Vプリカとは?仕組みやメリット、VデビットカードやVISAプリペイドとの違いも紹介
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「海外のサイトで買い物したいけれど、クレジットカード番号が流出しないか不安……」そんな時に便利なのが、国際ブランドVISAのネット専用プリペイドカード「Vプリカ」カードです。
Vプリカカードは安全性に優れた、審査不要のプリペイドカードです。それでいてクレジットカードと同様、インターネット上のVisa加盟店で使えるため非常に便利です。ネット上でクレジットカード番号の流出が怖いという方は、ぜひVプリカカードを使ってみてください。
Vプリカ(VISAプリペイドカード)とは?
Vプリカとは「Web上のVisa加盟店で使えるプリペイドカード」
Vプリカは国際ブランド「VISA」のネット専用のプリペイドカードです。日本ではライフカードが発行しています。Vプリカを予め購入しておくと、その残高の分だけ、クレジットカードと同じようにVisa加盟店で買い物ができる、という仕組みになっています。
VプリカにはVISAクレジットカードにはないメリットがある
「だったらVisaクレジットカードを使えば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、VプリカにはVisaクレジットカードにはない様々なメリットがあります。それをわかりやすく表にしてみました。
Vプリカ | Visasクレジットカード | |
---|---|---|
審査 | 不要 | 必要 |
本人確認資料の送付 | 不要 | 必要 |
銀行口座の登録 | 不要 | 必要 |
対象 | 18歳以上なら誰でも | カードにより異なる |
記載する名前 | ニックネーム可 | 本名 |
利用開始までにかかる時間 | 即座 | ある |
利用限度額 | Vプリカの残高の範囲(最高10万円) | 利用限度額(最高数十~数百万円) |
年会費 | 無料 | カードによっては有料 |
ポイント | つかない | つく |
有効期限 | 1年間 | 5年間 |
物理的なカード | なし(一部例外あり) | あり |
契約時(購入時)手数料 | かかる(無料にする方法あり) | かからない |
契約(購入)する方法 | コンビニorVプリカ公式サイト | クレジットカード会社 |
Vプリカのメリットとは?
審査も本人確認書類も不要で面倒な手続きなし
Vプリカの最大のメリットは、審査や本人確認書類の確保・送付といった面倒な手続きが一切ないことです。コンビニもしくはVプリカ公式サイトから申し込むだけで、簡単に使えるようになります。
審査に落ちる心配ももちろんありません。過去に債務整理などをしている場合でも問題なく使えます。VISA加盟店で使えるプリペイドカードです。
匿名性が高く安全!限度額もハッキリしてるので低リスク!
Vプリカはニックネームで登録できるため、プライバシーを効率的に保護できます。海外のサイトや安全性が確認できないマイナーなサイトではクレジットカードの登録を躊躇してしまうことがままあるかと思いますが、Vプリカならばそうしたサイトも積極的に利用できるようになります。
近年はクレジットカードの不正による被害が拡大しています(被害額は2016年で142億円、2017年で236億円)。
クレジットカードの不正利用を防げる
私もある日突然クレジットカードを発行している地方銀行から「あなたのカードが不正利用されている疑いがあります」という旨の連絡が来て肝を冷やした経験があります(最終的に全額保証されたので、金銭的な不利益は被らずに済みましたが……)。
怪しいサイトを使った記憶はないのですが、どこからか番号が漏れていたようです。使い切りのプリペイドカードであるVプリカならそんな心配もなくなります。
ネット上のプリペイドカードなので安全
また、Vプリカには物理的なカードがないので、カードを落として他者に使われてしまうリスクもありません。カードに関する情報(残高、カード番号など)は強固なセキュリティのVプリカ公式サイト上で全て確認できます。なお、物理的なカードはありませんが、同サイト上では仮想カードが表示されます。発行時にデザインを選べます。
