マスターカード(MasterCard)は不便な時も|持つメリットや使えない店、注意点
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クレジットカードの5大国際ブランドの一つ・マスターカードは、世界各国に加盟店があり便利に利用できます。
決済システムの提供以外にも独自のサービスを提供しています。マスターカードを持つメリットについて詳しく紹介します。
マスターカード(MasterCard)とは?
5大国際ブランドのひとつ
マスターカードはクレジットカードの5大国際ブランドの一つです。日本国内だけでなく、海外でもクレジットカードを活用したいと考えている方におすすめです。特にヨーロッパ圏で利用しやすいと言われていますが、基本的にはどの国でも利用可能です。
海外に旅行や留学、就労などの予定がある方は海外でも安心して使えるクレジットカードを用意した方が良いと言われていますが、マスターカードは利用できる加盟店が多いので特におすすめです。
クレジットカードの【国際ブランド】とは?
マスターカードに代表される国際ブランドとは、世界のどの国でもクレジットカードを利用してお買い物ができるように決済システムを提供している会社のことをさします。
海外で買い物をする場合、あまり多額の現金を持ち歩きたくないとか、両替をするのが面倒に感じる方も多いはずです。
国際ブランドのクレジットカードがあると、多額の現金を持ち歩くこともなく、必要最低限の現地通貨を持っているだけでスマートにお買い物を楽しめます。
マスターカードはVISAに次ぐ世界《第2位》のクレジットカードの国際ブランド
クレジットカードの7大国際ブランドとは、
- VISA
- マスターカード
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- ディスカバー
- 銀聯カード
になります。
このうち、会員数が最も多い国際ブランドはVISAです。世界各国に加盟店が存在しており、日本でもクレジットカード払いに対応しているお店のほとんどで利用できます。
マスターカードはVISAに次いで世界第2位の国際ブランドです。以前は加盟店がヨーロッパ圏ばかりで、その他の国では加盟店が少ないため利用しにくいと言われていましたが、現在では世界中に加盟店が増えた(正確には公表されていませんが世界で数千万箇所と言われています)ことで利便性が向上しています。
マスターカードとVISAは7大国際ブランドの中でも絶大な人気を誇っており、世界各国で発行されている枚数もかなり多いのが特徴です。日本で発行されているクレジットカードも、マスターカードとVISAの両方と提携しているケースが多いです。
マスターカードの不便な点や注意点
決済可能な店舗数はVISAに劣る
5大国際ブランドのカード会員数が最も多いVISAと、その次に多いマスターカードを比較すると、使い勝手はほとんど変わらないと言われています。
しかし、以前はマスターカードの加盟店はヨーロッパ圏がほとんどで、その他は使えない国が多かった時代もありました。現在はマスターカードの加盟店が増えたことでVISAと同じくらい使い勝手の良さが向上したとされています。
しかし、世界中に目を向けてみると、やはり決済可能なお店はVISAが有利だという声が多いようです。いざという時に頼りになるのはマスターカードよりもVISAだと考える方も多いです。
ちなみに日本ではVISAとマスターカードの加盟店は若干VISAの方が多いものの、ほぼ同数なので問題なく使えるお店がほとんどです。
マスターカードにはプロパーカードがない
マスターカードブランドのクレジットカードは、あくまでも提携先の会社から発行されており、自社から発行されるものではありません。5大国際ブランドの中ではマスターカードとVISAだけが自社でクレジットカードを発行していません。
JCBとアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブは自社からもクレジットカードを発行しています。国際ブランドが発行しているクレジットカードを「プロパーカード」といいます。
マスターカードやVISAのように他社と提携し、提携先から発行される提携カードと、提携先だけでなく自社からも発行するプロパーカードの大きな違いはステータス性です。一般的に提携カードよりもプロパーカードの審査が厳しいとされており、誰でもそう簡単に所有できないという敷居の高さに魅力を感じる方も多いです。
クレジットカードを持つならステータス性の高いプロパーカードを選びたいという方にとっては、提携カードしか存在していないマスターカードの選択肢は消えてしまいます。
ただし、高ステータスを重視するのであれば、マスターカードのプラチナカードやブラックカードという選択肢もあることを覚えておきましょう。
マスターカードの不便さを解消する方法
VISAとの2枚持ちにする
クレジットカードの様々なサービスを有効活用するという意味でも、1枚だけでなく複数所有しておくと便利です。充実したサービスを提供しているのはプロパーカードよりも提携カードなので、マスターカードブランドのカードを発行している会社の中から自分に合ったサービスや特典を用意しているものを選ぶのがおすすめです。
マスターカード以外にクレジットカードを選ぶなら、カードを利用できる加盟店が多くてクレジットカードの種類が豊富なVISAをおすすめします。最低でもVISAとマスターカードのクレジットカードを持っていれば、日本だけでなく海外でも利用できない場所は無いと考えても良いでしょう。
