QUICPay＋(クイックペイ･プラス)とは？メリットや使えるお店を紹介！

最終更新日：2024/5/13

後払い方式で便利な電子マネー・クイックペイの機能を更に向上させたクイックペイプラスは、クイックペイでは満足できなかったユーザーの不満をしっかり解消しているのが特徴です。クイックペイプラスと何が違うのか、具体的なメリットを詳しく解説します。

QUICKPay+（クイックペイプラス）とは？

モバイルに特化したクイックペイの拡張版

QUICKPay+（クイックペイプラス）にはデメリットはほとんどありません。

しかしクイックペイではモバイル以外にもカードやコインなどの形状が用意されていましたが、クイックペイプラスのタイプ・種類はモバイルのみに限定されています。

iPhoneの「Apple Pay」やAndroidのおサイフケータイといったスマホ利用に特化させたことで、メリットが大きくなったものの、従来のクイックペイとは様々な点で違いが出ています。

QUICKPay+（クイックペイプラス）とQUICKPay（クイックペイ）の違い

クイックペイプラスはクイックペイにはない機能がしっかり備わっているのが特徴です。クイックペイのデメリットとして挙げられるのが

• クレジットカードがなければ使えない
• 1回の利用上限が2万円

という点です。これらのデメリットを解消したのが、クイックペイプラスのメリットと言えます。主な違いを比較してみると

このような違いがあります。元々のQUICPay(クイックペイ)については、下記の記事をご参照ください。

QUICKPay+（クイックペイプラス）のメリット

クイックペイプラスは1回の利用可能額が2万円以上になった！

クイックペイはスムーズにお支払いできるメリットがある一方で、1回の利用可能額が2万円までに設定されているため高額なお買い物をする際には使えないというデメリットがありました。このデメリットを解消したのがクイックペイプラスの大きな特徴です。

クイックペイプラスは1回の利用限度額は2万円以上でもお支払い可能ですが、紐付けされたカードの利用限度額に準じるので注意が必要です。例えばプリペイドカードと紐付けした場合、プリペイドカード残高が2万円の場合は2万円までしか利用できません。クレジットカードに紐付けしている場合はクレジットカードの利用限度額が上限になります。

クイックペイプラスはクレジットカードと紐付けがおすすめ！

クイックペイプラスはプリペイドカードやデビットカードと紐付けできるようになったため、クレジットカードを持っていない方には利用しやすくなっていますが、利便性の良さを最大限発揮するためにはクレジットカードと紐付けするのがおすすめです。

プリペイドカードやデビットカードと紐付けした場合はクイックペイプラスのマークが表示されているお店でしか使えませんが、まだ対応しているお店が少ないため利用できない場合があります。クレジットカードと紐付けしている場合はクイックペイプラスに未対応のお店でも問題なく使用できます。

1回の利用限度額が2万円以上になったことで、クレジットカードと同じようにお支払いできて利便性が増すだけでなく、ポイント還元というメリットを考えてもクレジットカードと紐付けするのが最も便利でお得な活用法と言えます。

クイックペイのみの加盟店ではクイックペイプラスは利用できない

またクイックペイのみに対応する加盟店では、クイックペイプラスは利用できません。もちろんQUICPay+の加盟店では、QUICPayとQUICPay+の両方が利用できます。

iPhoneのクイックペイ「QUICPay with Apple Pay」の使い方

これまではQUICPay(クイックペイ)はおサイフケータイ専用で、iPhoneでは利用できませんでした。しかし【Apple Pay】が登場したことで、iPhoneでもQUICPayが利用できるようになりました。

【Apple Pay】に対応しているiPhoneに、クイックペイのクレジットカードかプリペイドカードを登録するだけで、iPhoneでクイックペイが利用できるようになります。下記がその手順です。

iPhoneでのQUICPay(クイックペイ)の登録方法

1. iPhoneのWalletアプリを起動します。
2. 手順に沿ってiTunesアカウントに手持ちのクレジットカードやプリペイドカードを登録します。
3. 自動的にクレジットカード会社が参加しているクイックペイに紐付けられます
4. Walletアプリに登録済みのクイックペイ用のカードを選択し、セキュリティコードを入力します。
5. QUICPayの準備完了です。すぐに利用できます。
6. 会計時に「クイックペイで支払います」と伝えてかざすだけでお支払い完了です

