIPラウンジを利用できる資格を得ることのできるプライオリティ・パスを手に入れれば、海外旅行やビジネスの出張でも上質なサービスを受けつつ空港の待ち時間をかなり有意義に過ごすことができます。

特にクレジットカードに付帯されていればメンバーシップの年会費は免除されますし、しっかり活用できればクレジットカードの年会費分の元は簡単にとれてしまいます。

プライオリティ・パスの公式サイトから正規で申し込むより遥かにお得に利用できますのでぜひプライオリティ・パス付帯のクレジットカードを入手して、優雅な時間を満喫してみましょう。

クレジットカードの選び方Card selection points