特にヨーロッパへ渡航予定がある方はマスターカードを優先的に選んでおくと便利です。ヨーロッパだけでなく、その他の国に渡航する予定もある方は、マスターカードとVISAの2枚持ちがおすすめです。
マスターカードなら使えるけどVISAは使えなくて困った、またはその逆のケースを防げるのが異なる国際ブランドのクレジットカードを持つ利点です。
三井住友カードならVISAとマスターカードの同時発行が可能
マスターカードとVISAのクレジットカードを1枚ずつ作る場合に便利なのが、三井住友カードです。三井住友カードでは国際ブランドの中でも利用しやすいマスターカードとVISAを2枚同時発行できるデュアル発行サービスを提供しています。
デュアル発行サービスのメリットはクレジットカードの年会費が割引になることです。異なる国際ブランドのクレジットカードを別々に作った場合、それぞれ正規の年会費を支払う必要があります。しかし、三井住友カードでデュアル発行した場合は、年会費が割引されるのでかなりお得です。
また、クレジットカードの申込時には必ず個人信用情報を基に審査を行いますが、デュアル発行で申し込んだ場合には速やかに審査が行われるため発行までの流れがスムーズになります。
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年会費 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%~5% |
発行日数 | 最短即日※即時発行ができない場合があります。 |
マスターカードを不便と感じる人におすすめのクレジットカード
国内ならトップレベルの利便性のJCB CARD W
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還元率 | 1.0%~5.5% ※最大還元率はJCB PREMO (or nanacoポイント)に交換した場合 |
発行日数 | 約1週間でお届け |
JCB CARD Wは39歳以下しか持てませんが、代わりに以下のようなメリットがあります。
- 年会費が無料
- 1.0%高還元率
- 最高で還元率6倍になる
- 国内ならマスターカードより便利なJCBのカード
発行可能な年齢であれば、発行してもまず損はしないカードです。
国際ブランドの「JCB」は海外で利用する際はマスターカードよりも不便ですが、日本発の国際ブランドなので国内利用であればマスターカードよりも確実に便利です。
還元率が高く、特にネットショッピング(amazonなど)だと驚異的な還元率6%になるので、マスターカードが不便と感じる、不便なのが嫌だという方はとりあえず登録しってみると良いでしょう。
利便性の高いVISAやJCB、アメリカン・エキスプレスも選べる楽天カード
楽天カードは国内で名前を知らない人の方が少ない、楽天関連のショップでお得になるクレジットカードです。
しかし実は「年会費無料で還元率1%」「楽天市場に限らず日常のショッピングでもお得」「国内で便利なVISAとJCBどちらでも発行可能」など、豊富なメリットがあります。
そのため、クレジットカードのアンケートにおいても12年連続で顧客満足度NO.1の座を獲得しています。
学生や主婦でも審査に通りやすいという発行のしやすさでも優秀ですので、まだ発行していない方はこの機会に発行をしても絶対に損はしません。
PayPay利用者には必須!Yahoo!ショッピングでも活躍する年会費無料のPayPayカード
『PayPayカード』も、上記2枚のクレジットカードと同様に「年会費無料」で「還元率1%」という非常に優秀なカードとなっています。
マスターカードだけでなく加盟店が世界一位のVISA、日本国内に強いJCBにも対応しているので、マスターカードを不便に感じている方にもおすすめです。
PayPay加盟店ではクレカのPayPayポイントとPayPayポイントを二重取りできるのも便利です。加盟店は全国にあるので、使える局面も多いでしょう。
2025年1月には「PayPay」を利用したお支払いの際に、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済ができなくなるというアナウンスも出ています。
PayPayユーザーであれば早めに手に入れておいても良いでしょう。
マスターカードのクレジットカードを持つメリット
ここまでマスターカードの不便な点を紹介してきましたが、もちろん世界2位の国際ブランドなだけあって持つメリットもあります。
以下にマスターカードならではのメリットを紹介していきます。
ヨーロッパの買い物に強い
以前からマスターカードは、国際ブランドの中でも特にヨーロッパ圏で強いと言われていました。その理由はマスターカードが歩んできた歴史にあります。
マスターカードが設立されたのは1968年のことで、当時のアメリカでカードの発行をしていた銀行などがインターバンク・カード・アソシエーションを作りました。その後、マスターチャージなどと会社名を何度か変更して現在のマスターカード・ワールドワイドになっています。
会社が設立されてから2年後には当時既にヨーロッパ圏で多くのカード会員が存在していたユーロカードと提携し、2002年には統合されています。このユーロカードと提携したのがきっかけになり、マスターカードはヨーロッパ圏で使いやすいカードと認識されるようになりました。
