Paypal(ペイパル)とは?メリットやおすすめな理由を紹介
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Paypalは相手にクレジットカード番号を教えることなく安全に買い物できるオンライン決済サービスです。「海外サイトを利用したいけれど、クレジットカード情報を入力するのは怖い……」「個人間で安心して送金できる手段が見つからない!」そんな悩みをお持ちの方にはPaypalがおすすめです。
Paypalは買い手は無料で利用できる上、売り手もクレジットカード決済が無料で導入できるため、世界中で2億人以上のユーザーが使っています。 Paypalは米国のサービスですが日本語にも完全対応で、15年以上の歴史があります。登録の方法も画像つきで解説していますので、海外サイトでよく買い物を刷るという方はこれを機会に登録しましょう。
PayPal(ペイパル)とは?
クレジットカードを利用した安全で便利な「決済ツール」
PayPal(ペイパル)はクレジットカード払いもできるネット決済サービスです。PayPalが間に入ることで海外サイトでの買い物や個人間送金にも安心して使えるのが特徴です。
- 運営会社:Paypal Pte. Ltd.(本社所在地:米国)
- 開設済みアカウント数:2億2000万人
- 導入店舗数:1800万以上
- メリット:無料、安全、買い手保障制度あり
Paypalは米国に本社を置くPayPal Pte. Ltd.が提供している、インターネットを活用したオンラインショップ専用決済サービスです。
利便性、セキュリティの両面に優れたサービスであり、あなたのオンラインショップでの買い物をより安全で快適なものにしてくれます。
MicrosoftやYouTube、あるいは楽天市場やDMM.comなど、数々の名だたるサイトで導入されています。
代表的なPayPal導入店舗
Paypalは大手小売店から個人まで様々な事業者が導入しています。代表的な導入店舗を紹介いたします。
- YouTube
- Microsoft
- 楽天市場の一部の店舗
- DMM.com
- Playstation Store
- STEAM
- Hulu
- Netflix
- American Airlines
- AIRFRANCE
- ebay
- YAMADA
- LION
- Pixiv
- Niconico
小さなWEBショップでも海外サイトでも安全にクレジットカード払いできる
クレジットカード払いを導入しているお店でクレジットカードが使えるように、Paypalが使えるお店ではPaypal経由でクレジットカード払いが使えます(もちろん、クレジットカード払いとPaypal払いの両方を導入しているお店もあります)。
基本的にはオンライン店舗での銀行口座やクレジットカードでの支払いをPaypalが仲介する、といった仕組みになっています(細かいことを言えばこの表現も正確ではないのですが、消費者としてはこれだけ理解しておけば十分です)。
クレジットカード払いに直接対応していないお店でも、Paypalを導入していれば、Paypalを仲介にクレジットカード払いができます。海外サイトでもPayPalが仲介していれば、クレジットカード払いしても安全です。
Paypal(ペイパル)とPayPay(ペイペイ)の違いは?
PaypalとPayPayはまったく違うサービス!
100億円プレゼントキャンペーンで話題となったPayPay(ペイペイ)は、PayPalと似た語感で、両方ともスマホで使えるなど、同じような決済サービスに感じられます。しかし、PayPalとPayPayは実際にはまったく違う決済サービスです。
たとえばPayPal(ペイパル)は主にネット通販で利用する決済サービスですが、PayPay(ペイペイ)は実店舗でのみ支払いができるQRコード決済です。逆に言えば、PayPalは実店舗では基本的に使えません。
PayPay(ペイペイ)は小売店舗でQRコード決済!PayPal(ペイパル)はネット通販でオンライン決済
PayPal(ペイパル)はクレジットカードや銀行口座を登録して使う、オンライン決済の仲介サービスです。そのため、IDとパスワードでPayPalのサイトにログインして利用します。
一方でPayPayはスマホにアプリを入れて利用するQRコード決済です。QRコードを読み取って利用するので、スマホが必須ですし、実店舗での支払いで利用します。
PayPayの運営会社はヤフー株式会社とソフトバンク株式会社が出資するPayPay株式会社であり、Paypal Pte. Ltd.と資本的な関係はありません。文字面こそ似ていますが全くの別物、とさえ覚えておけばOKです。
Paypalならではのメリット
仲介してくれるから海外サイトでも安心してクレジットカード払いができる!
