クレジットカード更新に審査はあるの?乗り切るコツや基準をご紹介!
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クレジットカードを発行できても、数年後にひかえる「更新」があることをついつい忘れてしまいがちです。せっかく手に入れたお気に入りカードを継続して持つには、更新の審査を乗り切る必要がありますよね。
今回はクレジットカード更新の審査を乗り切るコツを伝授いたしますので、ぜひ大切なカードを守りましょう。
クレジットカードの更新に審査はあるの?
まず、この記事を読んでいる方が知りたいのは「そもそも更新時に審査があるか」だと思いますが、結論から言うと審査はきちんと行われます。
もっと言うと、クレジットカードの有効期限というのは、一度その期限に達した時に顧客の再審査を行い、クレジットカードを継続して発行しても問題ないかを調べるという意味合いもあります。
そして、一度発行してもらっていたから審査が甘いだろうと油断していると、意外な理由で審査から落とされてしまうということも考えられるのです。
カード更新時にも必ず継続のための審査があります
そのためたとえ更新時の審査であっても、不安に思うのであればきちんと対策を練る方が賢明です。
ただし、真面目に利用し、返済しており、発行時と身の回りの事情が変わらない場合には特に問題なく「自動更新」されますので、あまり気にする必要はありません。
とはいっても、やはり不安に思う方もいると思いますので、審査がどんな観点で行われるのか、更新を乗り切るにはどうしたらいいかなどを順に説明していきますね。
クレジットカードはどんな項目を確認して「審査」を行うのか
クレジットカードの更新時に最も重視されるのは、「この相手にクレジットカードを発行しても問題ないか」という事です。
基本的には、クレジットカード会社は次の4つの項目について確認し、更新するかどうかを決めています。
- 1.クレジットカードをきちんと使っているか
- 2.信用情報に傷がついていないか
- 3.支払いは安定して行なっているか
- 4.与信枠が足りない
1.クレジットカードをきちんと使っているか
クレジットカードを利用しているかどうかは、特に「年会費永年無料」のクレジットカードで重要視されるポイントです。
クレジットカードを利用しないということは、クレジットカード会社へと手数料が入らない、つまり全く儲からないということです。
年会費永年無料のカードは、年会費がない分、手数料を収入源とするほかありませんので、クレジットカードを利用してくれない顧客をかかえていると、逆に管理費用だけがかかってしまう状況になります。
逆に、管理費として年会費を多く徴収しているクレジットカードについては年会費無料のクレジットカードよりはこの項目を重視しないとも言えますが、やはり全く利用しないのはうまみが少ない顧客ですので、更新を拒否されてしまう可能性はゼロではありません。
2.信用情報に傷がついていないか
クレジットカードの発行時に「信用情報機関」と呼ばれる機関に記録してあるクレジットヒストリーをチェックされますが、更新時も同じように確認されます。
ここで、発行時にはなかった異動履歴(いわゆる金融事故の情報)があると、まず更新は見送られてしまうでしょう。
金融事故について知らない方のために解説しますが、ここでいう金融事故とは「延滞・支払い遅延」や「自己破産」などを指します。
いずれも借金している分の支払いがきちんと行えていない証拠になってしまいますので、たとえ更新の対象になっているクレジットカードを真面目に返済の滞りなく使っていても、更新されません。
更新予定のクレジットカードを真面目に利用していても切られてしまうのを疑問に思うかもしれませんが、クレジットカード会社からすれば、金融事故を起こしている顧客は、リスクを考えると、今後自社への支払いも滞る可能性があると判断せざるを得ません。
3.支払いは安定して行なっているか
最も大切な項目の一つに、更新予定のクレジットカードの支払いを安定して行えているか、というものがあります。
毎月クレジットカードを使っている顧客でも、支払いが時々遅れることがある場合には、リスクと判断され更新されないこともあります。
クレジットカードは基本的に翌月払いなのであまり感じないかもしれませんが、立派な「借金」ですので、ただの引き落とし口座への入金忘れであったとしても、クレジットカード会社からすればただの「延滞」です。