【Apple Pay】を使ったQUICPay(クイックペイ)でのお支払い時の注意点

【Apple Pay】でもクイックペイは使えます。ただしお支払い時に多く起こるミスがあるので、ご注意ください。というのも、iPhoneの画面上で「完了」となっても、クイックペイでのお支払いが完了していないケースがあるのです。

下記がQUICPay(クイックペイ)公式サイトで紹介している1回の取引でTouch IDに指を2回載せないと決済が完了しないケースです。

【Apple Pay】×QUICPay(クイックペイ)でのお支払いの手順

1. Apple Payの時も「支払いはクイックペイで！」と店員さんに伝えます
2. 「端末が青く光って」店員さんに「どうぞ、タッチしてください」と言われます。
3. Touch IDに指を載せたままiPhoneをお店の端末にかざします
   ※iPhone Xでは、サイドボタンをダブルクリックしてFace IDで本人認証をしてからお店の端末にかざします
4. iPhone上で「完了」と表示されますが、しばらく待ちます
   ※お店の端末から「クイックペイ」という決済音が鳴らないのが、お支払いが完了していない証拠です
5. iPhoneをお店の端末から離さず、かざしたままで少し待ちます。
6. iPhoneに「Touch IDで支払う」と再度表示されます。
7. Touch IDに指を乗せなおします！そのままiPhoneをお店の端末にかざし続けます
8. 「クイックペイ」と決済音が鳴って「端末が緑色に光る」とお支払い完了です。

お店の端末が「クイックペイ」と鳴り、緑色に点灯するまでお待ちください。お店の端末が緑色に点灯しないとお支払いは完了しないので、【Apple Pay】でクイックペイをご利用する方はご注意ください。Apple Payについて詳しくはこちら。

QUICKPay+（クイックペイプラス）が使えるカードの種類

クレジットカードだけじゃない！QUICKPay+（クイックペイプラス）で使えるカード

クイックペイ対応のクレジットカードを持っていなければクイックペイを使えないため、クレジットカードを持っていない方にとっては敷居が高いと感じられていましたが、クイックペイプラスはクレジットカードだけでなくプリペイドカードやデビットカードにも紐付けできるようになり利便性がアップしました。

• クレジットカード（クイックペイのみの対応店でも利用可能）
• プリペイドカード
• デビットカード

なお、プリペイドカードやデビットカードと紐付けしている場合は、QUICKPay+（クイックペイプラス）のマークが表示されているお店でしか利用できないので注意しましょう。

プリペイドカードでのクイックペイプラスの使い方

プリペイドカードを紐付けするにはApple Pay対応のiPhone（iPhone7以降）やApple Watchと「au WALLETプリペイドカード」が必要になります。iPhoneの「Walletアプリ」にプリペイドカードを登録しておきます。

お支払い時にはクイックペイでお支払いすることを伝えていただき、iPhoneのホームボタンに指を乗せたまま（TouchID）クイックペイ決済端末にかざすだけでOKです。iPhoneⅩの場合はサイドボタンをダブルクリックしてからFaceIDで認証して決済する流れになります。

プリペイドカードなのであらかじめ決まった金額の範囲内で利用できるので、使いすぎを防ぎながらスムーズにお支払いできるというメリットがあります。

デビットカードでのクイックペイプラスの使い方

デビットカードに関しては2018年3月現在では順次対応予定の段階で、実用化されているものはありません。2018年春以降に対応が決まっているデビットカードはみずほ銀行の「スマートデビット」で、みずほ銀行の口座に預金があり、おサイフケータイが使えるスマートフォンを持っている方が利用できるサービスになっています。

デビットカードと紐付けされているので、クイックペイプラスのご利用分はすぐに銀行口座残高から引き落としされる仕組みになっています。プリペイドカードと同様に使いすぎを防ぎながらスムーズにお支払いできるのがメリットです。今後はクイックペイプラスに対応するデビットカードの種類が増える見込みです。

QUICKPay+（クイックペイプラス）で広がるクイックペイの可能性

利便性をアップしたクイックペイプラスが登場したことで、今後は更にクイックペイプラスの可能性が広がってくると考えられます。クイックペイ決済に対応するお店が更に増え、クレジットカード以外にも対応するプリペイドカードやデビットカードが増えるほどユーザーが増えることで、更に上質なサービスの提供が期待できます。

電子マネーの中でも特に利便性の良いクイックペイを上手に活用するためにも、相性の良いクレジットカードを一枚所有しておくことをおすすめします。