Paypalをわざわざ挟まなくてもクレジットカードや銀行振込を直接使えば良いのでは?と思われるかもしれませんが、Paypalにはこれらの支払い方法にはない様々なメリットがあります。
中でもPayPalの最大のメリット、それは安全性です。その他のメリットは細かいところまで上げればキリがありませんが、代表的なものは以下の5つです。
- 個人情報を相手に渡す必要がなく安全
- 使えるお店が増えてきている
- 万が一の事態に備えた買い手・売り手保護制度あり
- アカウント開設無料、年会費無料、決済手数料も無料(事業者負担)
- 24時間365日間可動する優秀なセキュリティシステムで安全性を確保
個人情報を相手に渡す必要がなく安全
Paypalの一番のメリットは、クレジットカード番号を相手の事業者に渡す必要がないことです。「海外のサイトやよく知らないサイトを使いたいけれど、クレジットカードを使うのは怖い……」と感じたことがある方は少なくないかと思いますが、そういったケースではPaypalが役立ちます。
仲介するPaypalにはクレジットカード番号が伝わりますが、Paypalは世界で2億人以上が利用し、15年以上の歴史を持つサービスであるあため、身元もよくわからない海外サイトに伝えるよりはずっと安全です。Paypalは24時間365日体制でセキュリティをフル稼働させていますし、万が一の際には保護制度を使えます。
どうしても心配という場合は、VプリカというVISA加盟店で使えるプリペイドカードを使うという手もあります。(参考記事:「Vプリカ」とは?買い方も使い方も簡単なネット専用VISAプリペイドカード)
なお、Paypalを使った場合でも、連絡先として住所や氏名、メールアドレスなどは相手に伝わってしまいます。ただ、少なくとも海外サイトを使う場合は、クレジットカード番号が伝わらないというのは大きなメリットになりえます。
メールアドレスは複数作るのも簡単ですし、安全そうなサイトと危険そうなサイトで使い分けるといいでしょう。
使えるネット店舗が増えている
最近、Paypalを導入する店舗が増えてきています。公式サイトによれば、2018年12月時点での導入店舗数は約1800万人以上とのことです。特に日本では小さなネット店舗での導入が増えています。というのも、通常のクレジットカード決済の導入はある程度の売上が見込める大規模店舗でなければ導入コストが高すぎたからです。
しかしペイパルが買い手と売り手を仲介することで、念願のクレジットカード決済が導入できる上、PayPalはプラグインなどで手軽に通販サイトに組み込むことができるのです。
お客さまも支払い情報をお店に伝えずに決済ができるので安心です。
技術的にも導入しやすく、これ1つで間接的にクレジットカードにも銀行振込にも対応できるPaypalは、導入する店舗にとっても大きなメリットがあるのです。
万が一の事態に備えた買い手・売り手保護制度あり
Paypalには買い手・売り手保護制度という独自の制度があります。これはPaypalを通じて商品を取引した結果トラブルが発生した場合、買い手と売り手を保護するものです。例えば買い手が巻き込まれがちな
- お金を払ったのに商品が届かない
- 商品は届いたが欠損がある
- 商品が説明と異なっている(新品と言っていたのに中古品が届いたなど)
あるいは売り手が巻き込まれがちな
- 不当なクレームが入った
- 発送した商品が流通業者のミスで届かなかった
といった自体に備えられます。ただし、車両や不動産、工業機械、個人間支払いなど、一部の商品については対象外となりますので注意しましょう(詳細はユーザー規約の「Paypal保護制度」に記載があります)。
書いて保護を受けたい場合はPaypalのサイトにログイン後、画面左下に表示される「問題解決センター」から行います。わかりやすい日本語で表記されていますので、特に入力に困ることはないでしょう。
アカウント開設無料、年会費無料、決済手数料も無料(事業者負担)
Paypalはアカウント開設、年会費、決済手数料のすべてが無料です。つまり、一切お金を負担することなく決済ができるわけです。銀行振込は手数料がかかりますし、クレジットカードは年会費が有料のものも少なくありませんが、Paypalではそういったものを気にする必要は一切ありません。例外的に海外のサイトを利用する際は為替手数料がかかることがありますが、あくまでも例外です。
一方、Paypalを導入する事業者は決済手数料の支払いが必要になります。手数料は以下のとおりです。
Paypalによる月間売上高 | 決済手数料(国内) | 決済手数料(海外) |
---|---|---|
30万円以下 | 3.6%+40円/件 | 4.1%+40円/件 |
30万円超、100万円以下 | 3.6%+40円/件 | 3.9%+40円/件 |