年会費無料!発行手数料も0円にできる
クレジットカードの中には年会費が有料のものも少なくありませんが、Vプリカは年会費無料です。ただし、発行時に手数料がかかります(後述)。
おすすめはクレジットカードのポイントを利用してVプリカギフトを手に入れること。発行手数料も不要ですし、キャンペーン期間は現金よりもさらにお得に手に入ります。
最大10枚・10万円分まで発行可能
Vプリカは1人(1アカウント)で最大10枚、10万円分まで発行可能です。券種は下は500円から上は3万円まで様々で、同一アカウントに登録されている複数のカードを合算することも可能です。残高合算の上限額は10万円で、合算するとカード情報(カード番号、有効期限など)が新しくなります。
なお取得制限枚数がないVプリカギフトもあります。これはアカウント登録が必須で、そちらにチャージしていくVプリカとは別物です。詳しい違いは下記をどうぞ。
Vプリカの購入と利用でおすすめのクレジットカード
社会人向けは年会費無料!誕生月ポイント3倍
最強学生カード!海外利用分5%キャッシュバック
VプリカとVISAデビットカード、VISAプリペイドカードとの違い
VISAデビットカードは銀行引き落としで支払う決済カード
デビットカードは先に書いた通り「銀行口座と連動している」カードです。たとえば「1万円」の買い物をしたら、リアルタイムで銀行口座から「1万円抜かれる」ということです。
口座にある分のお金を全部使ったら、デビットカードも使えなくなるのがネットに残高が存在するVプリカとの違いです。
デビットカードのメリットは以下の点にあります。
- クレジットカードと違い「借金」ではない
- だから「使いすぎる」リスクがないし、
- 利息・手数料もかからない
要は「借金」をしたいわけではなく、「お店で、カード一枚で買い物したい」という人のためのサービスです。
借金でない以上、発行するカード会社や銀行にとってもリスクがありませんので、デビットカードであれば、高校生でも発行できる事が多いです。
VISAプリペイドカードはSuicaのようにチャージして使う決済カード
VISAプリペイドカードは、電子マネーSuicaと同じようにチャージして使います。Suicaとは使える場所が最も大きな違いで、クレジットカードのVISAブランドに対応しているところであればどこでも使えます。
また、チャージは基本的にクレジットカードで行います。
Vプリカとは名前がよく似ていますが、残高を口座からチャージするのがVISAプリペイドカードで、残高をコンビニなどで購入するのがVプリカです。
Vプリカの具体的な買い方とは?
Vプリカは前述の通り、コンビニもしくはVプリカ公式サイトから購入できます。しかしそれ以上にライフカードのポイントとの交換がおすすめ!それぞれの購入方法を解説いたします。
ライフカードのポイントと交換する場合
ライフカードは誕生月ポイント3倍のクレジットカード!入会キャンペーンが手厚いことでも有名です。Vプリカを発行している会社であることから、Vプリカ関連のメリットが多く、Vプリカを利用する以上、絶対に外せないクレジットカードです。
特におすすめなのが、誕生月にライフカードを利用してVプリカを購入すること。ライフカードはVプリカの購入でもポイント3倍になるので、このポイントをVプリカギフトカードとお得に交換できます。これでVプリカが実質還元率1.5%のプリペイドカードになります
このポイントは時々あるキャンペーン期間中、Vプリカギフト(カードタイプ)5,000円分にお得なレートで交換できます。還元率は最大1.63%になります。オンラインゲームやネット通販でVプリカを利用する人は、このポイントとの交換を利用しない手はありません。
Vプリカ公式サイトで購入する場合
Vプリカ公式サイトでは以下の券種を扱っています。
500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円、2万円、3万円