現在では世界ナンバーワンのシェアを誇るVISAとほとんど変わらないほど加盟店が増えたと言われていますが、ヨーロッパ圏ではマスターカードしか利用できないお店が多いことを覚えておく必要があります。
クレジットカードをヨーロッパで使いたい場合にはマスターカードを持っていた方が安心だと言えます。
海外キャッシングで使える独自のATM網がある
海外でどうしても現金が必要になった場合には、クレジットカードのキャッシング機能を活用すると便利です。海外でも日本と同じようにATMを操作するとキャッシングを利用できますが、海外では日本とは異なる国際規格が採用されているので注意が必要です。
海外のATMをよく見ると「CIRRUS」または「PLUS」というマークが記載されているはずです。これが海外で採用されているATMの国際規格で、マスターカード独自のネットワークとして採用されているのが「CIRRUS」です。
「CIRRUS」と「PLUS」の違い
CIRRUS | PLUS | |
---|---|---|
利用できるカード | マスターカード Maestro ダイナースクラブ JCB |
VISA |
ATM設置国、台数 | 93カ国以上、100万ヶ所以上 | 170カ国以上、100万ヶ所以上 |
日本で利用できるATM | セブン銀行 ゆうちょ銀行 新生銀行(一部) など |
セブン銀行 ゆうちょ銀行 イオン銀行 など |
海外でも「CIRRUS」と「PLUS」のどちらかしか利用できないATMもあれば、両方問題なく利用できるATMも存在しています。
また、国の事情により回線状態があまり良くなければ利用できない場合もあります。事前に問題なく利用できるのか、ATMが設置されている場所はどこなのかを確認しておくことをおすすめします。
提携カードに豊富なラインナップがある
マスターカードと提携してクレジットカードを発行している会社は日本国内にもたくさん存在しています。マスターカードのブランドを掲げているならどのカードを選んでも同じというわけではありません。
発行会社によって提供されるサービス内容やサポート体制などが違います。そのため目的やライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶことが大切なのです。
マスターカードの場合は提携カードが豊富なので、自分に合った一枚を選びやすいというメリットがあります。
現在、直接マスターカードのライセンス供与を受けているのは28社存在しています。この他にライセンス供与を受けている会社と提携して加盟店を開放することでライセンス供与を受けてカードを発行している場合もあります。
マスターカード提携カードの例
独自キャンペーンやタイアップに積極的!
マスターカードではプライスレスな体験を実現できるよう、独自のキャンペーンやタイアップ企画を積極的に行っています。「プライスレス・シティ」は、世界各国でマスターカード会員だけが特別に利用できる特典プログラムを多数用意しています。
例えば一般の人はなかなかお目にかかれない舞台裏の見学、人気が高くて入手困難なイベントチケットの確保など、まさにプライスレスな特典が盛りだくさんです。
各都市で提供される特典は随時更新されていますので、マスターカードのプライスレス・シティをこまめにチェックすることをおすすめします。
「プライスレス・シティ」の一例
日本でもマスターカードの特典サービス「プライスレス・シティ」が提供されています。以前はTOHOシネマズ新宿限定で、毎週木曜日にマスターカードで映画鑑賞料金をお支払すると通常よりも割安な価格で購入できる「モク割」を提供していました。(現在ではこの特典は終了しています)
特典内容は随時変更されていますが、人気レストランの優先予約や割引特典、博物館の鑑賞券割引など、食べる・探す・買うなどをテーマにした優待特典を日本国内でも利用できます。
MasterCardはブラックカードが申し込める!
クレジットカードにステータス性を求めている方は、ゴールドカードやプラチナカードよりも上クラスのブラックカードを希望しています。しかし、ブラックカードでは誰でも簡単に発行されません。
基本的にはごく一部の限られた方だけに発行されるのが特徴です。例えばVISAのブラックカード「Visa Infiniteカード」は、カードを発行している会社から招待されなければ申し込みすらできません。
そのためVISAのブラックカードは日本国内でもあまり発行されていないと言われています。
なかなか手が届かないところがブラックカードの大きな魅力ですが、マスターカードはブラックカードでも申し込み可能です。ステータス性の高いブラックカードを持ちたいと希望しているなら、比較的手が届きやすいマスターカードがおすすめです。
ユーザー評価の高いおすすめのマスターカード3選
三井住友プラチナマスターカード!VISAと2枚持ち
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年会費 | 初年度:55,000円(税込) 2年目以降:55,000円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5%~ |
発行日数 | 約1週間 |
マスターカードのブラックカード!申込で持てる
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