100万円超、1000万円以下 | 3.2%+40円/件 | 3.7%+40円/件 |
1000万円超 | 2.9%+40円/件 | 3.4%+40円/件 |
例えば国内で1ヶ月に1万円の決済を300回行った場合、300万円なので決済手数料は3.2%+40円/件となります。したがって合計手数料は(1万円×3.2%+40円)×100=3万6000円となります。
また、別途少額決済申請を行うと、別のレートを導入できます。
- 決済手数料(国内):5%+7円
- 決済手数料(海外):6%+7円
国内では2357円、海外では1736円以下の場合は、こちらを導入したほうがお得です。
一方、クレジットカードの手数料は業種によって異なりますが、目安として飲食店は5%、一般小売店は4%、デパートは2%、コンビニは1%となっています。飲食店や一般小売店の場合は、Paypalのほうが結果的に手数料を抑えやすくなります。
24時間365日間可動する優秀なセキュリティシステムがある
Paypalは業界最高水準の不正防止モデルを確立しており、24時間365日すべての取引を適切にモニタリングしています。個人情報を最高水準の暗号化キーで保護し、クレジットカード情報を安全に保護するための基準「DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」にも準拠しています。
クレジットカード支払いで確立された安全性と同水準のセキュリティが担保されていると考えて良いでしょう。
Paypalのクレジットカード支払いのデメリット
上記の通り、様々なメリットがあるPaypalですが、一方で他の支払手段にはないデメリットもあります。主なデメリットは以下の4点です。
- 分割払いに対応していない(カード会社との交渉次第でできる可能性あり)
- PayPalに登録しなければ使えないため、最初だけ面倒(1回登録すればあとは楽)
- セキュリティは強力だが万全ではない
- 海外のサイトで買い物する場合の為替手数料が高い
一活払いのみで分割払いが使えない!
Paypalの支払い方法は原則として「一括」のみです。クレジットカードでは当たり前のように用意されている「分割払い」はできません。
例外的にクレジットカード会社と交渉すればできる可能性はありますが、Paypal決済とクレジットカード会社への連絡で手間がかかる上に成功する補償もありません。
PayPalに登録しなければ使えないので面倒
Paypalを利用するためには、当然登録が必要になります。面倒だと思われるかもしれませんが、登録自体は10分もあればできる上、最初の1回だけ登録すればいいだけの話なのでこれについてはそこまで面倒臭がる必要はありません。後で登録方法についてもしっかり解説いたします。
セキュリティは強力だが万全ではない
Paypalのセキュリティは強力ですが、それでも万全ではありません。Paypalは両者数が多いだけあって狙われるリスクも高いです。「Paypal 不正」「Paypal 流出」などで検索すると、過去の不正・流出を伝えるニュースや実体験を綴ったサイトが引っかかります(その実体験が信頼できるとは限りませんが)。
また、Paypalがどんなにセキュリティに力を入れても、ユーザーに個人情報を守ろうとする意識がなければ個人情報流出のリスクは高まります。
- パスワードは使い回さず人にも教えない
- 不審なメールが来たら差出人のメールアドレスを確認し、Paypal公式のものと一致するか確認する
- 不審なメールに記載されているリンクを貼らない
- 判断がつかない場合は、Paypal公式に相談する
といった基本的な事柄をきちんと守ることが大切です。
海外のサイトで買い物する場合の為替手数料が高い
海外サイトで買い物をする場合、為替手数料がかかることがあります。為替手数料は通貨ごとに異なりますが、日本円で海外のサイトで買い物をする場合は4%となります。クレジットカードのVISAが1.63%、MasterCardが1.63%、American expressが2.00%であることを考えると、割高と言わざるを得ません。
PayPalのアカウント作成方法
まず、Paypal公式サイト(URL:https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal/how-to-signup-personal)にアクセスし、「新規登録(無料)はこちら」をクリックします。すると、以下のような画面が表示されます。
Paypalにはパーソナル(個人)アカウントとビジネスアカウントがあります。
今回はパーソナル(個人)アカウントを選択します。すると、以下のような画面が表示されますので、指示に従って入力を進めていきます(入力はすべて日本語でOKです)。
- 国:日本を選択します。
- 姓:苗字を入力します。
- 名:下の名前を入力します。