まず、Vプリカ公式サイト(URL:http://vpc.lifecard.co.jp/index.html)に登録します。リンク先の「アカウント開設(無料)」をクリックし、登録を進めましょう。登録にはメールアドレスが必要ですので、予め用意しておきましょう。
登録が済んだらMyページにログインし、Vプリカ購入→支払いを行います。ここではSMS認証/電話認証を行う必要があります。
SMS認証/電話認証とは、セキュリティを強化するための措置の1つです。登録時に携帯電話番号を登録している場合は2つの中から選べますが、固定電話の場合は電話認証しか選べません。
SMS認証とは、携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)機能を用いた認証です。SMSは携帯電話同士で短いメッセージを送る機能です。
メールアドレスを使わず、なおかつ送信する文章が短い場合に使います。SMS認証を選択するとその携帯電話あてに認証番号がショートメッセージで送信されてきますので、それを入力すればOKです。
電話認証とは、使っている電話から特定の電話番号に掛けることによって、本人であることを確認するサービスです。電話認証を選択後、その電話で電話認証サービス専用の電話番号(0570-099-888)を賭けます。しばらくすると「認証が完了しました。お電話ありがとうございます。」というメッセージが流れて電話が切れます。これで完了です。
コンビニで購入する場合
Vプリカは以下のコンビニで購入できます。
コンビニ名 | 券種 |
---|---|
セブンイレブン(マルチコピー機) | 2000円、3000円、5000円、7000円、1万円 |
ファミリーマート(Famiポート) | 2000円、3000円、5000円、7000円、1万円 |
ローソン(Loppi) | 2000円、3000円、5000円、7000円、1万円 |
サークルK(Kステーション) | 2000円、3000円、5000円、7000円、1万円 |
ミニストップ(Loppi) | 2000円、3000円、5000円、7000円、1万円 |
デイリーヤマザキ(サンプルカード) | 3000円、5000円、7000円 |
セイコーマート(サンプルカード) | 3000円、5000円 |
このうち、デイリーヤマザキとセイコーマート以外は店頭に設置されている端末で券種を選択し、発行された申込券をレジまで持っていって支払い、発行コードを受け取り、それをVプリカ公式サイト上で入力するという流れになっています。
デイリーヤマザキとセイコーマートの場合は、店頭に設置されているVプリカのサンプルカードをレジで提示し、購入金額を伝えるという流れになっています(それ以降の流れは同じです)。
端末はどれも直感的な操作が可能になっており、店頭で迷うことはあまりないかと思います。わからない場合は以下のリンクの操作方法を確認するか、若しくは店頭で店員に尋ねると良いでしょう。
各コンビニの端末の使い方:http://vpc.lifecard.co.jp/buy/index.html
Vプリカの使い方とは?
①VプリカホームページでMyページへログイン
インターネット上で「Visa」のマークがあれば、Vプリカをご利用できます。Vプリカのサイトへアクセスし、Myページにログインしましょう。
②Vプリカのカード情報を入力する
Vプリカサイトへログインしたら、購入したVプリカカードのカード情報を入力しましょう。カード情報とは氏名(ニックネーム可)、カード番号、セキュリティコード、有効期限のことです。
登録が完了すれば、その残高の分だけVisa決済可能なネットショップで買い物ができるようになります。
③VISA加盟店でクレジットカード支払いを選択して利用
あとは各ショッピングサイトで支払い方法に「VISAクレジットカード」を選択し、先ほど登録したカード情報を再度入力すればOKです。
さらに詳しく使い方を知りたい方は、下記で詳しく解説しています。
Vプリカのデメリットとは?
