クレジットカードの切り替えやアップグレードのタイミング、メリットを解説
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クレジットカードは現金払いの変わりになる支払い方法としてだけでなく、海外ではステータス性の高さを判断する材料の一つとして認識されているため、最低でも一枚は用意しておきたいものですが、使い続けていると何かしら不満や不便さを感じてクレジットカードの切り替えを検討する時がやってくるでしょう。
クレジットカードの切り替え、アップグレードすべきタイミングとは?
今よりもっとクレジットカードを活用したい時
- 付帯サービスの内容に満足できていないからもっと使えるサービスを提供しているカードが良い
- ある程度年齢を重ねたのでステータス性の高いクレジットカードにしたい
このような理由で今使っているクレジットカードよりも有効活用したいと考えている方は、ランクの高いカードへ切り替えすることをおすすめします。
特に年会費が無料なのか有料なのかによって付帯サービスの内容が全く違うため、クレジットカードを有効活用したいという場合は年会費がかかっても有効活用して元を取れるようなカードを選ぶことをおすすめします。
カードの解約や変更をする時
- 結婚をして名字が変わった
- いつも利用していた店のクレジットカードを持っていたけど引越しをしたので使わなくなった
今まで持っていたクレジットカードの使い勝手が悪くなったことが理由で解約したいのであれば、もっと利便性の良いクレジットカードを新たに申し込みして切り替えすることをおすすめします。
また、名字が変わる際の変更と合わせて、カードのアップグレードをするのもおすすめです。
クレジットカードをゴールドカード等にアップグレードするメリット
ステータス性の高さを実感できる
ワンランク上のカードになると付帯サービスの内容がガラッと変わることに驚く方も少なくありません。付帯保険や空港ラウンジサービス、ポイント還元率アップなど今まで持っていたカードランクでは味わえなかった上質な付帯サービスを有効活用できます。
カードランクがアップすると、利用限度額が引き上げられるケースが多いです。これまで積み重ねてきた利用実績(クレヒス)によってはかなり高額な限度額が設定される場合もあります。限度額の高さは信用度の高さに比例するため、限度額が引き上げられたということは社会的信用度が以前よりも増した、つまりステータスが高くなっていることを示しているのです。
カードランクが変わることでデザインも変わり、ゴージャス感のあるカードを持ち歩ける点もステータス性の高さを実感できる大きなメリットになります。
上位のサービスを受けつつ貯めたポイントや購入履歴は引き継げる
今まで使っていたクレジットカードをアップグレードした場合は、基本的にカード番号が変わりません。そのため、公共料金などのお支払いをクレジットカード決済にしていた場合も、わざわざ変更手続きを行なう必要がないのです。
また、今まで貯めていたポイントや購入履歴がそのまま引き継がれて使用できます。カードランクが上がったことでポイント還元率がアップする場合も多いため、今まで以上にポイントが貯まりやすくなる可能性もあります。
これまでの実績がある分審査に通りやすい
クレジットカードをアップグレードする場合も、新規の申込時と同様に個人信用情報を確認したうえで審査が行われます。審査内容に関しては一般カードよりもゴールドカードやプラチナカードの審査基準が厳しめになっているため、新規の申込時はそう簡単に審査に通らないことも予想されます。
しかし、今まで一般カードなどでクレヒスを積み重ねてきた人は、「きちんと利用した分を支払ってくれるので信頼できる」と判断されて審査でも有利になりやすいのです。逆に、支払い遅延を起こした経験がある人は悪いクレヒスが残っているため、希望通りにアップグレードできない可能性もあります。
クレジットカードをアップグレードするデメリット
クレジットカードをアップグレードするメリット以外にもデメリットになるポイントも忘れてはいけません。
年会費が上がる
今まで年会費無料のクレジットカードを利用していた方が特にデメリットとして感じやすいのは年会費が上がってしまう点です。しかし、年会費が上がることでそれ以上の付帯サービスが提供されるため、実際にクレジットカードを使ってみるとさほどデメリットとして感じにくいかもしれません。付帯サービスの主な例としては、
- 旅行保険(国内・海外)
- 空港ラウンジ
- 優待割引・優先予約
など、日常生活に役立つサービスや、ゴージャス感を味わえるサービスなどの特典が用意されています。ゴールド、プラチナとカードランクがアップするほど高額な年会費になりますが、サービス内容はそれ以上に充実した内容になります。
ただし、ライフスタイルによっては実際に活用する機会がほとんどないことも考えられるため年会費を支払っても損をしてしまいます。提供される付帯サービスの内容と年会費の費用対効果を比べて本当にお得なのかをチェックしましょう。
変更できるクレジットカードの選択肢が限られる
一般カードの場合は審査基準が緩めで年会費も格安に設定されているため作りやすいだけでなく、選択肢が多いというメリットがあります。
- いつも利用するお店と提携してポイント還元率がお得
- デザインの種類が豊富
- 国際ブランドを選べる
- 年会費無料のものが多い
などの選択肢がたくさんあります。
一般カードからグレードアップしてゴールドカードやプラチナカードに切り替えようとすると、選択肢が限られてしまうのがデメリットとして感じやすいです。
しかし、選択肢が限られているということは、自分に合ったカードを選びやすくなると考えることもできます。年会費や利用頻度の多い付帯サービスのバランスと考えて絞り込んでみると、本当に自分に合ったカードを見つけやすくなります。
入会特典は付かないことが多い
クレジットカード会社が新規カード会員を確保したいという時期は、積極的にお得なキャンペーンを展開しています。