- メールアドレス:メールアドレスを入力します。
- パスワードの作成:ログイン用のパスワードを設定します。
- パスワードを確認:上で設定したパスワードをもう一度入力します。
すべて入力し「次へ」をクリックすると、以下のような画面が表示されます。
「私はロボットではありません」にチェックを入れて暫く待つと、再び別の入力フォームが表示されるので、指示に従って入力を進めていきます。
- 国籍:日本を選択します。
- 郵便番号:郵便番号を入力します。
- 都道府県:都道府県を選択します。
- 市区町村:市区町村名を入力します。
- 番地:市区町村より下の住所を入力します。
- 建物名・階・部屋番号などを入力します。
- 生年月日:生年月日を入力します。
- 電話のタイプ:モバイルと自宅の内、適したほうを選択します。
- 電話番号:電話番号を入力します。
- ワンタッチを設定:ワンタッチとは、対応アプリやオンラインストアでスピーディな支払いができる機能です。使いたい場合はチェックを入れます。
- 下のボタンをクリックすることにより……:チェックを入れます。
すべて入力し「同意してアカウントを開設」をクリックすると、以下のような画面が表示されます(電話番号の一部を隠しています)。
ここではSMS認証を行えます。SMS認証とは、携帯電話のSMS機能(短いメッセージを送る機能)で認証をするサービスです。いましてもいいですし、後でしても構いません。
今する場合は「コードを取得」を、後でする場合は「今は実行しない」を選択します。コードを取得して入力するか、「今は実行しない」を選択するとアカウント作成が終了します。
次に、メールボックスを確認します。Paypalからメールが送られてきているはずですので、それを開封して本文中の「メールアドレスを確認する」をクリックします。するとパスワードを入力するページが表示されますので、指示通りに入力して「メールアドレスを確認」をクリックします。これで認証が終了するとともに、支払い制限が解除されます。
PayPalのクレジットカード登録方法
Paypalでは支払いにクレジットカードや銀行口座が使えます。ログイン後のトップページから両者の登録が行なえます(苗字の部分を隠しています)。
今回はカードの登録を選択します。以下のような画面が表示されますので、指示に従って入力を進めていきます。
- デビット/クレジットカード番号:使用するクレジットカードの番号を入力します。
- カードタイプ:国際ブランドを選択します。
- 有効期限:クレジットカードに記載されているカード番号を入力します。
- セキュリティコード:カード裏に記載されている3~4桁の番号を入力します。
- 請求先住所:クレジットカードの請求先住所を入力します。デフォルトでは先程登録した住所が記入されていますが、別の住所にもできます(今回は表示を隠しています)。
すべて入力できたら「カードの登録」をクリックすれば登録が完了します。
Paypalで決済する方法
お支払いでPayPalを選択しログインしてお支払い!
決済方法は店舗によって異なります。まず各店舗のWebサイトで購入手続きを進め、決済手段でPaypalを選択します。するとPaypalに遷移しますのでログインし、手続きを進めます。
以下はオンラインでのお支払い方法の要約。詳しくは各店舗のウェブサイトをご確認ください。
- お買い物の際、決済方法でPayPal(ペイパル)を選択します。
- ペイパルアカウントにログインします。
- 内容を確認して[同意して続行]をタップします。
Paypalで個人送金する方法
Paypalでは、Paypalに登録している相手のメールアドレスさえわかれば簡単に送金できます。決済の追加料金を払ったり、個人的に支援したい相手に投げ銭したり刷る際に使えます。
まず、ログイン後の画面のトップページの「支払いと請求」から支払いを選び、メールアドレスを入力し「次へ」をクリックします。
すると以下のような画面が表示されるので、送金金額とメモ(文章)を入力して「続行」ボタンをクリックします。最後に確認画面で「送金」をクリックすれば、手続きは完了です。
Paypalのクレジットカード払いまとめ
今回の記事をおさらいしましょう。
- Paypalはオンラインショップで使える便利な決済手段
- 安全性の高さと買い手・売り手保護機能が特徴で、多くの大手企業が採用している
- Paypalには10分もあれば登録可能で、1回登録すれば次回以降の支払いがずっと便利になる
Paypalはあなたのオンラインショップでの買い物をより快適で安全なものにしてくれます。海外サイトを使いたいけれど個人情報流出が心配な方、快適な支払いを求める方は、ぜひ登録してください。
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