特に、長期の海外渡航などを予定している場合には、延滞していても気がつかずに時間が経ってしまうこともあります。
たった1回でも延滞すれば信用に傷がついてしまいますので、更新時に審査落ちしてしまう原因になります。
4.与信枠が足りないか
与信枠とは、「この人にどの金額までならお金を貸しても信用できるか」という枠のことを指します。
与信枠の判断はクレジットカード会社によって金額が異なりますが、更新時に「与信枠が足りない」と判断されると、更新できないことがあります。
発行された当初は与信枠が足りていたのに、更新時に与信枠が足りなくなる原因として意外にあるのが、更新前に「新規カード」を発行してしまうことです。
与信枠を減らされたり、逆に増えたりすることもあります
発行時に無かったクレジットカードが追加されれば、追加されたカードの分だけ与信枠は圧迫されてしまいます。
例えば、発行時に与信枠が200万円と設定されていたとして、新規カードが加わったことで、更新すると合計の利用限度額が200万円を超えてしまう場合には、「与信枠が足りない」と判断されることになります。
長年しっかり使い込んでいるクレジットカードであれば、与信枠が大きくなっている可能性もありますので一概に新規カードの発行で審査落ちするとは言えませんが、更新できない原因の一つとして覚えておいてください。
もちろん、クレジットカード会社によっては他の項目を重視しているところもあるとは思いますが、基本はこれら4つの項目についてチェックされているという認識でいたほうがいいでしょう。
クレジットカードの更新審査に落ちないコツ
クレジットカードの更新時に、どんな内容で審査しているかを解説いたしましたが、おさらいの意味も含めて「更新時の審査に落ちないコツ」を3つ、お伝えしますね。
- 不要なカードは解約しておく
- 延滞を起こさないよう気をつける
- こまめにクレジットカードを利用する
1.不要なカードは解約しておく
クレジットカードには与信枠というものがあることを解説いたしましたが、与信枠が足りないという事態を防ぐために有効なのが「不要なクレジットカードの解約」です。
使っていないクレジットカードを解約すれば、その分与信枠には余裕ができます。使ってもいないクレジットカードの利用限度額に圧迫され、本命カードの更新を拒否されてしまうのはとてももったいないことですので、残したいクレジットカードの更新時期が近づいて来る前に、できるだけ早く解約しておきましょう。
2.延滞などの金融事故を起こさないよう気をつける
延滞などの金融事故を起こしてしまうと、クレジットカードの更新はできなくなってしまいます。
金融事故はふつうに利用し、滞りなくお金を返していれば起こることではありませんが、注意したいのが「長期間口座の情報を確認できない環境に行くとき」です。
今時の金融機関はある程度の規模であればインターネットバンキングを利用できるところが増えていますので、インターネット上で世界どこからでも口座の状況が確認できます。
しかし、何らかの理由で長期管理できないのに、引き落とし口座に十分お金を準備しておかなくては、当然引き落としができずに、立派な「長期延滞」になります。
引き落とし口座はこまめに確認し、うっかり忘れてしまうことのないように注意しましょう。
3.こまめにクレジットカードを利用する
クレジットカードを利用していなければ、クレジットカード会社にとっては管理費ばかりがかさんでしまう顧客になってしまい、更新時の審査で落とされる要因になります。
これを回避するのはとても簡単で、要するにコンビニなどで、少額でもこまめに利用すれば良いのです。
クレジットカードは利用金額に応じてポイントが貯まるシステムを採用している会社も多くありますので、現金で支払うよりも結果的にお得と言えますので、残したいクレジットカードがある場合には、意識して利用するようにしてみてください。
クレジットカードを真面目に利用して更新に備えよう
クレジットカードは基本的に金融事故を起こさず、真面目に使い続けて入れば更新を拒否することはあまりありません。
ただし、対策を全くせずに更新時期を迎えてしまい、ちょっとした原因で落とされてしまうことがあることもゼロではありません。
今回ご紹介したクレジットカードの更新時の審査落ちの原因となってしまう行動に気をつけ、不安が残るようでしたらしっかりと対策をして更新時期を迎えるようにしましょう。
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