上記の通り様々なメリットがあるVプリカですが、一方でデメリットも存在します。
Vプリカは有効期限が短い
Vプリカの有効期限は、発行日から1年です。正確に言えば、発行日から1年後の月末です(例えば2018年11月7日に発行した場合、有効期限は2019年11月30日)。クレジットカードの有効期限が5年で、しかも自動的に更新されるのと比べると、期限の面では不利になっています。
買ったカードは早めに使う必要があります。というよりも、ネット上で何かを買う目的でVプリカを購入する、というのが正しい使い方と言えるでしょう。
Vプリカの有効期限を延ばす方法は2種類!合算かAmazonギフト券への移行
ちなみにVプリカの有効期限はカードを合算すれば伸ばすことが出来ます。なお未使用期限が3ヶ月を超えた場合、休眠カード維持費として残高から毎月25日に125円が引かれてしまいます。こうした点から見ても、早めの利用は必須です。
もしも有効期限内にVプリカを利用できなければ、Amazonギフト券に交換してしまいましょう。Amazonギフト券チャージタイプであれば、1円単位で移行ができます。もれなく使えるので、あまったVプリカがあれば、すべてAmazonギフト券に替えてしまうのがおすすめです。これで有効期限は10年に伸びます。
Vプリカは購入時に手数料がかかる(無料にする方法あり)
Vプリカは購入時に手数料がかかります。手数料は以下のとおりです。
購入場所 | 費用 |
---|---|
コンビニ | 200円~390円 |
Vプリカ公式サイト | 200円 |
購入時に手数料がかかるなんて損だ、と思われるかもしれませんが、実はこれを実質無料にする方法があります。Vプリカをライフカードで購入するだけで発行手数料が実質無料になります。ライフカードは業界最高水準のポイント還元率を誇る年会費無料のクレジットカードです。
ライフカードはVプリカの発行会社のクレジットカード。そのためライフカードでVプリカを買う場合、必ず200円引きで買えます。Vプリカ公式サイトでの手数料は200円なので、実質的な手数料は0円になる、という仕組みです。
Vプリカはポイントがつかない
Vプリカはクレジットカードではないため、いくら使ってもポイントは付きません。直接ポイントを貯めたい場合はVISAのクレジットカードを使いましょう。
ただしクレジットカードでVプリカを購入することでクレジットカードのポイントを貯めることはできます。Suicaなどと同じです。
ライフカードユーザーはVプリカの購入でもポイントが貯まる
ライフカードでVプリカを購入した場合にはライフサンクスポイントが付与されます。他のショッピング利用時と同じ扱いとなります。
誕生月はポイント3倍になりますから、誕生月にVプリカを大量に購入しておいて、さらにVプリカをAmazonギフト券に交換するなどの裏技も活用度は高いです。
VプリカとVisaクレジットカードの使い分け方とは?
「Vプリカのメリットとデメリットはよくわかったけれど、具体的にどのような場面で使えるのかわからない……」そんな心配は一切無用です。私が両者の使い所を簡単に解説いたします。
Vプリカの使用が推奨されるシーン
- 信頼性が低いサイトを使う場合
- 海外のサイトを使う場合
- 高額の買い物をしない場合
Vプリカは安全性・匿名性の高い支払手段ですので、信頼性が低いサイトや、信頼性を図りづらい海外のサイトなどでの使用に向いています。
安全なのか危険なのか図りかねる場合は、とりあえずVプリカ、という認識で間違いないかと思います。ただし、その場合でも登録したカードを長期間使わずにいるとリスクが上がるので、登録したVプリカはすぐに使い切ってしまう(使う直前まで登録しない)のが良いでしょう。
Visaクレジットカードの使用が推奨されるシーン
- 信頼性の十分に高いサイトを使う場合
- 高額の買い物をする場合
Visaクレジットカードはポイントを貯められるため、安心して使用できる信頼性の高いサイトでの使用に向いています。安全性が十分に確保されているのならば、ポイントが貰えるVisaクレジットカードのほうがお得です。
また、VisaクレジットカードはVプリカと比べて残高上限が高めに設定されていますので(カードによって具体的な金額は異なります)、比較的高額な家電などを買う場合にも向いています。
Vプリカ(VISAプリペイドカード)のまとめ
Vプリカはネット通販やオンラインゲームで使えるプリペイドカード!手軽に買える!使える!
今回の記事をおさらいしましょう。
- VプリカはWeb上のVisa加盟店で使えるクレジットカード
- 審査なし、本人確認書類不要ですぐに使える
- 匿名性が高いので信頼性の低いサイト、海外のサイトでの利用にも最適
- 購入手数料がかかる、ポイントが貯まらないなどの欠点もある
- コンビニやVプリカ公式サイトで簡単に買える
Vプリカは安全性に優れた支払手段であり、信頼性の低いサイトを使いたい際には重宝します。「気になるサイトがあるけれど、聞いたことがないところだから不安……」という心配は、Vプリカで解決してしまいましょう。
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