新規カード会員を対象にした入会特典については、アップグレードしてカードを切り替えた方は対象にならない場合が多いです。
ただし、アップグレードキャンペーンを行っている場合は狙い目です。新規カード会員獲得キャンペーンと合わせてアップグレードキャンペーンを実施する場合もあるため、クレジットカード会社から案内があった場合はぜひ前向きに検討してください。
新しいクレジットカードへ切り替えるメリット
クレジットカードの国際ブランドを選び直せる
今まで使っていたクレジットカードは1種類の国際ブランドしかなかったとか、今の国際ブランドは使えるお店が少ないので違う国際ブランドにしたいという場合は新しいクレジットカードに切り替えた方が手っ取り早いです。
クレジットカードの国際ブランド選びはとても重要で、使い方によっては国際ブランドのせいで不便に感じる場合もあります。例えばJCBを選んだ場合、国内利用が主な場合はJCBの加盟店が多いため不便さはほとんど感じませんが、海外では加盟店が少ないため不便に感じることが多いです。
このように国際ブランドの種類で不便さを感じていた方は、同じクレジットカード会社で国際ブランドだけ切り替えするよりも新しく作り直した方がスムーズですし、用途に合わせて使い分けることも考えて違う国際ブランドのカードを複数持つことも検討することをおすすめします。
使いたい機能のあるクレジットカードを選べる
クレジットカードによって付帯サービスの内容が異なるため、自分に合わない付帯サービスのクレジットカードを持っていても全くメリットを感じられないので、せっかくなら自分に合った付帯サービスを用意しているクレジットカードを選びたいものです。
新しいクレジットカードに切り替えする場合は、自分に合った機能のあるクレジットカードを絞り込めば、自ずと最適なカードが見つかりやすくなります。優先すべきポイントとしては、
- ポイント(マイル)還元率の良さ
- 魅力的な付帯サービス
- 対応している電子マネー
など、普段活用する機能を優先的に考えて、最も自分に合ったカードを選ぶようにしてください。
美味しい入会特典が受けられる
新しいクレジットカードに申込すると、様々な入会特典を獲得できる場合があります。特にクレジットカード会社が新規カード会員を確保したいと考える新卒者が増える春先はお得なキャンペーンを実施することが多いため、普段よりもお得な入会特典がたくさん用意されています。
入会特典の内容を比較してから新しいクレジットカードへの切り替えを検討するのもおすすめです。
新しいクレジットカードに切り替えるデメリット
クレジットカードのポイントが失われる
今までのクレジットカードを解約して新しいクレジットカードを作ろうとしている場合は、今までのクレジットカードで貯めたポイントが無くなってしまうことを忘れてはいけません。どのくらいポイントが貯まっているのか確認しておき、使い切ってから解約手続きを勧めることをおすすめします。
ただし、同じクレジットカード会社でクレジットカードを作り直す場合は、ポイントが引き継がれる場合もあります。
通常通り審査が行われる
新しいクレジットカードに申込する場合は通常通りの審査が行われることを頭に入れておきましょう。特に支払い遅延などを引き起こしていなければ問題ないと考えられますが、グレードの高いクレジットカードに申込する場合はアップグレードよりも新規申し込みの審査基準が厳しめになるため、場合によってはご希望に添えないことも考えられます。
今のクレジットカードにこだわりがなければ新規申込の方がお得
今所有しているクレジットカードが気に入っているから、どうしてもアップグレードして切り替えしたいという場合を除き、新規で違うクレジットカード会社に申込をした方が入会特典や付帯サービスの内容などお得なメリットがあります。
ただし、切り替えのタイミングによって一概にどちらが確実にお得!とは言い切れない面もあるため、更新時期が近づいてきたらアップグレードキャンペーンを実施しているか否かを確認して、他のクレジットカード会社のカードで自分に合っているものがないか確認してみることをおすすめします。
クレジットカード切り替え、アップグレードの注意点
番号や有効期限、引き落とし日が変更されることがある
今まで使っていたクレジットカードをアップグレードした場合は、カード番号がそのまま引き継がれるので特に手続きが必要ない場合が多いです。しかし、有効期限が変わることで手続きが必要になる場合があります。
新しいカードを作って切り替えた場合はカード番号と有効期限が変わってしまうので、必ず手続きが必要になります。また、クレジットカード会社も変わると引き落とし日が変更される場合があるため注意が必要です。
公共料金などの引き落としができなくなることがある
クレジットカードを切り替えた場合に手続きが必要なのは、公共料金や携帯電話など定期的にクレジットカード決済をしている場合です。事前に手続きしておかなければ期日に引き落としされない可能性があります。
特に注意したいのは携帯電話料金の割賦支払いです。携帯電話本体を割賦支払いでクレジットカード決済にしていた場合、きちんと決済できなかった場合は支払遅延の事実が個人信用情報に残される可能性があります。住宅ローンなどの審査がなかなか通らなかった理由として、過去に携帯電話料金の遅延があったというケースも少なくないのです。
クレジットカードで定期的な支払いがある場合は、必ず新しいクレジットカードの手続きが済んでから古いカードと切り替えるようにしてください。
クレジットカードの切り替え、アップグレードまとめ
クレジットカードの切り替えを行なう場合は、今まで使っていたクレジットカードをアップグレードする方法と、新しく作り直す方法があります。
どちらもメリットがあるため迷うところですが、切り替えた場合のデメリットも考慮したうえで慎重に検討することをおすすめします。切り替える場合は事前に準備を整えておき、新旧カードの切り替えがスムーズに進むようにしましょう。
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